ビーチ・自然

今がシーズン!色鮮やかなハワイの植物

ホノルル空港を降り立ったときに感じるあのふわっと柔らかいお花の香り。ハワイに来たー!と気分を一気に上げてくれる魔法のような瞬間を味わうと、誰もがハワイを忘れられなくなると言います。

一年を通して常夏のイメージのハワイですが実はちゃんと四季もあり、大きく分けて乾期5月~10月、雨期が11月~4月頃。今この時期は一年で最も暑くなりお花が満開になる時です。色鮮やかな風景を約束してくれるシーズンの到来!咲き誇るハワイのお花に包まれた夏を体感してみてはいかがでしょうか?

ハイビスカス

ハイビスカス

バードオブパラダイス

バードオブパラダイス

ハワイを連想させる代表的なお花と言っても過言ではないプルメリアや、ハワイの州花にもなっているトロピカルムード溢れるハイビスカス(州花は黄色)、鳥のくちばしや冠を連想させるバードオブパラダイスなどワイキキを歩くとたくさんの可愛いお花に出会えます。

虹のように美しい色味のレインボーシャワーツリー

虹のように美しい色味のレインボーシャワーツリー

そしてこの時期ひそかに待ちわびているのは「シャワーツリー」という木に咲く小さなお花。風が吹くと花びらがヒラヒラと空中を舞ってシャワーの様に見えることからこう呼ばれ、その美しさに思わず足を止めて何度もシャッターきってしまうほど!ただ眺めているだけでも私達を幸せな気分にしてくれます。

ハワイの植物を見つけられるのは道端だけではありません。ふと見上げた先に不思議な形の実がぶら下がっていいることもしばしば。よく耳にする驚異的な栄養素を持つノニ、ビタミンCたっぷりのグアバなどもホテルのエントランスや公園の中でも見つけられます!

この実の名前はなんだろう?

ウル

ウル

ハワイアンキルトのモチーフとして代表的なウル(パンノキ)。裕福の象徴でもあるこの実、初めて作るキルトでこのモチーフを選べば、食べ物に困らない人生を送れるという伝承があります。

ククイ

ククイ

白く小さな花をつけるククイはハワイの州の木に指定されています。木の実はククイナッツと言われ、種子に天然のオイルを含んでいます。お店で売られているメイドインハワイのククイナッツオイル、実はこんなに身近にあるのです。

ハラ

ハラ

パンダナスの木。実の部分はレイや絵筆として使い、枯れた葉っぱは乾燥させて編んでいく「ラウハラ」という伝統織物が有名です。バッグや帽子、ブレスレットなどに変身するラウハラはハワイらしいお土産としても大人気。丈夫で飽きのこない色と素材です。

南国らしいダイナミックな植物に出会えるチャンスはハイキングにあり

オアフ島には数えきれないほどハイキングコースがあります。海に面した絶景ポイントや緑が生い茂る道を進む山、どちらにしても本格的な自然を満喫することができます。特に山を歩けば珍しい植物を発見できるだけではなく、癒し効果抜群の小鳥達の大合唱が聞けることも!

クリオウオ

ハワイに来たら自然の中を歩いてみませんか?

ワイキキから比較的アクセスが便利なマノアフォールズトレイルは、2時間あれば初心者でも手軽にチャレンジできるコースです。その中で見つけられる植物は珍しいものばかり。さらに興味がある人は隣接するライアン植物園に行ってみると、ジャングルのような光景の中でめったに見られない熱帯植物に触れることもできます。

ヘリコニア

ヘリコニア

ジンジャー

ジンジャー

緑の中にパッと浮かび上がる鮮やかでエキゾチックな雰囲気のヘリコニアは、見る人をいつも驚かせ感動させてくれます。いくつか品種があるため色がオレンジだったり垂れ下がっていたり。花言葉が「注目」「脚光」というのには思わず納得してしまいます。

トロピカルムードたっぷりのジンジャー。お花に見えている全体は実はすべて苞(ホウ)で、間から小さな白い花を咲かせます。垂れ下がるシェルジンジャー、絞ると液体が出てきてヘアケアできるシャンプージンジャー、ハワイアンソングにも出てくる香りの良いイエロージンジャー、たいまつの形をしたトーチジンジャーなど種類も豊富。一度はどこかで見かけたことがあるかも!?

海辺では伝説のお花に出会えることも!

ナウパカ

ナウパカ

ハワイには伝説で語られる不思議なお花がたくさんあり、ナウパカという悲恋花もそのひとつ。「昔ナウパカという美しい姫と青年が恋に落ち、二人は身分の違いから海と山にそれぞれ引き裂かれてしまった」という悲しいストーリーが今でも語られています。お互いの魂が宿る山と海で、どちらも半分しか花びらを付けずに咲くナウパカ。ふたつの花びらを合わせると「ひとつの花」になる神秘的なこの姿に、「恋人達の永遠の愛の象徴」と呼ばれ親しまれています。

ハワイに来たらレイをかけよう

レイはアロハの象徴!この美しい首飾りには「おめでとう」「さようなら」「愛しています」などの意味があり、ハワイ文化に欠かすことができない素敵な習慣です。レイで使われるお花にもシーズンがあり、それを付けることでより深い香りを感じることができ、豪華にアレンジされたデザインも同時に楽しめます。

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クラウンフラワー

クラウンフラワー

プアケニケニ

プアケニケニ

クラウンフラワーはお花の中央が冠(クラウン)の形に似ていることでこう呼ばれています。ハワイ王朝最後女王のリリウオカラニが最も愛したお花で、色は優しいホワイトとパープルの2種類。日持ちもよく小さいながら存在感もたっぷりなので贈り物にも最適です。

プアケニケニとは、プアは花、ケニケニはペニー(アメリカ通貨の10セント)、つまり「10セントの花」という意味。大昔プアケニケニが10セントで売られていたことでこう名付けられました。甘い香りを放ちまさに天然のアロマが漂う人気のお花です。

滞在中のお部屋もハワイらしく華やかに演出してみては?

プロテア

プロテア

ヘリコニア

ヘリコニア

特にこの時期ハワイの至る所で目にするカラフルなお花。ファーマーズマーケットではフレッシュな切り花が集められ3.50ドル~販売されています。ヘリコニアやプロテアなどの存在感たっぷりのお花を飾ってみれば南国らしい雰囲気が味わえるはず。

ちょっと気にして歩いてみるとなにか必ず新しい発見のあるハワイ、違った目線で景色や植物を見てみると楽しいかもしれません。

マノアフォールズトレイル( Manoa Falls Trail)
ライアン植物園(Lyon Arboretum)
3860 Manoa Rd, Honolulu Hawaii 96822
808-988-0456
MON – FRI 8:00am-4:00pm SAT 9:00am-3:00pm
定休日:日・祝
入園料:5ドル(寄付)
https://manoa.hawaii.edu/lyonarboretum/