ハレクラニホテルからアウトリガーリーフハワイの前に広がる静かなビーチがあります。
ここは「カヴェヘヴェヘ」という名前が付いた特別な場所であることをご存じですか。
ワイキキビーチの中でも古くからハワイアンに大切にされている「カヴェヘヴェヘ」について、ご紹介しましょう。
神聖な海として大切にされてきたビーチ
「カヴェヘヴェヘ」とはハワイ語で「(病い、怪我の)除去」を意味します。
古代ハワイアンは癒しの力を求めてこの海に浸かりに来たと言われています。
海藻で作ったレイを体に付けて海に入り、そのままレイが波に乗って流れ去ると病気も治ると信じられていました。
もともとワイキキは古代より特別な癒しの場所とされてきました。「水が湧く場所」という意味を持つワイキキは豊かな湧き水による湿地帯で、入り江の地形にあることから波も穏やか。
泳ぎやすく、静かにのんびり過ごせるヒーリングスポットとして、ハワイ王朝時代は王族たちが集まる保養地でした。
その癒しの地の中でももっともパワーを持つのが、こちらのカヴェヘヴェへだったわけです。
海底から淡水が湧き出す不思議な地形
実はこの海域には、マノア渓谷から山をつたって地中に流れ込んだ雨水が、海底から湧き出している場所があります。
そのため海水と淡水が入り混じるめずらしい場所なのです。
周辺の浅瀬は珊瑚礁で覆われているのに、ちょうどカヴェヘヴェと呼ばれるこのエリアには珊瑚礁どころか藻もなく、海底がきれいな砂地になっているのもこのためであると考えられます。
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裸足で地球の大地と直接つながることでさまざまな不調の改善に効果があると言われている「アーシング」。
現代人に特に見直されている健康法です。
波打ち際を裸足で歩くだけでも、足裏から「いい気」が身体の奥深くに入ってくるようで気持ちいいものです。
次回のハワイ旅行ではゆっくり裸足で“カヴェヘヴェ”を歩いてみませんか。