昨年(2017年)の12月10日に行われた「JALホノルルマラソン2017」は、大盛況のうちに幕を下ろしました。
今回の記事では、そんなJALホノルルマラソンについて、大会概要や大会結果を掲載しつつ、当日のレポートを行います。
さらには2018年のエントリー情報までをカバーし、JALホノルルマラソン2017の過去と未来についてまとめていきます。
Contents
JALホノルルマラソン2017:大会の概要
まずはJALホノルルマラソンについて、大会の概要をご紹介します。
大会の正式名称は「JALホノルルマラソン2017」といいます。世界一の市民マラソンとも呼ばれるお祭りのようなマラソンです。
参加者数はハワイ州で行われるイベントの中でも最大。世界各国、特にアメリカ本土からと日本からの観光ランナーも多いのが特徴です。
開催日時はハワイ時間で2017年12月10日(日)。朝5時のスタートでした。なお、大会は毎年12月の第2日曜日と決まっています。
参加資格は広く、年齢が7歳以上の方であれば誰でも参加できます。ただし、20歳未満の方は保護者の署名が必要で、また、7〜14歳のが参加される場合は、レース中保護者が一緒に行動する必要があります。
参加料は申込み時期によって異なります。
上記の通りで、最も早いアーリーエントリーで20,000円。その他の期間では、27,000円〜約36,000円($340)と開きがあります。
2018年の参加料に関しても同様の料金形態になると思いますので、参加の意志が堅い方は、アーリーエントリー(2018年4月8日〜)で申し込むようにしましょう。
コース紹介
アラモアナブルーバードをスタートし、カピオラニ公園をゴールとする本大会のコース。全長42.195kmの、いわゆるフルマラソンです。
アラモアナからスタートしダウンタウン方面へ。ダウンタウンのクリスマスイルミネーションや、アメリカ合衆国で唯一の宮殿「イオラニパレス」、そして「カメハメハ大王像」前を通過し、ワイキキの街へ。
まだ日が昇り切らないなか、ダイヤモンドヘッドから望む美しい海を眺めます。
真っ直ぐで平坦な「カラニアナオレハイウェイ」を走り、「ハワイカイ」で折り返し「カピオラニ公園」でフィニッシュ。
難関のダイヤモンドヘッド以外はフラットなコース。ハワイの歴史と自然を感じる42.195kmです。
また、コース上には約3kmごとに計17箇所ものエイドステーションがあり、それぞれに医療スタッフが待機。
ステーションでは、たくさんのボランティアの方が給水と声援でランナーをサポートしてくれます。
元気なローカルのボランティアが、疲れたランナーの脚を前に進めます!
JALホノルルマラソン2017:大会の結果
2017年に行われた大会には、26317名ものエントリーがあり、また、参加者のうち11727人が日本人でした。
また、毎年日本の有名人がレースに参加しますが今年は、フィギュアスケートからは現役を引退したばかりの浅田真央さんなどが参加。
自身初のフルマラソンということでしたが、4時間34分13秒というタイムで無事完走しました。
完走後のインタビューでは、無事完走できたことに対して、胸をなでおろしている様子でした。
また、JALホノルルマラソン2017の公式應援團(応援団)として、ロックバンド「氣志團」のボーカル、綾小路翔さんもフルマラソンに参加。
綾小路翔さんも初めてのフルマラソンということでしたが、5時間24分34秒というタイムで、浅田真央さんと同じく無事完走することができました。
全体の試合結果を見ると、男子ではケニアのローレンス・チェロノ選手(29歳)が昨年に引き続き優勝しました。
また、女子でもケニアのブリジット・コスゲイ選手(23歳)が優勝。ケニア勢が圧倒的な強さを見せた大会となりました。
それぞれの選手は以下のようにコメントをしています。
「20Kくらいからベストのコンディションでした。このマラソンで2度目の優勝が出来て嬉しいです。コースレコードが出るとは思っていなかった。途中雨が降り強い風でしたが、“ゆっくり行こう”と言い聞かせて走りました。湿度は気にならず、かえって走りやすかったです。」
ーーローレンス・チェロノ選手:引用元
「全体的にとても良い走りができたと思います。特に25キロくらいから調子がよくなり、雨も降りましたが、それがかえってよかったです。去年より良かったと思うけれど、2018年はもっと追い込んで、どこかの大会で、記録を作りたいです。」
ーーブリジット・コスゲイ選手:引用元
その他のレース結果は以下の通りです。
男子のレース結果
順位 | 氏名 | 年齢 | 国籍 | 記録 |
1位 | ローレンス・チェロノ | 29歳 | ケニア | 2:08:27 |
2位 | ウィルソン・チェベト | 32歳 | ケニア | 2:09:55 |
3位 | ビンセント・ヤトル | 28歳 | ケニア | 2:10:38 |
女子のレース結果
順位 | 氏名 | 年齢 | 国籍 | 記録 |
1位 | ブリジット・コスゲイ | 23歳 | ケニア | 2:22:15 |
2位 | ナンシー・キプロプ | 38歳 | ケニア | 2:29:16 |
3位 | ジョイス・チェプキルイ | 29歳 | ケニア | 2:33:18 |
引用:http://www.honolulumarathon.jp/2017report/
JALホノルルマラソン2017:当日のレポート
ここからは、当日のレポートを画像と合わせてご紹介していきます。
スタート時刻である早朝5時前はまだ真っ暗。スタート地点付近は参加者でごった返しています。
スタートと同時に打ち上がる花火。クリスマス飾りが眩しいダウンタウンを抜けて、ワイキキビーチの方へと向かいます。
約15km地点。ダイヤモンドヘッドを越えて、空もだんだん明るくなっていきます。
折り返し後の往路では、空はすっかり晴天。
時折雨に降られつつも、虹が見えると背中を押される気持ちになります。
そしていよいよゴールへ。
ゴール後は完走記念のメダルとTシャツを受け取ることができます。
また、ゴール地点であるカピオラニ公園では、マラサダやココナッツドリンクが提供されていたり、大型のモニターではゴールシーンが放映されていたり。
リラックスしたムードの中、完走後の余韻を楽しむことができるのでした。
関連イベントのスケジュールと内容
上記の通り、JALホノルルマラソン自体は12月10日朝5時よりに行われました。
でも実は、その数日前から関連イベントは始まっていたのです。
関連イベントを含めた大会のスケジュールは、以下のようになっています。
- 12月7日(木)~12月9日(土):ホノルルマラソン・エキスポ(EXPO)
- 12月8日(金)午後5時30分~9時:ホノルルマラソン・アロハフライデーナイト
- 12月9日(土)午前7時~:カラカウア・メリーマイル
ぞれぞれ内容を詳しくご紹介します。
ホノルルマラソン・エキスポ(EXPO)
12月 7日(木)~12月 9日(土)にかけて、ハワイ・コンベンションセンターの1階で行われたのがホノルルマラソン・エキスポです。
エキスポではゼッケンの受け取りや、新スポサーのデサントを始めとするスポーツ関連グッズの販売が行われていました。
またイベントブースでは、スポーツトレーナーによる講演会や、ハワイアンミュージックのショーなども開催されました。
ランニング関連商品の即売や、
参加者が思い思いのメッセージを書き込むグラフィティウォールなど。
感想祈願をしてくれるお宮のような場所もありました。
ホノルルマラソン・アロハフライデーナイト
12月 8日に行われたのがホノルルマラソン・アロハフライデーナイト。
これはJALホノルルマラソン2017のオフィシャルパーティで、大会参加者以外でも参加することができます。
参加された方々は、食事だけでなく、ハワイと日本のアーティストによるライブコンサートも楽まれていました。
カラカウア・メリーマイル
マラソンの前日である12月9日の朝に行われたのが、カラカウア・メリーマイルです。
このイベントはワイキキのメイン通りであるカラカウア通りを約1.6km(1マイル)走るファンイベントです。
短い距離なので、お子さんやお年寄りの方も参加することができます。若い方も、コスチュームのようなユニークな格好で参加される方も多く、お祭りのようなムードで開催されました。
参加者には記念Tシャツや完走メダルが贈呈されます。気軽に参加できるだけでなく、思い出に残る人気のイベントです。
ホノルルマラソン2018の大会概要とエントリー
最後に、2018年のホノルルマラソン情報をご紹介します。
「JALホノルルマラソン2018」は2018年12月9日(日)に行われ、2017と同じく午前5時にスタートします。
参加資格やコースなどは、先ほど紹介した2017と変わりありません。
また、大会のエントリーは2018年の4月8日(日)午前6時からスタートします。
例年の傾向だと、申込み開始からすぐにエントリーすればアーリーエントリーとなるため、参加費をぐっと安く抑えることができます。
参加が確定している方は、ぜひエントリー開始すぐにお申込されることをおすすめします。
▼JALホノルルマラソン2018公式サイト
https://www.honolulumarathon.jp/