ハワイ諸島の最北端に位置しており、ほぼ円形の形状をしているカウアイ島。
雄大な自然に恵まれたカウアイ島は「ガーデンアイランド」とも呼ばれ、訪れる観光客を魅了し続けています。
山や渓谷、そしてハワイ諸島で唯一船が通れる川など、海以外にも見どころは盛りだくさん。
今回は、そんはカウアイ島について、以下の情報をまとめました。
- カウアイ島の基本情報
- カウアイ島の主要エリア
- おすすめ観光スポット
- おすすめホテル
- オプショナルツアー
カウアイ島へのご旅行を検討されている方は、ぜひご覧いただき、島を訪れる第一歩になれば幸いです!
カウアイ島の基本情報:地理・気候・産業・歴史
カウアイ島の基本的な情報からご紹介します。
天候や歴史などを知っておくと、滞在がより充実したものになるはずです!
カウアイ島の地理
8つあるハワイ島の代表的な島の中で、最も北側に位置しているカウアイ島。冒頭でも触れた通りほぼ円形で、その直径は約50kmほど。
総面積は1400k㎡ほどで、東京都よりもひとまわり狭い程度です。
火山活動によって形成された島で、その歴史はハワイ諸島最古。500万年以上も前から存在していたというのですから驚きです。
カウアイ島にある空港は、基本的にはリフエ空港のみです。日本からの直行便は出ておらず、訪れるにはホノルルから乗り継ぐ必要があります。なお、ホノルルからの飛行時間は30分程度です。
カウアイ島の気候
カウアイ島の年間平均気温と降水量は以下の通りです。
月 | 月平均気温(℃) | 月降水量(mm) |
1 | 22.6 | 5 |
2 | 22.1 | 160 |
3 | 23.2 | 104 |
4 | 24.5 | 61 |
5 | 25.5 | 41 |
6 | 26.4 | 23 |
7 | 27.3 | 24 |
8 | 28.2 | 38 |
9 | 27.6 | 14 |
10 | 25.8 | 74 |
11 | 23.8 | 29 |
12 | 20.2 | 28 |
(参考:気象庁)
1年を通して20℃を下回ることはありませんが、オアフ島など他の諸島と比べると、月間の最低気温は1,2℃ほど低いです。
降水量は年間を通してそこまで高くないように見えますが、局地的には相当量の雨が降ります。
それがカウアイ島の中心、ワイアレアレ山周辺地域です。年間降水量は多いときで1万mmを越え、世界でも屈指の降水地として知られています。
※東京の年間降水量は、1500mm程度です。
山を跨いで北東は曇りや雨が多く、南西は晴れの日が多い傾向にあります。
カウアイ島の歴史・産業
500万年以上前の火山活動によって産声を上げたカウアイ島は、紀元前700年ごろに人類が渡来し、タロイモの栽培や漁をして生活をはじめました。
1778年には、イギリスの探検家ジェームズ・クックが、太平洋を横断中に偶然ハワイ諸島を発見したという歴史もあります。その時の島こそがカウアイ島(ワイメア)でした。
その後、カウアイ島はカメハメハ大王によって統一され、ハワイ王国に入ることになります。
産業としては、ビャクダンやサトウキビの輸出によって事業化が行われ、工場もいくつも建ちました。
現在ではほぼすべての工場が稼働を停止していますが、工場の技術や設備はコーヒー産業へと転用されています。
ハワイでは、ハワイ島やオアフ島がコーヒーの産地であるというイメージが強いですが、収穫高をみると、実はカウアイ島が最も高いのです。
カウアイ島の主要なエリア
続いては、カウアイ島の主要なエリアや都市についてご紹介していきます。
1.リフエ
カウアイ島の玄関口である、リフエ空港を有するリフエ。郡庁もあり、政治や経済の中心地としても知られています。
ショッピングスポットやレストランなどでお買い物を楽しめるだけでなく、博物館やワイルア滝などの観光地もあります。
経済の起点となっているため、主要なエリアへのアクセスも良好。カウアイ島の旅行では、リフエを拠点として滞在するのもおすすめです。
2.【サウスショア】ポイプ/コロア
カウアイ島の南側サウスショアは、ポイプとコロアがを中心に栄えているエリアです。
ポイプは19世紀なかばにサトウキビ産業で栄えた町で、いまでは高級ホテルが立ち並ぶリゾートエリアとして知られています。
コロアは古き良き町並みを残すオールドタウン。ゆったりとした散策にもっていこの町です。
このエリアには有名なゴルフコースや、ベストビーチに選出されたこともあるポイプビーチなど、自然のアクティビティも数多くあります。
3.【イーストサイド】ワイルア/カパア
東側にあたるイーストサイドにはワイルア川という大きな川が走っており、この川を起点として町やスポットが栄えています。
川の周辺は先住民が最初に定住した地とも言われ、多くの遺跡が残っています。カウアイ島の中でも特に神聖なエリアなのです。
リフエから北に進むとワイルア、さらに北上すると日系人が多く住むローカルタウン、カパアにあたるという位置関係です。
なお、このワイルアからカパアへ向かうまでの海沿いの道はココナッツコーストと呼ばれ、美しいビーチでホエールウォッチングなどを楽しむこともできます。
ホエールウォッチングのシーズンは11月の終わり頃から。ピークは1月から3月までです。
4.【ノースショア】プリンスビル/ハナレイ
ハワイ諸島の中でも最も北側に位置しているカウアイ島。つまり、カウアイ島の北端はハワイ全体の北端であるとも言えます。
そんな島の最北端にはキラウエア灯台があります。自然保護区にも認定されており、様々な種類の海鳥と出会うことができるでしょう。
代表的な町ハナレイは、多くの美しいビーチや、タロイモ畑、そしてショップやレストランなど観光地が目白押しです。
プリンスビルはゴルフコースなどを備えた高級リゾート。世界有数の高級ホテルに宿泊し、贅沢な日々を過ごすこともできます。
5.【ウエストサイド】ナ パリ コースト/ワイメア
カウアイ島の(北)西側は、カウアイ島随一の観光スポットであるナ パリ コーストがあります。30km近い海岸線に、高さ1kmにもなる崖がそびえ立つさまは圧巻です。
“太平洋のグランドキャニオン”ともよばれるワイメア渓谷もあります。こちらも大スケールの山岳地帯で、見る者を圧倒するでしょう。
また、ワイメアは「カウアイ島の歴史・産業」で紹介した通り、探検家ジェームズ・クックが初めに発見した町でもあります。
カウアイ島でおすすめの観光スポット
エリアの解説を踏まえ、カウアイ島のおすすめ観光スポットをご紹介していきます。
観光スポットその1.ワイメア渓谷
ワイメア渓谷(ワイメアキャニオン)は、削り取られたような独特の山肌が特徴的な山岳地帯です。
独特な山肌は、島の中心にあるワイアレアレ山から降った雨水が数百万年の歳月をかけて形成したものだとも言われています。
全長は約22km。展望台が数カ所あるので、山々を見下ろして遠い歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
観光スポットその2.ナ パリ コースト
ナ パリ コーストは陸路で訪れる事が困難なカウアイ島の秘境です。
この美しい海岸線を訪れるには、20km近い上級者向けのトレイルを敢行するか、もしくはヘリやボートなどを利用するしかありません。
そのぶん美しさはお墨付き。そり立つ崖とビーチのコントラストは、ハワイ全土を見渡しても屈指の絶景でしょう。
観光スポットその3.シダの洞窟
カウアイ島東部のワイルア川から、ボートやカヌーでのみ訪れることができるのがシダの洞窟と呼ばれる場所です。
溶岩で作られた洞窟に、長い年月をかけて育った熱帯の植物が繁茂しています。
その昔はこの場所で王族の結婚式も行われていたという伝説の場所。カウアイ島の中でも、有数の神聖なスポットです。
◆
カウアイ島の観光スポットに関しては、以下の記事でより詳しくまとめています。
ハワイに在住している方の監修のもと、絶対に訪れて欲しい観光地を厳選して掲載しました。
カウアイ島のご旅行を検討されている方は、ぜひこちらもどうぞ。
→関連記事へ
カウアイ島でおすすめのホテル
観光スポットの次は、カウアイ島おすすめホテルについてもご紹介していきます。
おすすめホテルその1.コア ケア ホテル & リゾート
ハワイ島の南端、ポイプにあるコア ケア ホテル & リゾートは、オーシャンフロントのリゾートホテルです。
2017年には旅行雑誌のトップホテル100にも選出され、世界的に見ても評価の高いホテルです。
ホテル内のスパでは地元の天然素材を利用したマッサージやフェイシャルエステを楽しむことができるのも、嬉しいポイント。
おすすめホテルその2.マリオット カウアイ リゾート & ビーチ クラブ
リフエ空港にほど近いマリオット カウアイ リゾート & ビーチ クラブは、島内を回るのに拠点として活用できるホテルです。
立地だけでなく、設備も十分。なんとハワイ最大級のプールも完備で、ジャグジーなども利用することができます。
日本語が話せるスタッフがいるのも、このホテルが人気の理由の一つでしょう。
おすすめホテルその3.セントレジス プリンスヴィル リゾート
カウアイ島北部のプリンスビルは、ハワイの中でも指折りのリゾート。歴史ある人気ホテルが立ち並びます。
セントレジス プリンスヴィル リゾートは、ビーチに向けて階段構造になった作りが特徴的な豪奢なホテル。
このラグジュアリーなホテルのロビーには、シャンデリアや噴水まで設えられています。
思いっきり贅沢な滞在をご希望の方は、検討の余地ありでしょう!
◆
カウアイ島にはこの他にも魅力的なホテルが数多く存在しています。
以下の記事では、カウアイ島のホテルをエリアごとに分けてご紹介しています。
旅の目的や行きたい場所を考慮したうえで、ぜひホテル選びの参考にしてもらえればと思います。
→関連記事へ
カウアイ島のオプショナルツアーを利用しよう
例えば、ナ パリ コーストは自力で訪れるのがなかなか難しい場所です。
ヘルコプターやボートを利用して訪れるのが一般的ですが、現地で予約するのは、初めてのカウアイ島旅行では難易度が高い場合もあります。
そこで利用したいのがオプショナルツアーです。
観光客向けに考えられたこのツアーは、旅行をより充実させるためのプランがいくつも用意されています。
ナ パリ コーストでは、船で近くまで訪れるだけでなく、周辺の美しい海でシュノーケリングも楽しめるツアーが用意されています。
他にも、今回の記事でご紹介したワイメア渓谷やシダの洞窟をまとめて回ることのできるツアーや、日本語ガイドがあるツアーなどもあります。
貴重なカウアイ島の旅行を充実させるためには、ぜひオプショナルツアーを利用しましょう。
オプショナルツアー予約サイト例
VELTRA(ベルトラ)
https://www.veltra.com/jp/hawaii/kauai/
H.I.S.
https://activities.his-j.com/CityTop/LIH.htm
JTB
https://www.hawaiioption.com/kauai/
まとめ
カウアイ島の観光情報をまとめました。
観光スポットやおすすめホテルについてはリンク先のページに詳細な内容を譲っているところもあります。
カウアイ島を訪れる予定のある方はぜひそちらの記事もご覧いただければと思います。
「初めて訪れるのに、どこか懐かしい」と言われるカウアイ島。ぜひ、充実した旅行にしてもらえればと思います。