“セラピードッグ”という言葉を耳にしたことはありますか?
医療現場や学校などで働く犬のことを指し、心の不安やストレスを抱える方々に癒しを与える存在として活動しています。
ハワイには、セラピードッグとして働く一匹の犬います。名前は「ロキシー」。
クリクリの澄んだ目が愛らしいセラピードッグとして、ハワイで愛されています。
2015年12月に発売された『ロキシー ~奇跡のハワイアンセラピードッグ~』は、著者・スエノブ由美子氏のガンとの闘病生活と、愛犬・ロキシーが共に病を乗り越えてセラピードッグになるまでを描いた一冊です。
ハワイの美しい風景とロキシーの愛らしい姿が収められており、書籍は数多くの方に読まれてきました。
今回は書籍の内容に触れながら、ロキシーが起こした奇跡の物語をご紹介します。
ペットと病気を乗り越えた一人の女性
ハワイ在住の日本人女性・スエノブ由美子氏はカメラマンのアンドリューと結婚し、ハワイで幸せな結婚生活を送っていました。
しかし、幸せのさなか、ガンがスエノブ氏を襲います。
この先の未来に希望を見いだすことができずに、失意のなか治療に励むスエノブ氏。
そんななか訪れた動物保護センターで、スエノブ氏はある一匹の犬と出会います。
その犬こそが「ロキシー」でした。
当時、飼い主から捨てられ居場所を失っていたロキシーでしたが、悲しいことに彼もまた病に侵されていました。
そこで、スエノブ氏とロキシーは共に病気と戦うことを決心します。
スエノブ氏の闘病生活は続きました。それでも彼女はそばにいてくれるロキシーの存在を頼りに病気と向き合います。ロキシーもまた、スエノブ氏の存在を拠り所としながら病気と戦い続けました。
そして、ついに二人(一人と一匹)は病気を克服する事ができたのです。
病気から回復したロキシーはセラピードッグとしての訓練を受けます。現在では老人ホームや病院を巡るセラピードッグとして、多くの方を元気づけています。
ロキシーとスエノブ氏の愛情のこもった、そして二人が過ごすハワイの地を切り取った写真の数々は私たちに勇気やエネルギーをくれるのです。
ペットと寄り添い合う生活を
雄大な自然にあふれるハワイの土地。
ペットにとっても、のびのびとできる環境が揃っているため、ハワイでは犬や猫を飼う方も多いのだそう。
病気のときだけではなく、私たちの心に寄り添ってくれるペットの存在は、お互いの拠り所となり、人生を豊かなものとしてくれるでしょう。
参照記事:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000011710.html
https://ddnavi.com/news/278699/a/