ニック・カッチャーは、オアフ島を拠点に活躍するアーティストです。
ビンテージ・インスピレーションを受けたサーフィンと旅行を題材としたアートを制作しています。
サーフィンをしている時、ハイキングに出かけたりした時などにインスピレーションを感じています。
その場で描いたスケッチや写真をスタジオに持ち込んで、アクリルウォッシュとデジタルイラストレーションを組み合わせて、その土地のイメージに生命を吹き込んでいます。
サーフィンは、フロリダで育った頃から子供たちとオアフ島周辺のサーフブレイクで楽しむ現在に至るまで、ニックの生活の一部となっています。
すべての始まり
2010年、妻はアパートの壁の装飾を探していました。
彼女は、イメージする「ビンテージスタイルのトラベルアート」を探しましたが、なかなか見つけることができませんでした。
そこで、私にイラストレーションを依頼し、私はハワイのお気に入りのスポットを探索することになりました。
その後、ブティックやギャラリーが私の作品に注目してくれました。
私の作品はハワイ島やその他の地域のショップで販売されるようになりました。
自分の好きなことを仕事にできるのはとても幸せなことです。
企業コラボレーション
これまでにパタゴニア、ハワイアン航空、ジャンバジュースなどとのコラボレーションを実施してきました。
Hawaiian Airlines x Avis
この地図は、ハワイアン航空とエイビスレンタカーが主催するグルメ・ロードトリップで、オアフ島への行き方を見つけるのに役立つように作りました。
楽しいイラストは、いつだって作るのが楽しいものです。
Pataloha Shirt Art
パタゴニアは、「パタロハ」ブランドを再生する過程で、新しいシャツのアートを制作するよう私に連絡してきました。
「パタロハ」とは、2002年にレル・サンによって立ち上げられたパタゴニアの一部門です。
これは、環境に配慮したパタゴニア・ブランドに「ハワイのアロハ・スピリットとデザイン」を取り入れ、復活させようという取り組みの始まりでした。
これまでの活動
Queen Kapi’olani Hotel Lobby Art
2018年のモロカイ島からオアフ島へのパドルボードレースの公式アーティストを務めたほか、新しく改装されたクイーン・カピオラニ・ホテルのロビーの大きなウォールイラストを制作しました。
初の直営店＆ギャラリー
――初の直営店＆ギャラリーが、2020年11月カイルアにオープンしましたね。
「Green Roomやハワイの小売店など素晴らしいパートナーに私のアートを扱っていただいていますし、とても素晴らしい関係を築いています。
でも、自分たちのお店を持つことができたらどんなに素晴らしいだろうと、いつも心の片隅で考えていました。
パンデミックということもあり、小売店が閉鎖されたり困難な状況に陥ったりと、少し怖い気もしましたが、私たちは本当に素晴らしいチャンスだと感じました。
そして、スタジオのマネージャーと私は、私のアートや什器で私たちの個性をたくさん発揮できるよう、空間を作り上げました。
人を招き入れるために、空間のあらゆる要素を考慮することを心がけました。」
お店のコンセプト
「コンセプトは、『ミッドセンチュリーモダンスタイル』や『ハワイのビンテージ』など、私のインスピレーションの源になるものです。
店内を見渡すと、小さなビテージアイテムがたくさんあり、それがアクセントとなって個性的な雰囲気を演出しています。
色使いやディスプレイに使用している木材など、すべてのアイテムが同じように感じられるように工夫しています。」
「お客さまに来てもらって、私たちが提供するものをすべて見てもらうことができる本拠地があるのは、本当に素晴らしいことです。
私も時々ここで仕事をするので、お客さまにお会いすることができて、とても楽しいです。
パンデミック（世界的大流行）の際には、イベントを開催することが難しかったのですが、こうして毎日お客さまにお会いできるのは、本当に楽しいことです。」
トラベルプリント
――ニック・カッチャーといえば、ハワイのいろいろな場所をイラストにした「トラベルプリント」が有名です。
「『トラベルプリント』は、その場所ごとの「個性」を描いています。
私が過ごした場所で、人々がどのように過ごしているかを見て、インスピレーションを感じています。
その場所とつながりがある（何かを感じた）人たちにとって、その場所は、特別な場所になりますよね。」
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「パンデミック（世界的大流行）の時も、カハラは私の家族がよく行ったビーチです。海に入っていればビーチは開いているし、旅行者もあまりいなかったです。
パンデミックによるストレスや不安の中で、ビーチに行くことは特別な体験でした。家族と一緒に素敵なビーチに行き、静かで特別な時間を過ごすことができました。
このように、それぞれの場所で、私にとって特別な思い出があります。
Instagramでは、たまに「どんなプリントが欲しいですか？」というメッセージを送って、コメントをもらうこともあります。
そういうことでインスピレーションを得る時期に来ていることを感じています。」
最近の活動
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「私のやりたかったことの一つが『Hurley Pro』に携わることでした。
昨年は、サンセットビーチサーフコンテストのアートワークをデザインしました。これはずっとやりたかったことだったのです。
私にとって特別なことで、その出来栄えには本当に満足しています。」
進行中のプロジェクト
「たくさんのプロジェクトが進行中です。
そのうちのひとつは、コオリナのフォーシーズンズでのオリジナル作品の制作です。
ロビーには、私の作品がたくさん展示されていますし、モンキーポッドの木製フレームも特別に制作しました。
とても素敵なディスプレイで、チェックインカウンターの後ろにあります。ホテルにチェックインすると、さまざまな場所でご覧いただけます。」
将来の夢
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「子供たちや家族と一緒に過ごすことです。そのために、仕事のスケジュールとバランスをとることが、私の仕事です。
でも、私は作ることが大好きだし、お店に来てくれる人たちに会うのも大好きなんです。
だから、この先10年間くらいは、今あるものを育てて、楽しみながらやっていこうと思っています。」
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――日本に行ったことはありますか？
「ええ、何度かありますよ。大好きな場所だから、またすぐにでも行きたいです。
グリーンルーム・ギャラリーのフェスティバルに出展したり、阪急フェスティバルや松屋銀座ハワイフェスティバルに何度か出展したりしました。
パンデミックの直前でしたが、とても楽しかったです。食べ物も人も最高でした。早くまたやりたいですね。」
日本のみなさんへメッセージ
「アロハ！みなさん。今回は、私のショップをご覧いただきありがとうございます。
アロハスピリットは、どこにいても生きていけるということです。
ハワイにいようが、故郷にいようが。
みなさんもアロハスピリットを体現することができます。
ハワイのどこにいても、アロハスピリットを体現することができます。
では、幸運を祈ります。安全で元気でいてください。アロハ。」
ニックカッチャー（Nick Kuchar）
HP：nickkuchar.com
Instagram：instagram.com/nickkuchar
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twitter：@NickKuchar
