ペンシルバニア出身で、2007年からオアフ島のノースショアに住んでいるスティーブン・キーン。
主に木版画の手法で凸版画を制作しているアーティストです。
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木版画への情熱と海への愛着
スティーブンの作品は、海をモチーフにしたものが多く、水の中で感じる感覚を作品で伝えたいと考えています。
木版画への情熱と海への愛着が、作品の原動力となっています。
高校・大学では、デッサン、絵画、陶芸、版画など、さまざまな媒体を学びました。
ペンシルベニア州フィラデルフィアのテンプル大学で美術教育学の学士号を取得し卒業。
版画は、ハワイ大学マノア校にて自主研究で学びました。
当初は、金属でのエッチングでしたが、当時、マノア校の版画科主任、今はスティーブンの師匠でもある人と出会い、木版画を勧められてから現在に至ります。
サーフィンの存在
「サーフィンは私の人生の中でとても大きな存在で、毎日、サーフィンのことを考えています。
そのことが私の作品にもつながっています。
サーフィンをしているときの感覚は、最も頭がクリアになるんです。
自分自身で瞑想しているような感覚です。
作品づくりも同じです。
木を彫っているときは、瞑想しているようなものなのです。」
スティーブン・キーンの作品
スティーブンの作品は、ハワイや全米で国際的に展示されています。
カハラマーケットのフードランド
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2020年、カハラマーケットのフードランドのために、オアフ島南東部からの空撮で見たダイヤモンドヘッドの木版画を制作しました。
この作品は、カハラマーケットのメインイメージとして、さまざまなブランディングに使用されています。
Olukaiとのコラボレーション
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2019年には、Olukaiとのコラボレーションで、プレミアムレザーサンダル「Honoli’i」のフットベッドのイメージを制作しました。
「Vans World Cup of Surfing」2017年公式アーティスト
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また、2017年の「Vans World Cup of Surfing」の公式アーティストに選ばれ、2016年には「Haleiwa Arts Festival」の注目アーティストに任命されました。
ハワイ州立美術館ティーチング・アーティスト
スティーブンはハワイ州立美術館のティーチング・アーティストでもあり、ハワイで活躍するプロのアーティストとして、常に創造的な成長を目指しています。
将来の夢
「数年前から日本で何度かアートショーを行っていますが、本当に楽しかったです。
だから、早く日本に帰って、自分のアートを伝えたいです。
日本だけでなく他の国、いつかヨーロッパに行って、ポップアップのアートショーなどをやってみたいです。」
日本について
「私の妻が日本人ということもあり、日本には本当にたくさん訪れています。
日本の文化、食べ物が好きで、日本人を尊敬しています。
以前訪れた時は、冬の時期だったこともあってサーフィンができなかったので、次回はサーフィンを楽しみたいと思います。」
日本のみなさんへメッセージ
「私は木版画の制作ついて説明できて、とても楽しかったです。
皆さんにインスピレーションを与えることができたら嬉しいです。
近いうちに日本に戻って、私の技術を皆さんと共有できることを楽しみにしています。
それまでは、いつでも私の作品を私のホームページでご覧いただけます。
私の作品を気に入っていただけたらと思います。
今日は、ありがとうございました。
アロハ!」
スティーブン・キーン Steven Kean
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