ジャック・ソーレンは、ハワイ・オアフ島のノースショアで生まれ育ったハワイアンのアーティストです。
サーフィン、グラフィティ・スプレー、壁画を描いています。
絵を学ぶきっかけ
「子供の頃って、みんな絵を描いたり、色を塗ったり、スケッチしたりするのが好きですよね、私も止まりませんでした。
もともと絵を描くのが好きで、2つ上のいとこに小さい頃、すごく影響を受けたんです。何がクールで、何がクールでないかを教えてくれたんだ。一緒に絵を描いていましたね。
キャラになりきるのが好きで、自分の好きなキャラクターをデザインしていました。
紙の上に描くよりも、大きく描くグラフィティ、つまり壁画やストリートアートにのめりこんでいきました。」
最初のウォールアート
「初めてお金をもらった壁画の仕事は、私が15歳の時です。
私は今、27歳ですので12年前です。
近所にいたおばさんが、私が壁画などを描くことを知って、動物や海の生き物の絵を壁に描いてほしいと言われたのです。」
父のスタジオ
「このスタジオは、もともと父のアトリエというか工房だったのです。
父はジュエラー(宝石職人)で、金のブレスレットやペンダント、結婚指輪などを作っていました。25年間続けました。
私が15歳の時に亡くなって、それ以後、このスタジオは倉庫になっていました。そして今、私のスタジオとして生まれ変わりました。
父がここで制作していたように、今度は、私がここで制作しています。」
POW WOW参加のきっかけ
この投稿をInstagramで見る
「POW WOWは私にとって素晴らしい経験です。
2017年に参加した時は、私は、まだ、招待されていませんでした。
ですが、ある壁を見つけて、そのオーナーが私に壁画を描く許可をくれたのです。
そして、絵を完成させたのですが、その絵をPOW WOWがホームページに載せてくれたんです。
まだ、招待はされていなかった時でしたので、感動しました。それ以来、2018年から公式参加しています。」
壁画の魅力
この投稿をInstagramで見る
「人前に出るのは楽しいし、ハシゴに登って、皆の目の前で描くわけです。そして、地域を美しくするアートワークを提供することで、地域社会に貢献できて人々に喜ばれる。
壁画を見てもらうことで、みんなを元気に。私たちにとって大きな喜びです。」
ジャックソーレンの作品
この投稿をInstagramで見る
インターナショナルマーケットプレイスやブルーミングデイルズなどのクライアントから大規模な作品の制作を依頼されています。
壮大なスケールと壁に描くという親しみやすさから、ジャックの作品には壁画が好んで使用されています。
今後のプロジェクト
この投稿をInstagramで見る
「アメリカ全土で展開しているアンソロポロジーのポップアップショップの準備をしているところです。ブルーミングデイルズでも、同様のことをやりました。
あと、レクサスが新しいショールームをホノルルに作ったのですが、その壁画を制作しています。
最近、スターバックスから連絡があり、近いうちに何かやりましょうと話をしています。」
日本について
「実は、日本へは、一度も行ったことがありません。2020年に2回訪問予定でしたが、コロナの影響でキャンセルになりました。
横浜でグリーンルームフェスティバルを開催する予定だったのです。また、機会があるようなので、年に3回は行きたいですね。」
将来の夢
「私は、自分の作品を世界中に共有したいと思っています。
私が所属しているGreen Room Galleryでは、日本のコミュニティーに参加する素晴らしい機会をたくさん得ました。今後、多くの作品をヨーロッパで共有できたらと思います。
そして、歴史や美術史が好きなので、本で勉強した巨匠たちや作品を見に行けたらうれしいです。
ハワイの価値観やエネルギー、アロハスピリットは、世界の他の地域にも伝え、そのエネルギーを共有し、作品を共有することができると思うのです。
そうすれば、作品がある地域や、作品を見に来た人たちにインパクトを与えることができると思うのです。」
日本のみなさんへメッセージ
「アロハ~!私の新しい作品を皆さんにご覧いただくのが楽しみです。
日本への訪問が容易になったら、アートショーを開きたいと思いますので、期待していてください。
もうすぐ皆さんにお会いできることを楽しみにしています。」
ジャックソーレン Jack Soren
HP:jacksorenart.com
Instagram:instagram.com/jacksoren