公開日:2017年12月26日
更新日:2024年1月23日
最新更新日:2025年2月12日
「旅行に行ったら、美味しいお酒を楽しみたい!」そんな皆さまに朗報です。
ハワイでは地元で醸造されたクラフトビールが定着し、多くの人に親しまれています。今では専門店も充実し、さまざまな個性豊かなビールを楽しめるようになりました。
今回はハワイのクラフトビールの魅力と、おいしいビールを楽しめるお店をご紹介します。リゾート地ハワイで、おいしいビールを堪能してみませんか?
クラフトビールの魅力を知ろう!
具体的なビールブランドや店舗を紹介する前に、クラフトビールとは? について簡単に解説します。
クラフトビールとは、小さな醸造所で作られたビールのことを指します。職人による手作りのおいしさが魅力であるため、“クラフト(Craft=工芸)”という呼び名が付けられるようになりました。
クラフトビールの魅力は、大手メーカーにはない規模感にあります。
職人の手作業による生産であるため、市場に出回る数は決して多くありません。それでもビールそのものの質や旨味、また生産者ならではのユニークな味を楽しめるということで人気を集めているのです。
それぞれのクラフトビールによってまったく味も違うため、どのビールが好きかと飲み比べができることも楽しみ方の一つといえるでしょう。
有名な5種類のクラフトビールを解説!
クラフトビールですが、「種類が多そう……」「味の違いがわかるのだろうか」と、なんとなく敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。
そこで、まずはじめに有名な“クラフトビールの種類”をご紹介します。
今回ご紹介するビールは5種類。苦みや香りの特徴に注目しながら、違いを解説します。
スタウト (Stout)
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「スタウト」は、クラフトビールに詳しくないという方でも、ひょっとすると耳にしたことがあるのではないでしょうか?
いわゆる「黒ビール」と呼ばれる種類で、苦みも香りもちょうど真ん中くらいのソフトな味わいが特徴です。
スッキリとした後味なので、最後の一杯として選ぶ方も多いのだそう。苦いビールが苦手な方でも飲みやすく、甘みのある味わいです。
ペールエール (Pale Ale)
濃くしっかりとした味わいを感じることのできる「ペールエール」。苦み、香り共にやや強めで、得意・不得意の好みが分かれることもしばしば。
クラフトビールを少し飲み慣れてきた、という方にはぜひ飲んでいただきたい味わいです。
IPA(アイピーエー)(India Pale Ale)
名前に“Pale Ale(ペールエール)”とあるように、ペールエールの兄弟である「IPA」。ペールエールをさらに強くした味わいを持っています。
ホップの味と香りが強いので、普段日本で飲んでいるビールとは比べ物にならないほど苦く、強い味のビールです。ただしその苦みがクセになる人もおり、一概に飲みにくいと言い難いのが面白いですよね。
従来のビールとはまったく違った風味であるため、興味のある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
ピルスナー (Pilsner)
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いわゆる“日本の普通のビール”に最も近い味が「ピルスナー」です。日本で販売されている大手ビールも同じような味わいを持っています。
特徴は爽やかで軽い飲み心地を楽しむことができる点。香りもそこまで強くないものが多いです。
クラフトビールのお店を訪れて、もしどのビールを飲むか迷った場合には、「“とりあえず”ピルスナー」が安心かもしれませんね。
ヴァイツェン (Weizen)
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「ヴァイツェン」は、小麦を主原料としたフルーティーなビールです。
苦みが少なく、芳醇な香りが特徴。南国のフルーツとして知られるバナナやマンゴーなどの香りが感じられるでしょう。
ビール独特の苦みが少ない分アッサリ飲むことができるため、ピルスナーが苦手な方でも飲みやすいことで知られています。女性の方にもおすすめのビールです。
話題沸騰中のビール専門店はこちら
それでは、ハワイで続々登場しているビール専門店を10店舗ご紹介します。
それぞれの店にそれぞれの特徴があるので、じっくりと体験しながら読み進めてみてくださいね。
マウイ・ブリューイング・カンパニー(Maui Brewing Co)
マウイ島を中心に人気を集めていた「マウイ・ブリューイング・カンパニー」。
2017年2月にハワイの中心都市・ホノルルへの初出店を実現し、観光客にとって足を伸ばしやすいスポットとなりました。
このお店で取り扱っているビールの種類は、なんと36種類にものぼります。
ABCストアなどで取り扱っているメジャーなビールから、ここのレストランでしか楽しめない種類まで。もちろん訪れた際には珍しいビールを注文するのがおすすめです。
400席以上を有する広々とした店内で、気の赴くままにお酒や食事を楽しんではいかがでしょうか?
マウイ・ブリューイング・カンパニー
住所:2300 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815
HP:https://www.mbcrestaurants.com/waikiki/
グロウラーUSA(Growler USA)
アメリカのクラフトビールのみを集めたパブ、「グロウラーUSA」。
ハワイはもちろん、本土の美味しいクラフトビールもあわせて、合計100種類以上を用意しています。
またスポーツバーとしても人気で、アメリカンフットボールやバスケットボールなどを観戦しに来る現地の方も多いとのこと。
ズラっと並ぶビールはまさに圧巻。観光客はもちろんですが、地元以外の味を楽しむ目的で訪れる現地の方々も多い人気店です。
住所:449 Kapahulu Ave #105, Honolulu, HI 96815
HP:https://www.growlerhi.com/
ワイキキ・ブリューイング・カンパニー(Waikiki Brewing Company)
バーやパブは抵抗感がある、という方におすすめなのは「ワイキキ・ブリューイング・カンパニー」です。
明るい雰囲気とお昼の営業が盛んなことから、気軽に入ることのできるお店として多くの人に愛されています。
隣に併設されているチーズバーガーワイキキと同じメニューを頼めるため、ハンバーガーとビールをランチに楽しみたい方にはぴったりではないでしょうか?
食事を楽しみながら、サクッとお酒を嗜みたいという方には特におすすめです。
また、ひとり飲みをするお客さんもいるので、「ちょっと時間ができてしまった」なんてときにも立ち寄ることができますね。
住所:1945 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815
HP:https://www.waikikibrewing.com/
アロハビールカンパニー(Aloha Beer Company)
おしゃれな街として人気の高まるカカアコに登場した「アロハビールカンパニー」。
以前、わずか1年ほどで閉店してしまったお店ですが、人気地区カカアコに2017年1月、再オープンしました。
お店に併設されている醸造所で作ったクラフトビールを提供しているため、鮮度は折り紙付き。
カカアコまで出かけた日には、ちょっと一杯飲んで行きませんか?
住所:700 Queen St, Honolulu, HI 96813
HP:https://alohabeer.com/
コナ・ブリューイング・カンパニー(Kona Brewing Company)
「コナ・ブリューイング・カンパニー」でのおすすめは、なんといっても工場見学です(レストランは、オアフ島にもありすが、ハワイ島にある店舗のみでの工場見学可能です)。
ビールの作られ方や、できたてのビールの試飲などを楽しむことのできる施設になっています。
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見学後のビールは味は格別かも?
「ビールそのものに興味がある!」という方はぜひ足を運んでみてくださいね。
住所:74-5612 Pawai Pl, Kailua-Kona, HI 96740
HP:https://konabrewinghawaii.com/
【臨時休業】ホノルル・ビアワークス(Honolulu Beerworks)
倉庫を店舗に改築したというおしゃれな「ホノルル・ビアワークス」。
開放的な空間なので、ついついお酒も進んでしまいます。
季節限定のビールも取り扱っているので、何度行っても楽しむことができます。
屋外の席や通り側に向かった席などもあるので、あたりの風景を眺めながら、のびのびとお酒を楽しみたい方にオススメのお店です。
Tシャツやキャップなどのオリジナルグッズも置いてあるので、お土産にいかがでしょうか?
住所:328 Cooke St, Honolulu, HI 96813
HP:https://www.honolulubeerworks.com/
ブリュード・クラフト・パブ(BREW’d craft pub)
ビール通を目指すという方におすすめしたい「ブリュード・クラフト・パブ」。
常時、なんと200種類を超えるビールが用意されており、迷ってもバーテンダーと相談しながらお気に入りの一杯を選ぶことができるという、実に通好みのお店。
また、反対にビール初心者という方には飲み比べセットの販売もあります。
「ビールに詳しくなりたい」という方は誰でも分け隔てなく楽しめるお店でしょう!
住所:3441 Waialae Ave A, Honolulu, HI 96816
HP:https://www.brewdcraftpub.com/
【要注意】ハワイでビールを楽しむための注意点
ハワイのクラフトビールは魅力的ですよね!
今回紹介したような美味しいお店に行くのももちろんおすすめですが、ABCストアやスーパーマーケットで購入してきたクラフトビールを持ち帰って、ホテルで楽しむのも良いでしょう。
気心知れた友人やパートナーと、誰に気遣うわけでもなく二人だけの時間を過ごせる。これもまた上質なお酒の楽しみ方とえいます。
でもちょっと待って下さい!
ハワイは日本と比べても、お酒に関する規正がたいへん厳しい地区です。何も知らずにお酒を買いに行くと、買えないことや、もしかすると捕まってしまうなどということも。
ここではお酒に関する注意点を掲載しますので、ハワイでお酒を楽しむ際には必ずご確認ください。
お酒は「21歳」から
飲酒の認められる年齢が、日本とは異なります。日本との最も大きな違いはこの点に尽きるでしょう。
日本では20歳から飲酒が法律で認められますが、ハワイでは21歳からとなっています。1年だけ差があるのですね。
当たり前ですがハワイで適用されるのはハワイの法律です。20歳ちょうどの方は、日本に戻ってきてからお酒を楽しむようにしましょう。
ビーチでお酒は飲めません
ハワイではお酒を楽しむ場所にも厳しい指定があります。具体的にいうと、公共の場所での飲酒が禁止されているのです。
公共の場所といえば、道路、ビーチ、公園。そのほかバスやタクシーなどの交通手段も該当します。
それだけでなく、酩酊した(酔っ払った)状態でこれらの場所を出歩く行為もNGなのです。
日本ではビーチで飲酒を楽しむ場面をよく見かけますが、ハワイでは法律違反となってしまいます。
お酒はレストランやホテルの自室で、節度を持って楽しむようにしましょう。
お酒を購入するのも一苦労
お酒を購入するのにも厳しいルールがあります。
店頭でお酒を購入する際には、よほど大人びた外見でない限りID(パスポート、免許証)の提示が求められます。これはレストランやバーでも同様です。
また、そもそも夜の0時から朝の6時まではお酒の販売が全面的に停止してしまいます。ホテルでのお酒を楽しみたい方は、時間のことも考慮して購入しておくようにしましょう。
加えて、お酒の瓶や缶を人の目に触れるように持ち歩くことも禁止されています。購入したお酒は、必ず袋に入れて持ち歩くようにしてくださいね。
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このように、お酒に関してだけでも厳しいルールがあるハワイ。他にも変わった法律があることをご存知でしょうか?
以下の記事ではハワイのちょっと変わった法律についてまとめています。ハワイに行かれる予定のある方、行ったことがあるけど知らなかった方など、多くの方に知っておいてもらいたい記事です。
▼ハワイのウミガメに触ると……?
5.まとめ
ハワイのクラフトビールの魅力は伝わりましたでしょうか?
ぜひ気になるお店を見つけて足を運び、芳醇なクラフトビールの魅力を存分に味わってくださいね。
>次のページでは、ハワイの夜遊びについてご紹介します! 観光客におすすめのクラブとは?<