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観光客が違反しがちなハワイの7つの法律【いくつ知っていますか?】

逮捕

国ごとにさまざまな法律がありますが、それはハワイも同様です。日本ではごく普通のことでも、ハワイで同じことをしてしまうと罰せられてしまうというケースがいくつもあるのです。

違反をしてしまうと数千円から数万円の罰金を課せられてしまいます。せっかくの楽しい旅行でそんな出費は絶対に避けたいですよね

知らず知らずのうちにハワイの法律に違反してしまった、なんてことがないように、旅行に行く前にハワイの法律について学んでおきましょう!

観光客がハワイで違反してしまいがちな7つの法律

以下に紹介する違反行為は、知らないとついやってしまうけれど、知っていれば回避できるものばかりです。

ずらずらっと読んでいただき、ぜひ頭の隅に入れておいてください。

1.飲酒は限られた場所のみでしかできません

お酒

ハワイでの飲酒は、日本と比べてとても厳しく規制されています。

まず20歳以下の飲酒が禁止されています。20歳「以下」ということなので、20歳も禁止されいて、飲酒ができるのは21歳からということになります。二十歳(はたち)になったばかりの方は注意が必要です。

さらに公共の施設で飲酒することが禁止されています。ビーチで海を見ながらお酒を飲みたいところですが、もちろん違反です。

公園や路上も禁止されていますし、バスやタクシーなどの交通手段も当然NGです。お酒を飲んで酔っ払った状態で、これらの場所に行くことも固く禁止されています。

お酒の購入に関しても厳しいルールが設けられています。まず、よほど大人びた外見でない限り購入の際に身分証の提示が求められます。ABCストアーやセブンイレブンなどのコンビニエンスストアでも写真入りのIDが必要となるので、パスポートなどは携帯するようにしましょう。レストランなどでもお酒を頼む際にも必ず年齢を聞かれるので、注意が必要です。

また夜の0時から6時の間はお酒の販売が全面的に停止してしまいます。ストアでも販売コーナーにロープなどが張られてしまうのです。

さらに、購入しても缶や瓶をそのまま持って出歩くことは禁止されています。買ってホテルなどで飲む場合も、袋に入れて持ち歩くようにしてください。

ハワイでお酒を楽しみたい場合は、これらのルールを覚えておいて損はないでしょう。

2.喫煙も限られた場所のみでしかできません

煙草

喫煙に関しても、飲酒同様厳しく規制されています。

20歳以下、すなわち21未満の方は煙草を吸うことができません。最近主流になりつつある、アイコスなどの電子タバコも禁止です。

公共の場所は全面禁煙です。ビーチや公園などはもちろんのこと、ショッピングセンターやレストランでも禁止されています。特にレストランなどのお店の入り口から20フィート(約6メートル)は禁止区域に設定されており、厳しく取り締まられてしまいます。

ホテルも全面禁煙であることが多いため、喫煙者の方はホテル選びの際に注意してください。チェックインの際に喫煙所を確認しておくこともおすすめします。

3.横断歩道以外を渡ってはいけません

横断歩道

日本の車道では、横断歩道がなくても車通りが無ければすきを見て渡っていませんか?

実はこれ、ハワイでは立派な法律違反です。

横断歩道以外を渡ることを「ジェイウォーク」「ジェイウォーキング」などと呼びます。ハワイではこのジェイウォーキングによる事故が相次ぐことを受けて、2007年に法律を整備しました。横断歩道以外の道路を渡ると、罰則を受けてしまいます。

また、信号が点滅した状態で横断するのも罰則を受けます。さらに2017年の10月25日より、スマートフォンやデジタルカメラなどの電子機器を見ながら横断することも違反となります。

横断に関する違反は罰金130ドル(2022年7月現在)です。道路を横断する際はくれぐれも注意してください。

4.ベランダに洗濯物を干してはいけません

洗濯物

ハワイならではの決まりの一つに、ベランダに洗濯物を干してはいけない、というものがあります。

これは知らない観光客が違反してしまいがちな規則です。ホテルのベランダの欄干にタオルを掛けたり、椅子の背もたれにTシャツを掛けたりすると違反となってしまうのです。

この法律は「景観を損ねないように」という、なんとも観光地らしい理由からくるものです。

洗濯をしたい、また洗濯物を乾かしたい場合は、街中の公共のコインランドリーや、ホテルのランドリーサービス、またはホテル自室のバスルームを利用するようにしましょう。

5.子どもを一人にしてはいけません

親子

ハワイでは、短い時間でも子どもを一人にしてはいけないという法律があります。具体的な年齢としては12歳以下が子どもとして扱われます。

短い時間でも保護者がついている必要があるため、例えば日本ではよくある以下のようなケースでも、法律違反となってしまいます。

  • 子どもにおつかいをさせる
  • ホテルに子どもだけで留守番をさせ、大人が出かける
  • 車内に子どもを残して、大人が買い物をする
  • スーパーなどで、子どもだけでトイレに行かせる
  • 街中で目を離してしまう……などなど

ご家族での旅行者も多いと思いますので、お子さんと出歩く際は常に目が行き届くよう気を配ってあげてください。

6.ウミガメなど、野生の動物に近づいてはいけません

ウミガメ

これも非常にハワイらしい法律です。

野生のウミガメは特別保護動物のため、触ることが禁止されています。それどころか6フィート(約2メートル)以上近づくこともできません。餌をあげることも当然NGです。

あの甲羅を触ってみたいと思う方は多いかもしれませんが、触ったことで高額な罰金を請求された例もあります。ぐっとこらえて、遠くから見物するにとどめましょう。

特にハワイの観光ガイドラインが推奨・禁止する以下のことは守ってもらえればと思います。

  1. ザトウクジラから少なくとも100ヤード、他の海洋哺乳類(イルカ、他のクジラ種、ハワイのモンクシール)から少なくとも50ヤードは離れなければいけません。また、野生のスピナーイルカと一緒に泳いではいけません。
  2. 十分に距離をとってカメを観察してください。
  3. 良く見たい場合は、双眼鏡などを使ってください。
  4. カメに触れたり、乗ったり、餌を与えたりしないでください。
  5. 動物を観察する時間を30分以内を推奨します。
  6. 海洋哺乳類やウミガメをボートや海岸の間などで囲ってはいけません。
  7. 船上で海洋哺乳類やカメが近づいてきた場合は、エンジンをニュートラルにいれて動物を通過させてください。

ハワイアンモンクシール(アザラシ)についても法律で近づくことが禁止されています。ハワイの美しい生態系を守るためにも、野生の動物には最大限干渉しないようにしましょう。

7.鳥に餌を与えてはいけません

鳥

ウミガメやアザラシはビーチでしか遭遇しませんが、鳥はそうもいきません。ホノルル市内では公共の場、つまり街中に生息する鳥に餌をあげると法律違反になってしまいます。

食べ物を与えることは鳥類の過剰繁栄につながりかねません。景観や生態系を重んじるハワイでは、自然の食物連鎖の形を保全することに全力を挙げているのです。

ウミガメやアザラシ同様に高額な罰金が課せられることも。手に持ったスナック菓子は、必ず自分で食べるようにしましょう。

法律以外にも守らなければならないルール

ルール

このように法律で定められていることはいくつもありますが、その他にも気を配って守るべきルールがあります。

例えばハワイのバスにも日本と同じように優先席が設けられています。有名な市バスである「The Bus」は前方が優先席と決められているため、知らず知らずのうちに大きな荷物で占領してしまうことなどがないようにしましょう。

また、列の並びは1列が基本となっています。日本ではお店によっていくつかに枝分かれしていたり、二列に並ぶこともありますよね。しかし、ハワイでは(ほとんどの場合)一列で並ぶことがルールとされています。

もし、トイレやレジなどで並んでいるかどうか明確でない場合は、素直に「Are you on the line?(列に並んでいますか?)」と確認をとるようにしましょう。

もう一点。ハワイではチャイルドシートの設置が義務づけられています。子どもを大人の膝の上に乗せて運転をすることは、非常に危険な行為だとみなされるのです。レンタカーを借りる場合などはくれぐれも注意してください。

……などなど、今回紹介した法律に関してのことも含め、以下の記事ではハワイのルールを取り上げています。ハワイ旅行への不安を減らすため、本記事と併せてご覧いただくことをおすすめします!

ハワイで注意すべき9つのルールとマナー|日本とは違う飲酒のルール

まとめ

ハンモック

ハワイの法律違反についていくつ知っていましたか? ハワイに訪れたことがある方は、すでにご存知の内容もあったのではないでしょうか?

では最後に、この記事で紹介した違反事項をまとめておさらいしたいと思います。知っていることを指折り数えて再確認してみてください。

□飲酒は限られた場所のみで
□喫煙は限られた場所のみで
□横断歩道以外を渡ってはいけない
□ベランダに洗濯を干してはいけない
□子どもを一人にしてはいけない
□ウミガメ(野生動物)に触れてはいけない
□鳥に餌をあげてはいけない

知らないと違反してしまいそうなこともありますよね。

ハワイでの楽しい旅を台無しにしないように、ぜひ同行者と一緒に確認し合ってみてくださいね。