公開日:2022年5月4日
最終更新日:2024年8月7日
ハワイ王朝リリウオカラニ女王が初めて身に着けたとされるハワイアンジュエリー。ハワイでは代々受け継がれる宝物の象徴で、独特の彫りや飾りが魅力。今日、世界中の人々に愛されています。
日本でもカジュアルなアクセサリーや結婚指輪として人気。初めてハワイアンジュエリーを選ぶ際のブランドやモチーフの選び方を解説します。
この記事では以下の内容を詳しく紹介します。
- ハワイアンジュエリー人気ブランド
- 代表的なモチーフの意味
- 選び方のポイント
ハワイアンジュエリー購入を検討している方への参考になれば幸いです。
Contents
1. ハワイアンジュエリーとは?
ハワイアンジュエリーは、美しい彫りが特徴的なリングやバングル、ネックレスなど。ハワイ伝統の技術で自然のモチーフが表面にあしらわれ、自分の想いを身に着けることができます。
繊細な彫りの意匠はまさに芸術品で、結婚指輪に最適な格式高いジュエリーです。
大切な言葉を刻むハワイアンジュエリー
ハワイアンジュエリーには自分の好きな言葉や相手への想いを“刻印”することができます。ハワイ語で刻印されたジュエリーは特別な思い出になります。
多くのハワイアンジュエリー販売店で、刻印サービスが提供されています。
誕生石を選ぶ際、自分の誕生石以外も検討して大丈夫
ハワイアンジュエリーでは、リングの内外に誕生石を埋め込むことができるお店がいくつか存在します。
一般的に「誕生石」というと、自分の誕生月に対応する石だけを考慮に入れることが多いですが、実際にはそうではありません。
各誕生石には独自の意味が与えられており、これに基づいて自分が大切にしたいと思う石を選ぶことが可能です。
2. ハワイアンジュエリーで人気の9つのブランド
ここでは、ハワイアンジュエリーで人気のあるブランドを9つ紹介します。
今回は、アフターサービスや国内での購入しやすさを考慮して選定しています。
さらに、ブライダル向けのブランドとカジュアル寄りのブランドに分けて紹介します。目的に合わせて参照してください。
ブライダル向けのハワイアンジュエリーブランド
婚約指輪や結婚指輪におすすめのハワイアンジュエリーブランドを紹介します。
1. プアアリ (Puaally)
東京・渋谷に店舗を構える「プアアリ」は、特に彫りの精度に定評のあるブランドです。
国内で難しいとされるジュエリー制作の技術力向上に取り組んでおり、他のブランドのサポートに回ることもあるそうです。
他社からの評価も高い、信頼のおけるジュエリーブランドです。
2. ワイレア(Wailea)
ワイレアはオーダーメイドにこだわり、既製品を作らない方針を採用しています。
オーダーされたジュエリーはすべてハワイのアトリエで制作され、お客様に届けられます。
さらに、生涯アフターメンテナンスといったサービスも充実しており、安心して購入できるブランドと言えます。
3. ファーストダイヤモンド(FIRST DIAMOND)
婚約指輪・結婚指輪の専門店「ファーストダイヤモンド」。
フルオーダーメイドでリングのタイプ・素材・幅・モチーフを選べるため、お気に入りのジュエリーが手に入ります。
専門店だからこそ、個性的でおしゃれな婚約・結婚指輪を求めるカップルにおすすめです。
4. マイレ(MAILE)
ハワイアンジュエリー「マイレ」は品質・遊び心・伝統が魅力。
オーダーメイドの結婚指輪を中心に、ジュエリーコーディネーターが徹底サポート。
東京・横浜・名古屋・大阪に直営店があり、相談しながら購入できるブランドです。
普段使いにおすすめのカジュアルなハワイアンジュエリーブランド
ここでは、気軽に普段使いができるジュエリーを提供するブランドを紹介します。
5. マキシ(Maxi)
ハワイの伝統と現代デザインを融合したブランド「マキシ」。
独特なデザインが魅力で、個性を大切にしたい方におすすめ。
価格帯もリーズナブルで、多くの人に愛されるブランドです。
6. ローカルブランド(Local Brand)
神奈川県を中心に展開する「ローカルブランド」は、日本とハワイの工房で製作。
各工程の専門家が丁寧に仕上げることで最高品質のジュエリーを提供。
- 工房を持つことで品質管理が徹底
- ひとつひとつ丁寧な仕上げで評判
7. フィリップリカードホノルル(Philip Rickard Honolulu)
伝統と格式を重んじるハワイの老舗ブランド「フィリップリカードホノルル」。
手作業で丁寧に制作されるジュエリーは、永久アフターメンテナンスサービスも魅力。
- 職人による手作りで、独自の技術が光る
- アフターサービスも充実、安心して購入できる
8. レイピカケ(lei pikake)
「レイピカケ」は繊細なデザインが特徴で、オーダーメイドが人気。
丁寧なアドバイスと美しい仕上がりでファンを魅了。
- オーダーメイドで自分だけのジュエリーが作れる
- アドバイスも丁寧で、安心してオーダーができる
9. アロハ マナ(ALOHA MANA)
「アロハ マナ」はリング、ネックレス、ブレスレット、ピアスなど幅広いアクセサリーを取り揃えています。
古代神話や言い伝えに基づいた、幸せを呼び寄せる力が込められたハワイアンジュエリーが特徴です。
また、結婚指輪のラインもご用意しています。
[Ads & Featured Articles]
3. 代表的な10のハワイアンジュエリーモチーフ
ハワイアンジュエリーには様々なモチーフがあり、それぞれ意味や言い伝えが存在します。これにより、ジュエリー選びやオーダー時に特別な想いや願いを込めることが可能です。
以下に、ハワイアンジュエリーでよく用いられるモチーフとその意味やメッセージを紹介します。
1. プルメリア
代表的な花言葉は「ひだまり」・「恵まれた人」・「気品」。
南国を象徴する美しい花で、上品な香りが特徴的なプルメリアはハワイを代表する花です。
ハワイの挨拶「ALOHA」の5文字にはそれぞれ意味があり、5枚の花びらにも宿っているとされています。
- A=Akahai(優しさ、思いやり)
- L=Lokahi(協調性)
- O=Oluolu(喜び)
- H=Ha Ha a(謙虚、素直な心)
- A=Ahonui(忍耐)
2. ハイビスカス
ハワイで「アロアロ」と呼ばれるハイビスカスは、神に捧げる花として有名です。
- 花言葉: 繊細な美・信頼・新しい恋
- 色ごとの意味: 赤色 – 勇敢, ピンク – 華やか, 黄色 – 輝き
3. モンステラ
大きな穴あきの葉っぱが特徴のモンステラは、ラテン語では「monstrum(怪物)」といわれるほどの大きさを持っています。
- 花言葉: うれしい便り
- 成功が訪れるという意味もあり、プレゼントに選ばれることも多い人気のモチーフ
4. マイレ
マイレは「絆」や「神が宿る神聖な葉」という意味を持ち、神とつながりを持つと古来から考えられています。ハワイでの表彰には、マイレのレイ(首飾り)が用いられることもあります。
- 特徴: 男性向けのマイレモチーフが多い
5. パイナップル
ハワイで大切にされているパイナップルは、豊かな自然と太陽が生み出した産物であり、富や財産の象徴・繁栄の意味を持ちます。ジュエリーに彫られることは珍しいですが、可愛いモチーフなので他のモチーフと合わせてオーダーメイドの際に刻印するのも素敵ですね。
6. ホヌ(ウミガメ)
ハワイで神聖な生き物とされるホヌ(ウミガメ)は、海の守り神として古くから信仰されています。
- お守りや結婚指輪のモチーフに人気
- 幸運や幸せをもたらし、災いから守ると言われる
7. ホエールテール – クジラの尾
クジラとの出会いは縁起が良いとされ、「幸せの象徴」となっています。
幸福のお守りとして使われることも。ハワイアンジュエリーでは珍しいため、オーダーメイドで刻印するのが一般的です。
8. ナイア – イルカ
ハワイ語で「ナイア」と呼ばれるイルカは、幸運を運ぶ守護神“アウマクア”の使者とされています。
- 恋愛に関する幸福を運ぶと言われ、恋愛成就のお守りに用いられます。
- ハワイアンジュエリーでは珍しいモチーフで、ホエールテールと同様にオーダーメイドが一般的です。
9. スクロール – 波
ハワイらしい波のモチーフは、「ナル」というハワイ語で古くから親しまれています。
波は永遠に途切れない流れを象徴し、「永遠の愛」として幸せを運ぶとされています。
10. バレル – 樽
リングのふっくらとした形状で表現されることもあるバレル(樽)。
樽の中に入れたものが熟成されることから、「夢が熟成し、時を経て叶う」という意味が込められています。ハワイアンジュエリーでは珍しいモチーフで、リングでの使用頻度も低めです。
これらのモチーフを身に着けることで、ハワイを感じながらページビュー・ユニークユーザー数の増加を願ってみてはいかがでしょうか。
4. 4つのポイントで選ぶハワイアンジュエリー
ハワイアンジュエリーのブランドやモチーフのご紹介に続いて、購入時の注意点をまとめました。
- 結婚指輪は正規の実店舗で
- 彫りの密度・深さが製品の良し悪しを決める
- アフターフォローが大切、しっかりと店舗で確認を
- 付け心地やフィット感を大切にする
失敗しないジュエリー選びのために、ぜひ参考にしてください。
1. 結婚指輪は正規の実店舗で
ハワイアンジュエリーは通販サイトでも購入できますが、結婚指輪の場合は実店舗を訪れることをおすすめします。結婚指輪は一生ものなので、実際に見て試着して納得できる指輪を選びましょう。また、実店舗で購入すればアフターケアがしっかりと受けられます。
2. 彫りの密度・深さが製品の良し悪しを決める
ハワイアンジュエリーを選ぶ際、彫りの密度と深さをチェックしましょう。良質なジュエリーは、職人が手間暇かけた細かい彫りが特徴です。逆に、彫りが浅い・密度が薄いものや途切れた彫りが見られる場合は機械彫りであり、良い製品とは言えません。
3. アフターフォローが大切、店舗で確認を
ハワイアンジュエリーは長く身に着けるものなので、アフターサービスが大切です。購入前にサイズ直しや無料保証期間など、アフターサービスの内容を確認しておくことが重要です。
4. 付け心地やフィット感を大切にする
最後に、ハワイアンジュエリー選びで大切なのは、自分にとって納得できるものを選ぶことです。試着時に、指に違和感がないか、適切なサイズであるかを確認しましょう。さらに、日常生活での付け心地をイメージすることで、より選びやすくなります。
これらのポイントを押さえて、ハワイアンジュエリー選びを楽しみましょう。
5. ハワイアンジュエリーのオーダー、6つの手順
ハワイアンジュエリーは、サイズ・色・形からデザインや彫りのメッセージまで、多彩なカスタマイズが可能です。
既製品に加え、セミオーダーやフルオーダーも選べます。
特に結婚指輪はフルオーダーメイドがおすすめです。
理想のリングを手に入れるため、納得いくまでこだわりましょう。
オーダーの内容は主に以下の4項目です。
- 金属の種類
- リングの形状
- デザイン
- オプション
これらの項目はフルオーダーだけでなく、セミオーダーや既製品の選択にも役立ちます。
1. 金属の種類を選ぶ
まずは金属の種類を決めます。
結婚指輪やハワイアンジュエリーによく使われる3つの金属の特徴をご紹介します。
1-1. プラチナ
結婚指輪に多く使われるプラチナは、白金とも呼ばれる白っぽい金属です。変形や変色に強く丈夫で、宝石の固定もしやすいため、ジュエリーに最適とされています。
美しい色合いが純粋さを象徴しており、結婚指輪にふさわしい選択です。
1-2. 18金・14金
18金は純度75%、14金は純度58%の金を指します。
純度99.99%の金は24金(純金)と呼ばれますが、柔らかすぎて変形が懸念されるため、ハワイアンジュエリーでは14金が一般的です。
金は変色しにくく、手元を華やかに見せることができます。ファッションとして楽しみたい方や個性を出したい方に人気の素材です。
さらに、「イエローゴールド」、「ホワイトゴールド」、「ピンクゴールド」のようなカラーバリエーションも選べます。
1-3. シルバー925
シルバーはプラチナやゴールドに比べ、リーズナブルな価格帯で購入できる金属です。
金属自体が安価なため、デザインに個性を出して楽しむことができます。
変色しやすい素材のため、メンテナンスが必要ですが、ハワイアンジュエリーの定番素材です。
2. リングの形状を選ぶポイント
金属の種類が決まったら、リングの形状を決めていきます。形状の選び方は主に2種類に分かれ、好みで選ぶポイントです。
イメージに合わせて選んでください。
2-1.シンプルでスマートなフラットタイプ
フラットタイプは平打ちリングとも呼ばれ、シンプルなデザインが魅力です。シャープな印象で、スマートなスタイルを好む方におすすめです。
特に結婚指輪では、男性が好むデザインが多い傾向です。
2-2.可愛らしい印象のバレルタイプ
バレルタイプは甲丸リングとも呼ばれ、丸みが特徴のデザインです。樽をイメージした形状で、可愛らしい印象が人気です。
フラットタイプと対照的に、女性が選ぶことが多いリングの形状です。
3. リングの幅と厚みの選び方
リングの幅や厚みは好みで決められる部分です。
ブランドによって異なりますが、一般的なリング幅は3mm〜10mm、厚みは1mm〜2mmの範囲で選ぶことが多いです。
リングのイメージやフィット感を考慮し、実際に試着してみてから選ぶことが大切です。
4. デザインを選択する
ハワイアンジュエリーの魅力はその独特なデザインです。オーダーメイドの場合、全てのデザインは職人の手彫りによるものです。
ハワイの自然をモチーフにしたデザインが多く、自分の好みに合わせて選べます。当記事の1ページ目で詳しく解説しています。
5. サイドカットデザインを選ぶ
リングのエッジに施されるカットデザインも重要です。ブランドごとに名称やカットの種類が異なりますが、だいたい4〜6種類から選べます。例えば、以下のような選択肢があります。
- 何も加工を施さない「ノンエッジ」(画像・一番左)
- リングの縁に細かいデザインを入れる「ダイアモンドカット」(左から3番目)
- デザインに沿ってエッジをカットする「カットアウト」(一番右)
サイドカットデザインによって、同じデザインのリングも雰囲気が変わりますので、自分の好みに合わせて選んでください。
オプション: 側面彫りも可能
フラット(平打ち)リングの場合、リングの側面にもデザインを加えるオプションがあります。これにより、リングの印象がさらにおしゃれになります。興味がある方は、ぜひ検討してみてください。
6. 刻印メッセージの選択
ジュエリーに刻印するメッセージを決定しましょう。
- パートナーの名前
- 短いメッセージ
- 好きなハワイ語
- モチーフをワンポイントに
様々なバリエーションから選べるので、パートナーと相談しながら内容を決めてください。
6. 自宅で実践できるメンテナンス方法
ジュエリーを購入した後は、きれいな状態を長期間維持するために日常的なメンテナンスが重要です。
ここでは、購入後に役立つメンテナンス方法をご紹介します。
効果的なデイリーメンテナンス:乾拭き
毎日のメンテナンスとして、柔らかい布で乾拭きを行いましょう。
大きな汚れでなければ、こまめな乾拭きで綺麗な状態を保つことができます。
ただし、ティッシュは繊維が細かく、傷をつける恐れがあるため使用しないでください。専用のジュエリー用クロスを利用するのがおすすめです。
また、温泉に入る際などはジュエリーを外すなど、こまめな心遣いが大切です。
素材別メンテナンス方法の違い
ハワイアンジュエリーで人気のプラチナ・ゴールド・シルバーは、素材ごとにメンテナンス方法が異なります。
洗浄液も素材ごとに購入可能ですが、浸けすぎると変色の原因となるため注意が必要です。
- プラチナ:中性洗剤を溶かしたぬるま湯でこすり洗い
- ゴールド:中性洗剤を溶かしたぬるま湯で手洗い
- シルバー:中性洗剤や歯磨き粉を用いて手洗い
ゴールドやシルバーで汚れが落ちない場合は、歯ブラシを使ってこすり洗いを行いますが、傷をつけないよう丁寧に洗うことを心がけましょう。
メンテナンス方法に不安があれば、購入店舗で相談するのがベストです。
サイズ直し・彫り直しは店舗に持ち込むこと
長年ジュエリーを使用していると、サイズ変更や彫りの黒ずみなど、自分では対処できない問題が発生することがあります。
そのような場合は、無理に自分で対処せずに購入店舗へ行きましょう。
店舗ではサイズ直し・彫り直し・宝石の留め直し等、さまざまなサポートが受けられます。購入後も上手に店舗を活用してください。
7. まとめ
ハワイアンジュエリーに関する情報をたくさんお届けしました。購入前の基礎知識やイメージ作りにお役立てください。
◆
最後に、ハワイアンジュエリーの豆知識をご紹介します。
私たちが馴染み深いハワイアンジュエリーという名前ですが、正式名称は「ハワイアン・エアルーム・ジュエリー」です。
「エアルーム(heirloom)」は英語で「家宝」や「先祖代々から受け継がれてきた宝」を意味します。
ハワイアンジュエリーの歴史は、約150年前の19世紀に遡ります。
ハワイ王朝8代女王リリウオカラニは、英国女王ヴィクトリアと親交があり、彼女の夫・アルバート王子の死を悲しんでいました。その時、彼女は「永遠の思い出(ホオマナオ・マウ)」という言葉が刻まれたブレスレットを持ち続けました。
その後、ハワイではジュエリーに言葉や自然を刻む文化が広まり、多くの人々に愛されるようになりました。
ハワイアンジュエリーは人と自然への愛が込められた、ハワイの伝統です。
◆
結婚指輪は、パートナーとの愛を誓う大切なアイテムです。
- ハワイアンジュエリーは、想いのこもった結婚指輪としておすすめです。
- 金属アレルギーにも配慮された素材が使われています。
- 価格帯も幅広く、予算に合わせて選べます。
- 多くのデザインから、自分たちらしい指輪が見つかります。
この記事が、皆様の参考に役立てば幸いです。