ハワイ王朝リリウオカラニ女王が身に着けたのが始まりとされるハワイアンジュエリーは、ハワイでは祖母から母、母からその子へと代々受け継がれる大切な宝物の象徴とされてきました。
ジュエリーに施されるハワイ古来の伝統的な彫りや飾りが人気で、今日では世界中の人々に愛されています。
日本でもハワイアンジュエリーは人気のアイテムで、カジュアルなアクセサリーはもちろん、結婚指輪として選ばれることも増えています。
初めてハワイアンジュエリーを手に入れたいけれど、どんなブランドがあり、どこで買ったらいいのか。また、どのようなモチーフのデザインを選んだらいいのでしょうか。
今回は、ハワイアンジュエリーについて以下の内容で詳しくご紹介していきます。
- ハワイアンジュエリーの人気ブランド
- ハワイアンジュエリーに使われる代表的なモチーフ
- ハワイアンジュエリーの選び方
この記事が、ハワイアンジュエリーの購入を検討されている方のご参考になれば幸いです!
1.ハワイアンジュエリーとは?
ハワイアンジュエリーは、美しい彫り(飾り)が印象的なアクセサリーで、リングを中心に、バングルやネックレスなどの種類があります。
この彫りは、ハワイで古来から受け継がれてきた伝統的な技術で、大切にしたい言葉や自然のモチーフを表面にあしらい、自分の想いをジュエリーに乗せて身に着けることができるのです。
細かく繊細な彫りの意匠はまさに芸術品。
生涯身に着ける結婚指輪にしたいという方にもおすすめできる格式高いジュエリーなのです。
ハワイアンジュエリーに、大切にしたい言葉を刻む
ハワイアンジュエリーの魅力の一つに、自分の好きな言葉や、相手に贈りたい大切な言葉などの“刻印”があります。
多くのハワイアンジュエリー販売店で、刻印のサービスを行っています。
ハワイ語の刻印を入れることで、自分(自分たち)だけの特別な想いを刻んだジュエリーに仕上がるのです。
誕生石を埋め込む場合は、自分の誕生石でなくても大丈夫
希望すればハワイアンジュエリーのリング内・外側に誕生石をはめ込むことができるお店もあります。
「誕生石」と聞くと自分の誕生月の石だけが対象になると思いがちですが、実はそうではありません。
誕生石にはそれぞれ石ごとに意味が込められており、意味に沿って自分が大切にしたいと思う誕生石を選んだとしても、まったく問題ないのです。
2.人気のハワイアンジュエリーブランド10選
続いて、ハワイアンジュエリーで人気のブランドをご紹介します。
今回は、アフターサービスのことも考慮し、国内でも購入しやすいブランドに絞ってまとめました。
また、ブライダルにおすすめのブランドと、カジュアル寄りなブランドを分けて厳選しています。目的に応じてご覧ください。
ブライダルにおすすめのハワイアンジュエリーブランド5選
婚約指輪や結婚指輪など、ブライダルにおすすめのハワイアンジュエリーブランドをご紹介します。
1.プアアリ(Puaally)
東京・渋谷に店舗を構える「プアアリ」は、とくに彫りの精度に定評のあるブランドです。
国内では難しいとされてきたジュエリー作りの技術力向上に努め、今では他のブランドのサポートに回ることもあるそう。
他社からの評価も高い、ジュエリーブランドです。
2.ワイレア(Wailea)
既製品をあえて作らずに、すべての商品をオーダーメイドで作ることにこだわりを持っているのが「ワイレア」。
オーダーを受けたジュエリーは、すべてハワイにあるアトリエで制作されてお客さまの元へと届きます。
生涯アフターメンテナンスといったサービスも充実しているので、安心して購入ができるブランドです。
3.レザンジュ(LesAnges)
「想いをかたちに」をコンセプトとして、日本全国に4店舗を展開しているブランド、「レザンジュ」。
生産はハワイの自社工房で行なっており、代々受け継がれた技術を持つ職人がひとつずつ丹念に制作しています。
東京以外にも大阪と名古屋に店舗を構えているので、都内以外の方でも気軽に足を運べるお店です。
4.ファーストダイヤモンド(FIRST DIAMOND)
婚約指輪・結婚指輪の専門店として展開をしている「ファーストダイヤモンド」。
リングのタイプ・素材・幅・モチーフのすべてを選ぶことのできるフルオーダーメイドで、お気に入りのジュエリーを購入することができます。
また、専門店ということもあり、購入するユーザーのほとんどはカップル。婚約・結婚指輪もおしゃれに、個性的に、とこだわりのある方にはぜひおすすめです。
5.マイレ(MAILE)

マレイ公式サイトより
品質と遊び心、そして伝統を併せ持ったハワイアンジュエリーが「マイレ」です。
オーダーメイドの結婚指輪を中心に商品展開しているマイレは、ジュエリーコーディネーターがつきっきりでサポートしてくれるという徹底ぶり。
東京の銀座や横浜、名古屋や大阪にも直営店があるため、直接相談しながら購入を検討することができるブランドです。
カジュアルに普段使いもできるハワイアンジュエリーブランド5選
続いては、普段使いにも利用できるジュエリーが充実しているブランドをご紹介します。
6.マキシ(Maxi)

マキシ公式サイトより
ハワイの伝統と現代的なデザインを融合させたブランド「マキシ」。
他のブランドでは類を見ない個性的なデザインが魅力なので、デザインで差をつけたい!というこだわり派の方におすすめのブランドです。
価格帯も比較的リーズナブルなので、幅広い層に人気があります。
7.ローカルブランド(Local Brand)
神奈川県を中心に店舗を展開している「ローカルブランド」。
日本の自社工房とハワイの工房、2か所を拠点に制作を行なっています。
ひとつひとつの作業を工程ごとの専門家に任せ、常に最高の製品を提供することに強いこだわりを持ったブランドです。
8.フィリップリカードホノルル(Philip Rickard Honolulu)
「せっかくハワイアンジュエリーを買うなら老舗で伝統のあるお店がいい!」という方にぴったりなのが「フィリップリカードホノルル」。
制作工程はすべて職人が手作業で行う、伝統と格式のあるハワイの老舗ブランドです。
受け継がれた技術を元に、華やかなジュエリーを購入することができます。また、永久アフターメンテナンスサービス付きというのも安心できるポイントです。
9.レイピカケ(lei pikake)
繊細なデザインが特徴の「レイピカケ」。
オーダーメイドのジュエリー制作が多く、丁寧なアドバイスと美しい仕上がりがユーザーの人気を獲得しています。
じっくりとオーダー内容を考えたいという方は、ぜひ「レイピカケ」へ。
10.アロハ マナ(ALOHA MANA)
リングやネックレス、ブレスレットやピアスなど、幅広いアクセサリーを取り揃えているのが「アロハ マナ」。
古代神話や言い伝えによる、幸せを呼び寄せる力を込めたハワイアンジュエリーをテーマに掲げ、商品を提供しています。
結婚指輪のラインも別に用意されています。
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data-matched-content-ui-type="image_sidebyside" data-matched-content-rows-num="4" data-matched-content-columns-num="2"3.ハワイアンジュエリーに使われる代表的な10のモチーフ
ハワイアンジュエリーに使われるモチーフには意味や言い伝えがあるので、特別な想いや願いをジュエリーに込めることができます。
そのため、ジュエリーを選んだりオーダーする際に、どのモチーフを選ぶのかは大切なポイントです。
ここでは、ハワイアンジュエリーによく用いられるモチーフをご紹介していきます。意味やメッセージと併せてご覧ください。
1.プルメリア
花言葉は「ひだまり」・「恵まれた人」・「気品」など。
ハワイの花といえば真っ先に思い浮かぶプルメリア。
南国らしいきれいな花びらと上品な香りが印象的です。
ハワイで挨拶に用いられる「ALOHA」の5文字にはアルファベットごとに意味があって、プルメリアの5枚の花びらにも宿っていると言われます。(A=Akahai 優しさ、思いやり、L=Lokahi 協調性、O=Oluolu 喜び、H=Ha Ha a 謙虚、素直な心、A=Ahonui 忍耐)
2.ハイビスカス
ハワイでは「アロアロ」と呼ばれ、神に捧げる花として有名です。
花言葉は「繊細な美」・「信頼」・「新しい恋」など。
また、赤色は「勇敢」・ピンクは「華やか」・黄色は「輝き」など、色ごとにも意味を持っています。
3.モンステラ
大きな穴あきの葉っぱが特徴のモンステラ。
ラテン語では「monstrum(怪物)」といわれ、それほどの大きさを持つ葉として知られています。
花言葉は「うれしい便り」。成功が訪れるという意味もあり、プレゼントに選ばれることも多い人気のモチーフです。
4.マイレ
マイレは「絆」や「神が宿る神聖な葉」という意味を持っています。
“神が宿る神聖な葉”の通り、マイレは神とつながりを持つと古来から考えられてきました。ハワイでの表彰には、マイレのレイ(首飾り)が用いられることもあるのです。
男性が首にかけるレイに使用されるためか、結婚指輪で用いられるマイレのモチーフは男性向けのものが多いのも特徴として挙げられます。
5.パイナップル
ハワイの豊かな自然と太陽が生み出した産物であり、また多くの実をつけることから「富や財産の象徴」・「繁栄」といった意味を持つモチーフです。
ジュエリーに彫られることは珍しいですが、可愛いモチーフなのでほかのモチーフと合わせてオーダーメイドの際に刻印するのもいいですね。
6.ホヌ(ウミガメ)
ホヌ(ウミガメ)はハワイではとても神聖な生き物です。「海の守り神」として古くから信仰をされています。
幸運や幸せをもたらして災いなどから守ると言われているため、お守りや結婚指輪のモチーフにも選ばれることが多いです。
7.ホエールテール
クジラに出会えるのは縁起が良いとのことから、「幸せの象徴」とされるようになりました。
幸福のお守りという意味で用いられますが、ハワイアンジュエリーのモチーフとしては珍しいため、オーダーメイドで刻印する方が多いです。
8.ナイア(イルカ)
ハワイ語で「ナイア」と呼ばれるイルカ。幸運を運ぶといわれている守護神“アウマクア”の使者であると、古くから信じられてきました。
主に恋愛に関する幸福を運ぶといわれているため、恋愛成就のお守りに用いられることが多いです。
ハワイアンジュエリーのモチーフとしては珍しく、ホエールテールと同様にオーダーメイドで入れる方が多いです。
9.スクロール(波)
ハワイらしい波のモチーフは、ハワイ語で「ナル」と呼ばれ古くから親しまれています。
波は永遠に途切れることがなく流れ続けるということから、「永遠の愛」という意味を持っており、さらには幸せを運ぶともされています。
10.バレル(樽)
リング自体のふっくらとした形状でも表現されることがあるバレル(樽)。
樽(たる)の中に入れたものは熟成されることから、「中に夢を入れることで、やがて熟成され、時を経て叶う」という意味が込められています。
こちらもハワイアンジュエリーのリングで用いられる頻度は低く、比較的珍しいモチーフです。
4.ハワイアンジュエリーを選ぶ際の4つのポイント
ここまで、ハワイアンジュエリーのブランドやモチーフについてご紹介してきました。続いては、購入時に気をつけるポイントです。
- 結婚指輪は正規の実店舗で
- 彫りの密度・深さが製品の良し悪しを決める
- アフターフォローが大切、しっかりと店舗で確認を
- 付け心地やフィット感を大切にする
失敗しないジュエリー選びのために、ぜひご覧ください。
1.結婚指輪はできれば正規の実店舗で
ハワイアンジュエリーは通販サイトでの販売も多く、気軽に購入ができます。通販はとても便利ですが、結婚指輪を購入する場合はできれば実店舗に足を運びましょう。
結婚指輪の購入は人生に一度のイベントであり、購入後も長い時間に渡って身に着けます。実際に目で見て、試して納得のいく指輪に出会うことが何よりも大切です。
また、実店舗であれば購入後も末永くメンテナンスを受けられるため、アフターケアーも万全です。
2.彫りの密度・深さが製品の良し悪しを決める
しっかりとした商品を選びたいと思っていても、どんなポイントを見ればいいかわからないという場合もありますよね。
ハワイアンジュエリーで商品を見るべきポイントは、彫りの密度と深さです。
職人が手間暇かけて制作しているハワイアンジュエリーは、彫りの精度が製品の質と言えるほど大きなポイント。
彫ることを疎かにした密度の薄いジュエリーや、彫りが浅い場合は良い製品とは言えません。
また、途切れ途切れの彫りが見受けられる場合には、手彫りではなく機械彫りをしている可能性もあります。
ひとつひとつ手作りされていることがハワイアンジュエリーの魅力のひとつなので、選ぶ際は細部をぜひ確認してみてください。
3.アフターフォローが大切、しっかりと店舗で確認を
長く身に着けることで愛着が湧いていくハワイアンジュエリー。
購入するだけで終わりではなく、店舗ではしっかりとアフターサービスについて確認しておきましょう。
サイズ直しはできるのか、無料保証期間はどのくらいか、あらかじめ確認しておくことで万一の場合にも対応できます。
4.付け心地やフィット感を大切にする
最後に、ハワイアンジュエリーを選ぶ上での一番大切なポイントは、自分が納得できるものであるかという点です。
想いを込めて手にするジュエリーです。この先も大切にしたいと思えるものを選びましょう。
そのため、試着の際には指にはめて違和感がないか、きつすぎたり緩すぎたりしないかなどをしっかりと確認してください。
手のひらを開いた状態はもちろんのこと、手を握ったり物を持ったり、日常生活をする上での付け心地をイメージすると選びやすくなります。
>次のページでは、ハワイアンジュエリーのオーダーメイドについてご紹介します<