ヨットでハワイを出発した女性2人と飼い犬2匹が5ヶ月間の漂流を経て、救出された
今年(2017年)の10月28日に、女性2人と飼い犬2匹が日本の南東沖約1500キロの海域で救助されました。
2人(と2匹)はヨットでハワイを出航後、なんと5ヶ月近くにわたり太平洋を漂流していたのです。
5月3日にハワイを出発した彼女たちは、同月30日にエンジンの浸水によって計画していた航路から離れることになりました。
幸いにもヨットには1年分の食料と、海水を濾過する装置を積み込んでいたため、生きながらえることができたと話しています。
2匹の飼い犬も無事保護されたことから、2人の女性は限りある食料を犬たちにも分け与えていたことが推測されます。
今回の生存に関して、2匹の犬がどれだけの寄与をしたかを推し量ることはできませんが、少なくとも、彼女たちが5ヶ月もの間見捨てることなく漂流を共したことから察するに、2人を元気づけていたのではないでしょうか。
アリゾナ州の森林で遭難した老婆の救出劇は、1匹の飼い犬が立役者だった
時として、犬は飼い主の命を救うこともあります。
アリゾナ州の森林で72歳の女性と飼い犬が遭難した事件がありました。人里離れた場所で車のガソリンが無くなってしまい、行方が分からなくなってしまったのです。
9日後、救助隊がヘリコプターで見つけたのは老婆ではなく犬でした。犬を見つけた救助隊は、近くの地面にできた「HELP」の救助信号を見つけることができたのです。
衰弱した女性は、おそらく動き回ることができなかったでしょう。もし犬が一緒にいなければと思うと、ぞっとするニュースです。
犬は緊急時であっても飼い主に寄り添い、支える事ができるのです。
氷点下の山の中、2匹大型犬で暖を取って一夜を明かした女性
海外ばかりではなく、日本でも犬が人命を救った話があります。
京都府の山にペットの大型犬とハイキングに出かけた30代の女性は、山中で道に迷ってしまいました。
遭難した女性は下山できず、山の中で一晩を過ごさなければならなくなってしまいます。季節は冬。その日は氷点下の寒さでした。
女性は大型犬2匹を抱きしめ、暖を取り、無事に一晩を過ごしたのです。
翌日の朝、捜索隊により女性は無事に保護されました。目立った怪我もなかったとのことです。
一生のパートナーであるペット
犬を始めとしたペットは、時として家族のように、またそれ以上にそばにいて飼い主を支えてくれます。
5ヶ月間も共に海を航海したハワイの女性たちをはじめ、ペットに命を救われた方々は一生の感謝を持って、共に人生を歩んでいくことでしょう。
参考記事:
http://www.hawaiinewsnow.com/story/36694284/after-months-lost-at-sea-a-pair-of-hawaii-women-and-their-dogs-are-finally-rescued
https://www.cnn.co.jp/usa/35109510.html
https://ryukyushimpo.jp/news/prentry-235550.html
https://www.thestar.com/news/world/2016/04/13/woman-lost-in-arizona-forest-for-9-days-rescued-thanks-to-help-sign-made-of-sticks.html