現在ハワイ島では56%、マウイ島では44%、オアフ島では32%のサンゴが白く変色していると言われています。
このままの状態が続くと、今後さらに大規模な変色が予測されるとのこと。この変色が進むと漁業が衰退する可能性が懸念されます。
サンゴの変色の原因は、海水温度の上昇。
サンゴをすみかとしている魚もいるため、ハワイ大学の研究者によると、過去100年間での全体の漁獲量は90%も減少しているそうです。
サンゴの激減は、日本でも問題視されています。
沖縄の石西礁湖(せきせいしょうこ)はサンゴ礁域として知られています。しかし、2017年の調査では、サンゴのうち9割が白く変色し、そのうち7割は死んでしまっているとの報告がされているのです。
サンゴの変色原因は、ハワイ同様に海水温度の上昇でした。
海水温度の上昇には地球温暖化が密接に関係しています。
上記では、2100年までの気温の変化予測がグラフ化されており、このデータによると今後100年以内に大幅な気温の上昇が予測されているのです。
このことから、地球温暖化を防ぐことは、世界中のサンゴの保全にも繋がることが分かります。
参考:
http://www.hawaiinewsnow.com/story/36758761/scientists-half-of-hawaiis-coral-reefs-bleached-in-2014-15
http://www.jccca.org/
http://www.asahi.com/articles/ASK1B524YK1BULBJ00B.html