2つの島が溶岩の噴火で繋がり、1つの島となったマウイ島は、その地形から「渓谷の島」とも呼ばれています。
島内には美しいビーチや、渓谷の中の公園、またシュノーケリングに適したスポットなど、マウイ島ならではの観光地で目白押しです。
また、マウイ島はカメハメハ大王がハワイ王朝時代の拠点としていた港町もあり、ハワイの歴史を今に残す島でもあります。
ホエールウォッチングやシュノーケリングなど、アクティブに楽しむことができるだけでなく、ハワイの歴史に触れながらゆったりと過ごすこともできる珠玉のリゾート地なのです。
今回はそんなマウイ島について、欠かさず訪れたい観光スポットをまとめました。マウイ島に訪れる計画をされている方は、ぜひ参考にしてみてください!
マウイ島の穏やかな自然を楽しめる観光スポット
1.イアオ渓谷州立公園(Iao Valley State Park)
マウイ島の西側に広がるイアオ渓谷州立公園。カフルイの街から車で15分ほどで訪れることができます。
敷地内は整備されており、手軽なハイキングを楽しむことができます。マウイ島の自然を楽しむことができる人気スポットです。
イアオ・ニードルと呼ばれる、針のように細長い岩が一つの見所です。駐車場から徒歩圏内の展望台からは、このイアオ・ニードルはもちろんのこと、渓谷の美しい眺めを楽しむことができます。
雨の多いエリアですが、みずみずしい渓谷の空気を十分に楽しむことができるでしょう。
2.ハレアカラ国立公園(ハレアカラ火山)(Haleakalā National Park(Haleakalā))
ハレアカラ国立公園は、ハワイ語で「太陽の家」の意味を持つハレアカラ火山を有する国立公園です。
標高3055mのハレアカラ火山は世界でも最大級の活火山で、もちろんマウイ島では最高峰。島のどこからでもこの山を見つけることができるでしょう。
高さ約3,000mのハレアカラ・ビジターセンターで日の出や日の入りを鑑賞するツアーが人気です。
雲の上にある山頂から見る、たっぷりの雲から昇ってくる(落ちていく)太陽は、一生忘れられない景色となるでしょう。
※日の出の時刻は入園が予約制なので、ご注意ください。
また、国立公園の敷地は海岸まで広がっています。滝や川など火山以外の自然を楽しむエリアもあるので、幅広い観光を楽しむことができるでしょう。
3.バニヤン ツリー(Lahaina Banyan Court)
マウイ島随一の巨木といえば、フロント通りとカナル通り角にあるバニヤン ツリーです。
1873年にラハイナでのキリスト教布教50周年を記念して植えられた木で、バニヤン ツリー パーク内に植えられています。
ぱっと見みたところ、何本もの木が密集しているようにも見えますが、実は根の部分でつながっているというから驚きです。
1本の木が100メートル四方に伸び、木陰を作ります。この木陰は、古くから集会場所としても利用されていたようで、神秘的なスポットでもあるのです。
4.オヘオの池(Seven Sacred Pools at Ohe’o)
「2.ハレアカラ国立公園」内に位置しているオヘオの池は、川の浸食によって自然に作られた池です。
7つの池が階段状に連なっているのが大きな特徴で、池から海へと流れ込む、美しい景色を眺めることができます。
古代のハワイアンたちがみそぎを払った場所だとも言われ、神聖な場所として知られています。
※池自体は地すべりなどの危険性から、現在は閉鎖されていますが、池を眺めるトレイルは実施されています。
5.ハナ ハイウェイ(Hana Hwy)
マウイ島でもっともメジャーなドライブコースがハナ ハイウェイ(ロード トゥ ハナ)です。
このコースは全長約80km、マウイ島の北西部の海岸沿い、カフルイの街からハナの街まで続いています。
途中にはツインフォールズと呼ばれる美しい滝や、「5.オヘオの池」、などに立ち寄ることも可能。
また、途中には急カーブの連続が続く道路もあり、運転が好きな方にとっても満足できるドライブコースになっていることでしょう。
マウイ島の魅力的な海を楽しめる観光スポット
6.モロキニ島(Molokini)
マウイ島南東の4,5kmほどの沖に浮かぶ、きれいな三日月型の無人島がモロキニ島です。
実はこの島、約23万年前の火山活動で生まれた火山の一つなのです。火口が半分水没していることで、このように美しい三日月型に見えるというわけです。
独特の三日月型が波風や潮の流れを防ぐことによって、内部の海水は非常にクリア。
透き通った水と色とりどりの魚、そしてサンゴやウミガメのような海の生き物が見られるとあって、スキューバダイビングやシュノーケリングの聖地としても知られているスポットです。
7.カアナパリ ビーチ(Kaanapali Beach)
北西部にあるカアナパリ ビーチは、白い砂浜が5kmほども続く、マウイ島屈指の人気ビーチです。
このカアナパリ ビーチに沿う形で、いくつものホテルが建ち並んでいます。一帯は「カアナパリ ビーチリゾート」と呼ばれ、地元の方々、観光客を問わず多くの人で賑わっています。
ビーチリゾート周辺にホテルだけでなく、ショッピングスポットやゴルフコースなどもあり、まさに一大リゾート地と呼べるエリアでしょう。
ビーチ沿いには遊歩道が設けられており、美しいビーチを眺めながらの散策も可能。ビーチは西側にあるので、夕暮れ時には太陽が水平線に飲まれていくさまを見ることができます。
8.カマオレ ビーチパーク(Kamaole Beach Park)
南マウイの西側にあるのがカマオレ ビーチパークです。
海岸線沿いに3箇所に別れており、「カマオレ ビーチパーク1」「カマオレ ビーチパーク2」のように、それぞれ名前に番号が振られています。
砂浜はもちろんのこと、芝生エリアやちょっとした公園もあるので、家族連れにも人気のビーチです。地元の方々がバーベキューを楽しむ際に利用するスポットだったりもします。
シャワーやトイレなどがあるだけでなく、ライフガードも常駐しています。美しい海を、安心して楽しむことができるでしょう。
9.カパルア ビーチ(Kapalua Beach)
「7.カアナパリ ビーチ」よりさらに北に海岸線沿いを進むと、カパルア ビーチがあります。
ハワイの言葉で「海を抱く腕」という意味を持つカパルア ビーチは、その名の通り海を抱きかかえるような三日月型の形状をしています。
「6.モロキニ島」同様に、この形状によって海は穏やか。シュノーケリングはもちろんのこと、小さいお子さんの遊泳にも適したビーチです。
ビーチの近くにはケータリングをしているお店もあるので、海をながめながらゆったりとランチを取ることもできます。
10.マウイ オーシャン センター
ハワイ近海に生息する海の生き物を集めた水族館がマウイ オーシャン センターです。
飼育している海洋生物の約1/4は、ハワイでしか見ることのできない貴重な固有種という、まさにハワイならではの水族館。
全長16メートルものトンネル型の水槽や、サメを間近に見ることができる水槽など、子どもが楽しめる施設が目白押しです。
環境と生物の保護にも力を入れていて、飼育されている生き物たちは館内で一生を過ごすのではなく、いずれかのタイミングで海へと返されるとのことです。
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マウイ島の歴史や文化に触れられる観光スポット
11.ハウオラの石(Hauola Stone)
ラハイナ港の海面を眺めていると、椅子のような形の椅子を見つけられると思います。それこそが、ハウオラの石と呼ばれるスピリチュアルスポットです。
ハウオラはハワイ語で「健康」や「命」そのものを意味します。
古代のハワイでは、この石に座ると病気やケガが治るとされ、王族の出産時に使われたという逸話まである神聖な石なのです。
周辺は石の近くまで降りられるようになっていないので、触ったり座ったりすることはできません。港から眺めるにとどめておくようにしましょう。
12.ラハイナ浄土院(Lahaina Jodo Mission)
ラハイナ浄土院は1912年に建てられたとされる日本式の寺院です。ハワイの西側ラハイナに建ち、観光スポットとして親しまれています。
火災によって一度は消失しましたが、日本から大工を呼び寄せて再建された歴史も。
境内にはお寺だけでなく、大仏や三重塔、さらには鐘楼まで揃っています。
ちなみに、大仏は日本人の移住100周年を祝ってつくられたとされており、アジア圏を除くともっとも大きな大仏とされています。
13.フィースト アット レレ(Feast at Lele)
古代ハワイの伝統的なメニューや、古典的なダンスが一緒に楽しめるレストランがフィースト アット レレです。
「7.カアナパリ ビーチ」の南に位置するラハイナにあり、オーシャンフロントの席で食事をすることができます。
夕方から行われるフラダンスのショーは必見。広大な海をバックに、本格的なフラダンスを体感することができるでしょう。
14.ラハイナ港(Lahaina Harbor)
ラハイナのメインストリートの直ぐ側にあるラハイナ港。かつて港町だったころの名残です。
現在は観光用の潜水艦や、ホエールウォッチングのためのボート、ディナークルーズ船などが出港しています。
マウイ島の海でのアクティビティを楽しむための、一つの拠点となっているのです。
さらに、12〜4月頃は、運が良ければ港からでもクジラが飛ぶ姿を見ることができます。
15.マウイ トロピカル プランテーション(Maui Tropical Plantation)
マウイ トロピカル プランテーションは、様々な作物を栽培している農園です。
24万㎡(東京ドームの約5倍)の敷地に、パイナップルやパパイヤ、バナナ、ココナッツなど、南国のフルーツを栽培しています。
畑を巡るトロッコツアーや、パイナップルカットの実演など、観光客向けのアクティビティも豊富。
農園内にある施設では、フルーツやオリジナルのギフト商品も販売されています。お土産を買うのにももってこいのスポットです。
16.マウイズ・ワイナリー(Maui Wine, Ulupalakua Vineyards)
カフルイ空港から南方面に車を走らせれば、マウイ島唯一の商業ワイナリーである「マウイズ・ワイナリー」に到着します。
敷地内には醸造所だけでなく、ワインを試飲することができるテイスティングルームも備えています。
また、ワイナリー内では30分程度の無料ツアーを毎日行っています。醸造のタンクなどを見学し、ワイン造りを知ることができます。
もちろん、おみやげの購入もどうぞ! ブドウだけでなく、パイナップルやラズベリーなどのトロピカルワインは、きっとマウイ島ならではのお土産になるでしょう。
まとめ
最後に、今回ご紹介した観光スポットを1つにの地図にまとめました。
現地でこの記事をご覧になっている方や、各観光地の位置を把握するのにご活用ください!
この記事が、皆さんのマウイ島観光に役立つことを願っています!