公開日:2017年11月2日
更新日:2021年12月30日
最新更新日:2024年10月1日
ハワイ旅行で気になる現地の文化。
日本独特の文化をそのままハワイに持ち込むと、少し風変わりな人と思われることがあります。
「郷に入れば郷に従え」という言葉もあるように、ハワイの文化を知っておくと良いでしょう。
今回は、ファッションに焦点を当てて、日本とハワイの違いについて解説します。
旅先で浮いた存在にならないように、いくつかのNG項目を押さえておきましょう!
Contents
【注意】ハワイと日本での4つのファッションの違い
街を歩いていると、日本人旅行者はすぐに見分けがつくと現地の人に言われることがあります。
日本では普通の服装やアイテムも、ハワイでは少し違って見えることがあり、場合によっては変わった人と思われてしまうことも。
現地の方々と円滑にコミュニケーションを取るために、以下のファッションには注意し、極力避けるようにしましょう。
1. 日焼け防止には日傘ではなく帽子を
ハワイで日傘をさしている人はとても目立ちます。
ビーチ沿いの遊歩道やダイヤモンドヘッド登山などで日傘をさして歩いていると、「日本からの観光客」とすぐに分かります。
ハワイではもともと傘をさす文化が根付いておらず、雨傘をさす人も少ないです。
雨がすぐに止む気候であり、ポンチョやパーカーが主流だからです。
それでもハワイは日差しが強い地域です。
では、現地の人たちはどうやって対策しているのでしょうか?
答えは「帽子」です。ハワイでは帽子の着用が一般的です。
日差しを防ぐために、Tシャツにはスポーティーなキャップ、ワンピースにはつば広帽子がおすすめです。
また、アームカバーを着用する人もほとんどいません。
リゾート地ですから、日焼け止めスプレーなどを活用して、涼しい格好でリゾートファッションを楽しみましょう。
さらに、目の保護も大切です。帽子に合わせてサングラスを使ってみるのもおすすめです。
2. 屋内と夜の外出では上着が必須アイテム
次に注意していただきたいポイントは、上着を必ず持ち歩くことです。
これはNGファッションではありませんが、ぜひ覚えておいてほしい知識です。
空港送迎やオプショナルツアーの移動バス、レストラン、ショッピングセンターなどで寒くて風邪をひきそうになったという体験談をよく聞きます。
意外かもしれませんが、夜も冷え込みます。
特に海沿いでは風が強くなるため、寒暖差が大きく感じることでしょう。
ジャケットやパーカー、ストールなどの羽織れるアイテムを必ず持って出かけてくださいね。
3. レギンスやトレンカの重ね履きは避ける
「肌を直接見せることに抵抗がある」「1枚では涼しいから下に重ねたい」そんな方に大人気のファッションアイテムがレギンスやトレンカです。
以前、日本で大流行し、今やファッションの定番となりました。ミニスカートやハーフパンツのお供として欠かせない存在になりつつあります。
しかし、レギンスやトレンカは日本ならではの着こなしです。
もちろん着用してはいけないわけではありませんが、現地の人たちはまず重ね着をしません。
ヨガやランニングなどの際には、そのまま1枚で着用します。
スカートやハーフパンツに他のアイテムを重ね履きするという日本のスタイルは、欧米諸国から見ても珍しい文化のようです。
ハワイらしいファッションを楽しむならば、何も合わせず1枚で過ごすことをおすすめします。
4. マスクは重病者の印
現在は、すっかりコロナ以前にもどりましたが、つい最近まで、新型コロナウィルスの感染拡大で、世界中マスク着用が当たり前になりました。
コロナ渦では、ハワイでもマスク着用は住民の間でもすっかり定着しました。
現在でも、本当に少数ですが、マスクを着用している人を見かける時があります。
しかし、コロナパンデミック以前はハワイでのマスク着用は日本とは少し違った意味を持っていました。
日本では以前から花粉症や風邪気味、またすっぴんを隠すためにマスクを着用するということが当たり前になっています。
実はこのマスクをするという行為は、ハワイでは重い病気を患った人という意味合いがあるのです。
マスクを着用した人を見かけると、“マスクをかけなければいけないほどの病気=外を出歩いてはいけない”と勘違いされてしまうほどでした。
ただし、飛行機での移動中は乾燥対策としてマスクの着用をおすすめします。
ハワイのファッション事情をさらに学ぶ
日本とハワイのファッション文化の違いについてご紹介してきました。
それでは、ハワイではいったいどんな格好をしたらよいのでしょうか?
ファッションのNGを知った上で、ハワイでの基本的な服装についても学んでおきましょう!
まず、何を着るべきか?
まずはハワイの街歩きの服装についてご紹介します。
ずばり、ハワイでは半袖シャツとショートパンツ・スカートなどのシンプルで身軽な格好が基本です。
ハワイの年間平均気温は26度程度。これは日本の9月くらいを想定してもらえれば分かりやすいかと思います。
基本的には半袖シャツとパンツ・スカートで。バッグには羽織れるものを一枚持っておくのがちょうどよいでしょう。
また、足元はビーチサンダルやスニーカーを、TPOに合わせて選択しましょう。
オプショナルツアーやショッピングにはスニーカーで。ホテルから海まで行く程度であればビーチサンダルで良いと思います。
ビーチサンダルだけだとアクティビティの際に怪我をしてしまう可能性もあるので、日本からはどちらも持っていくようにしましょう。
ワンピースに合わせるのは歩きやすいサンダルがいいでしょう。パンストは履かず素足でリゾートを満喫しましょう。
アロハシャツについて知っておく
せっかくハワイに来たのだから、アロハシャツを着こなしてみましょう。
現地でよく観察すると、素材や柄によっていろいろなスタイルがあることが分かります。
オフィス街のビジネスマンやホテルのレストランで着られているきちんとした印象のものから、ビーチや街歩きでさらっと羽織られたリゾート感いっぱいのものまで、実に様々なアロハシャツがあります。
現地でお気に入りのアロハシャツを手に入れて、ハワイ旅行を楽しみましょう。
また、アロハシャツには柄によって込められている意味が異なります。
花柄だけと思われがちなアロハシャツですが、その柄は実に豊富。クジラの尻尾を模した「ホエールテール」やウミガメ柄の「ホヌ」など、それぞれに意味が込められているのです。
▼アロハシャツの詳しい意味については、以下の記事をご覧ください。
日本からは何着持っていけば良い?
最後に、ハワイ旅行では何着の服を持っていくのがよいかについても考えていきます。
例えば一般的な4泊6日の例では、以下のような準備が必要になります。
1日目:日本から着ていく服(機内泊)
2日目:ハワイで着用する服(現地1日目)
3日目:ハワイで着用する服(現地2日目)
4日目:ハワイで着用する服(現地3日目)
5日目:ハワイで着用する服(現地4日目)
6日目:日本到着後着用する服
分かりやすい考え方としては、日本から来ていく服、また日本で着用する服はスーツケースに入れる必要がないため、実質持っていくべき服の枚数は4枚(セット)となります。
泊数で覚えておくと分かりやすいかかもしれません。
◆
ハワイの服装にはさまざまなマナーがあるだけでなく、このように一般的なルールを知っておくことで荷造りもぐっと楽になります。
以下の記事ではハワイのファッションについて詳しく解説しています。ハワイに行く予定のある方は、一度目を通してもらえればと思います。
▼現地で服を買う際におすすめのお店も掲載!
まとめ
ハワイでのファッションの注意点を4つご紹介しました。
ぜひハワイ旅行の際には役立てて、安全で快適な旅の時間をお過ごしください。