ハワイ旅行で気になる、現地の文化。
日本ならではの文化をハワイに持ち込んでしまうと、少し風変わりな人という印象を持たれてしまう場合があります。
「郷に入れば郷に従え」という言葉もある通り、ハワイの文化を知っておいて損はないでしょう。
今回は、ファッションのポイントに絞って、日本とハワイの違いについて解説します。
旅先で浮いた人にならないように、いくつかのNG項目を押さえておきましょう!
Contents
【注意】ハワイと日本での4つのファッションの違い
街を歩いていると、日本人旅行者はすぐに見分けがつくと現地の人に言われます。
日本では当たり前のように着用している服装やアイテムもハワイでは少し違っていて、場合によってはちょっと変わった人に見られてしまうことも。
現地の方々との円滑なコミュニケーションのために、以下のファッションには注意し、極力避けるようにしましょう。
1.マスクは重病者の印
新型コロナウィルスの感染拡大で、世界中マスク着用が当たり前になった現在。ハワイでもマスク着用は住民の間でもすっかり定着しています。
しかし、コロナパンデミック以前はハワイでのマスク着用は日本とは少し違った意味を持っていました。
日本では以前から花粉症や風邪気味、またすっぴんを隠すためにマスクを着用するということが当たり前になっています。
実はこのマスクをするという行為は、ハワイでは重い病気を患った人という意味合いがあるのです。マスクを着用した人を見かけると、“マスクをかけなければいけないほどの病気=外を出歩いてはいけない”と勘違いされてしまうのです。
コロナ禍の現在でもテレビで海外の映像を見ると、意外とマスクを着用している人の割合が日本に比べて少ない印象を持つのもこういったマスク文化の違いがあるためではないでしょうか。
マスクひとつで国によって違いがあるという事も、知っておくと納得がいきますね。
2.日焼け防止には日傘ではなく帽子を
ハワイで日傘をさしている人はとてもよく目立ちます。
ビーチ沿いの遊歩道やダイヤモンドヘッド登山などで日傘をさして歩いていると、「日本からの観光客」ということがすぐにわかります。
ハワイではもともと傘をさす文化が根強いものではなく、雨傘ですらさす人は多くありません。雨がすぐに止む気候であることと、傘よりもポンチョなどが主流であるからでしょう。
とはいえハワイは日差しの強い地域です。日差しの予防は必要不可欠といえるでしょう。
では現地の人たちは、日傘以外でどのように対策をしているのでしょうか?
ずばり、それは「帽子」です。ハワイ現地では帽子の着用がたいへんポピュラーなのです。
日差しを防ぐことのできるものであれどんな形でも構わないですが、Tシャツに合わせるならばスポーティーなキャップ、ワンピースに合わせるならつば広帽子などがおすすめです。いずれにせよ、強い日差しを遮るためにはなくてはなりません。
また、アームカバーを着用する人はほとんどいないません。せっかくのリゾート地です。日よけの為に暑苦しい格好になるより、日焼け止めスプレー等を活用してリゾートファッションを満喫しましょう。
また、目の保護も大切です。日本ではなかなか利用することのない方も、帽子に合わせてサングラスに挑戦してみてはいかがでしょうか。
3.レギンスやトレンカの重ね履きは避ける
「肌を直接見せることに抵抗がある」「1枚では涼しいから下に重ねたい」そんな方に大人気のファッションアイテムがレギンス・トレンカ。
数年前から日本で大流行し、今やファッションの定番となりました。ミニスカートやハーフパンツのお供としては欠かせない存在になりつつあります。
しかし、レギンス・トレンカも日本ならではの着こなし。もちろん着用してはいけないというわけではありませんが、現地の人たちはまず重ねては着用しません。
ヨガやランニングなどをするときには、そのまま1枚で着用します。
スカートやハーフパンツにほかのアイテムを重ね履きするという日本のスタイルは、欧米諸国から見ても珍しい文化のようです。
ハワイらしいファッションを極めるならば、何も合わせることなく1枚で過ごすことをおすすめします。
4.屋内と夜の外出では上着が必須アイテム
最後に注意していただきたいポイントが、上着を必ず持ち歩くこと。これはNGファションではありませんが、ぜひ覚えておいて欲しい知識です。
空港送迎やオプショナルツアー移動のバス、レストランやショッピングセンターなどで寒くて風邪をひきそうになったという体験談をよく聞きます。
ハワイではどこでも設定温度が日本に比べて低めです。
これは欧米の人との体感温度の違いに加えて、細菌や害虫の発生を抑えるためという南国ハワイ特有の理由から来るものと思われます。
意外ですが夜も冷え込みます。特に、海沿いに行くと風も強くなるため寒暖差は大きく感じることでしょう。
ジャケットやパーカー、ストールなどの上から羽織れるアイテムを必ず持って出かけてくださいね。
ハワイのファッション事情をさらに学ぶ
日本とハワイのファッション文化の違いについてご紹介してきました。
それでは、ハワイではいったいどんな格好をしたらよいのでしょうか?
ファッションのNGを知った上で、ハワイでの基本的な服装についても学んでおきましょう!
まず、何を着るべきか?
まずはハワイの街歩きの服装についてご紹介します。
ずばり、ハワイでは半袖シャツとショートパンツ・スカートなどのシンプルで身軽な格好が基本です。
ハワイの年間平均気温は26度程度。これは日本の9月くらいを想定してもらえれば分かりやすいかと思います。
基本的には半袖シャツとパンツ・スカートで。バッグには羽織れるものを一枚持っておくのがちょうどよいでしょう。
また、足元はビーチサンダルやスニーカーを、TPOに合わせて選択しましょう。
オプショナルツアーやショッピングにはスニーカーで。ホテルから海まで行く程度であればビーチサンダルで良いと思います。
ビーチサンダルだけだとアクティビティの際に怪我をしてしまう可能性もあるので、日本からはどちらも持っていくようにしましょう。
ワンピースに合わせるのは歩きやすいサンダルがいいでしょう。パンストは履かず素足でリゾートを満喫しましょう。
アロハシャツについて知っておく
せっかくハワイに来たのだから、アロハシャツを着こなしてみましょう。
現地でよく観察すると、素材や柄によっていろいろなスタイルがあることが分かります。
オフィス街のビジネスマンやホテルのレストランで着られているきちんとした印象のものから、ビーチや街歩きでさらっと羽織られたリゾート感いっぱいのものまで、実に様々なアロハシャツがあります。
現地でお気に入りのアロハシャツを手に入れて、ハワイ旅行を楽しみましょう。
また、アロハシャツには柄によって込められている意味が異なります。
花柄だけと思われがちなアロハシャツですが、その柄は実に豊富。クジラの尻尾を模した「ホエールテール」やウミガメ柄の「ホヌ」など、それぞれに意味が込められているのです。
▼アロハシャツの詳しい意味については、以下の記事をご覧ください。
日本からは何着持っていけば良い?
最後に、ハワイ旅行では何着の服を持っていくのがよいかについても考えていきます。
例えば一般的な4泊6日の例では、以下のような準備が必要になります。
1日目:日本から着ていく服(機内泊)
2日目:ハワイで着用する服(現地1日目)
3日目:ハワイで着用する服(現地2日目)
4日目:ハワイで着用する服(現地3日目)
5日目:ハワイで着用する服(現地4日目)
6日目:日本到着後着用する服
分かりやすい考え方としては、日本から来ていく服、また日本で着用する服はスーツケースに入れる必要がないため、実質持っていくべき服の枚数は4枚(セット)となります。
泊数で覚えておくと分かりやすいかかもしれません。
◆
ハワイの服装にはさまざまなマナーがあるだけでなく、このように一般的なルールを知っておくことで荷造りもぐっと楽になります。
以下の記事ではハワイのファッションについて詳しく解説しています。ハワイに行く予定のある方は、一度目を通してもらえればと思います。
▼現地で服を買う際におすすめのお店も掲載!
まとめ
ハワイでのファッションの注意点を4つご紹介しました。
ぜひハワイ旅行の際には役立てて、安全で快適な旅の時間をお過ごしください。