”日本から近い楽園”として人気のハワイ。実際のところ日本からハワイまで約7時間、ハワイから日本は約8時間と海外旅行の飛行時間としてはそれほど長くないフライトです。ただ、子連れで飛行機に乗るパパさんママさんにとっては決して”近い”と思うことができないかもしれません。
ハワイに住む私も何度も子連れでハワイ-日本間を飛行してますが、やはり毎度違ったシュチュエーション、子供の機嫌具合にドキドキさせられます。今回はそんな親御さんのストレスを少しでも軽減できるようにハワイをもっと”近い”場所になれるような情報をお届けします。
まずは航空会社の選定から
日本-ハワイ間の直行便は日本航空(JAL)、全日空(ANA)、ハワイアン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、チャイナエアライン、大韓航空の運行があります。航空会社によって幼児、小児の航空運賃が異なるので初めに情報を精査しておきましょう。
まず言えるのは、日本の航空会社は子連れ家族に対して座席の調整や細かいサービスについて群を抜いて良いでしょう。しかし旅行代理店のパッケージツアーや価格面などで他の航空会社を選ばざるおえないこともしばしばあるのも事実ですね。もちろんどの航空会社も子連れの搭乗を歓迎してくれてるので怖がることはありません。日本語が通じなくてもハワイ便に乗っている客室乗務員の方は日本人に慣れてるので丁寧に対応してくれます。またサービスだけでなく、飛行時間帯も選定の条件に入れておきましょう。
早めにバシネットの予約を!
規定の身長・体重(航空会社によって異なる)を満たした幼児をお持ちの親御さんは、個人旅行にしろ、パッケージツアーにしろ予約の段階でバシネット(簡易ベッド)の予約をしましょう。ハワイ便にはかなりの確率で幼児が多くの乗っているので早めの予約が必須です。また車椅子の方がいる場合や優先が必要とされる他の幼児がいる場合は予約していても当日キャンセルされる場合があります。その可能性も踏まえて、持ち物の準備をしておくことも必要です。
またバシネットは離着陸時は使用できなくなり、また必ず専用のシートベルトが必要となります。親御さんがゆっくり機内でリラックスできることがもちろん理想ですが、慣れない場所で眠りにつけないお子様も多いように思います。大変ですが、ストレスフルなのはお子様も一緒ですね。
子供用機内食について
英語ではチャイルドミール、トドラーミールなどと呼ばれる2歳以上のお子様用の子供用機内食や、1歳以下の赤ちゃん向けのベビーフード(離乳食)が各航空会社で用意されています。詳しくは各航空会社のホームページに掲載されていますが、月齢がまだ浅い幼児にはいつも食べている食事やスナック持参することをオススメします。またアレルギーに対応した食事やミルク用のお湯、オムツなどを用意してくれる航空会社もあるので、機内持ち込み荷物を軽くするためにも事前に問い合わせてみましょう。
写真は実際の全日空の離乳食です。これにバナナがついてくるので量はかなりありましたが、全く食べませんでした。
次のページでは機内でのオムツ、耳抜きや授乳、その他についてご紹介します。