ハワイでは、日本とは異なったマナーがあることをご存知ですか?
ハワイでの滞在を気持ちよく快適に過ごすために、知っておきたいマナーを9つに厳選してご紹介します。
Contents
ハワイで気をつけたい9つのマナー、注意点
1.列の並び方は1列が基本
日本では、トイレ・ATM・窓口などが複数ある所に並ぶ際に列を一つにし、あいた所に先頭の者が入る「フォーク型」、またスーパーのレジのように各列にそれぞれが並ぶ「並列型」があり、場所によって並び方が違っていますよね。
臨機応変な対応が求められるのが日本ですが、ハワイでは列は基本的に一列です。トイレやレジなど場所に関係なく一列に並んであいたところに入るというのがルールです。
万が一並んでいる列が曖昧になっていて不明だと感じた場合は、素直に「Are you on the line?(列に並んでいますか?)」と確認をしてからその列に並ぶように心がけてください。
2.公共の場での飲酒は禁止
旅行中お酒を飲むという方も多くいることと思いますが、お酒の飲み方にもルールがあります。
本来であれば景色を楽しみながらお酒を悠々と飲みたいところかもしれませんが、実は、公共の場での飲酒は法律で禁止されているのです。
ビーチ・公園・路上・公共施設など、人の集まる場所では飲酒をしてはいけません。もちろん、飲酒運転や歩きながら飲むことも違法となります。
またハワイでは飲酒は21歳以上と、日本よりも1歳年齢が上がるため大学生の飲酒にも注意が必要です。レストランでの注文時や、コンビニで購入の際にはパスポートの提示が求められる場合もあるので忘れず持ち歩くようにしましょう。
ハワイでの飲酒はレストランやホテルなどゆっくりできるところで楽しんでくださいね。
3.喫煙の際は日本以上に注意を払う
ハワイでの喫煙は、日本よりもずっと注意点が多いです。というのもハワイでは取り決めが多く、ほとんどの場所が禁煙となっています。
例を挙げると、空港内・レストランやバー・ショッピングモール・ホテルのロビー・公共のビーチや公園・そのほか州や国の建造物などはすべて禁煙です。
ホテルに関しては一部の客室をのぞき、ラナイを含めて建物内はほぼ全面禁煙となっているのが現状です。
喫煙場所は灰皿の置かれた決められたエリアのみとなりますので必ず守りましょう。
4.服装はTPOをわきまえて
レストランを利用る際には服装にも注意が必要です。
ハワイでは食事をする際にドレスコードのあるレストランが多く存在します。
ドレスコードとは、そのレストランに入るためにふさわしい服のことを指し、いわゆるTPOをわきまえた服装という意味です。
ドレスコードのないレストランもありますが、記載のある場合はラフな格好で訪れてしまうと店に入れないという場合も出てきますので、事前にしっかりと確認をするようにしましょう。
男性は短パンやビーチサンダルを避け、襟付きのシャツと長ズボン、女性はリゾートドレスといったきっちりとした印象の服装をしていれば特に問題はありません。
また、レストランだけでなくホテルのロビー内を水着姿で歩くのもマナー違反とされています。
5.バスの優先座席は譲る
ハワイの公共交通機関として有名な市バスの”The Bus”は車両前方が優先席(シルバーシート)と決められています。
優先席をお年寄りの方や妊婦さんに譲るのは日本でも当たり前のマナーですが、ハワイでもこのマナーは存在します。
荷物が多いからと座席を占領してしまったり、一人分よりも大きなスペースでどかっと座るのもマナー違反です。
できる限り席は譲り、お互いに気持ちよく乗車できるように意識していきましょう。
また、スーツケースやサーフボードなど大きな荷物も基本的に持ち込みはNGです。乗車の際に断られる場合もあるので、気を付けましょう。
6.女性は肌の露出を控える
夜の街に出かけるという方に必ず注意していただきたいのが服の露出度です。
バーやクラブといった場所に露出の多い洋服で出かけた場合、売春を行なっていると思われてもおかしくないといいます。
実際のところ、過去には日本人もハワイで性犯罪に合う事件が発生しているので、決して人ごとではありません。
夜の街に出歩くことは極力控えるべきですが、万が一出かける際には露出の少ない格好で、さらには持ち物も肌身離さず持ち歩くという心がけが必須です。
また、海外のレストランやショッピングセンターは日本に比べて冷房が強いことが多いです。お出かけの際には1枚羽織るものを持参することをおすすめします。
7.スパは水着を着用すること
文化の違いなので日本人にはためらいのある行動かもしれませんが、ハワイではスパ・ジャクジー・プールでの水着着用は必須事項です。
特にサウナに裸でタオルを巻いたまま入るという方は日本ではよく見かけますが、ハワイでその行為はタブー。必ず水着を着用していくことを忘れないようにしてくださいね。
8.子どもとは必ず一緒に行動を
子どもから目を離さないというのは親であれば当たり前のことかもしれませんが、ハワイでは法律に準じて決められてるのです。
ハワイ州法では、12歳以下の子どもから目を離す・置き去りにするという行為は法律により罰せられることが決められており、たとえホテルだとしても客室に一人残すという行為は禁止となります。必ず大人が近くにいるようにしてください。
また体罰にも厳しい傾向があります。アメリカでは親からの体罰は即時児童虐待となり、法律違反になってしまいます。親御さんは、お子さんを叱る際にくれぐれも注意してくださいね。
9.日本とは異なる交通ルール
最後に日本とは異なるハワイの交通ルールについてご紹介します。
ハワイでは交通ルールの規制が日本とは異なるため、知らず知らずのうちに規則を破ってしまったという事態が起きてしまう可能性もあります。そんなことにはならないよう、あらかじめルールを確認して未然に防いでいきましょう。
ハワイの交通ルールで気をつけなければいけないポイントは大きく分けて2つあります。
それが、
・J(ジェイ)ウォーク
・自転車の歩道走行
です。
Jウォークは道路の違法横断のことを指し、信号無視と横断歩道以外の場所での道路の横断が主な内容です。
この2つは日本でも禁止されている行為ですが、ハワイで特筆すべきポイントは、罰金について。ハワイでこのJウォークを行なってしまうと、$100以上の高額な罰金を課せられる可能性があるのです。
また、自転車の歩道走行にも同様のことが言えます。ハワイでは交通ルールに関しての統制が非常に厳しく、旅行者であろうとなかろうと関係なく罰金を課せられます。
また、レンタカーを借りる方に見ていただきたい交通ルールがこちら。赤信号で右折するなんて日本ではありえないことですが、ハワイでは標識の表示によって例外があります。
交通ルールは不安がつきもの。レンタカーを使用する予定がある方はぜひご一読ください。
ハワイでレンタカーを活用!借りる際知っておきたい3つのポイント
旅での安全を確保するためにも、しっかりと確認するようにしましょう。
特に気をつけたい、法律に触れてしまう事柄
ここまでで紹介したものの他にも「日本では当たり前だけれど、ハワイだと法律違反になってしまう」という事柄もいくつかあります。
せっかくの旅行で罰則金を支払うなんて嫌ですよね。特に注意したい規則をご紹介します。
ベランダに洗濯物を干してはならない
例えば、あなたが滞在先のホテルで昨日着ていた服を洗濯したとしましょう。洗った服をベランダに掛け、外に干しておく……。
実はこれ、罰則の対象となってしまうのです。
観光客が知らずに犯してしまう法律違反の代表格です。ハワイ(特にホノルル)では、洗濯物をベランダに干してはいけないのです。
「景観を損ねるため」という、なんとも観光地らしい理由ですが、見つかってしまうと即座に罰金を支払うなんてことに。
洗濯をしたい、また洗濯物を乾かしたいといった場合は、ホテルのランドリーサービスを利用するようにしましょう。ランドリーサービスがない場合は、自室のバスルームを利用するか、もしくは街中に公共のコインランドリーなどがあるので、必ずそちらを利用するようにしましょう。
ウミガメに近づいてはならない
ハワイのビーチでウミガメやアザラシを見かけることは珍しくありません。写真を取るために思わず近づいてしまったり、気になる甲羅のさわり心地を確かめてみたり……。
これも罰則対象です。
ウミガメなどいくつかの野生動物は特別保護動物に指定されているため、触ることが禁止されています。それどころか約2メートル以内に近づくこともできません。餌を与えることも当然違反です。
この法律を違反してしまうと、500ドルを越える高額な罰則金を支払わなければなりません。ハワイがあの美しい生態系を守るために、どれだけ徹底しているかが伺えますね。
ちなみに、街中で見かける鳥などに餌をあげることも同様に禁止されています。食べ物を与えることで鳥類の過剰繁殖に繋がり、こちらも生態系を破壊しかねないとのこと。
可愛らしい鳥に餌をあげたくなる気持ちはとてもわかりますが、ぐっとこらえましょう。
……このように、ハワイにはルールを超えた特徴的な法律がいくつもあります。以下の記事では今回紹介したものも含め、全部で7つの特徴的な法律、規則を紹介しています。
楽しい旅行で多額の罰則金を払うなどということがないように、ぜひご一読いただくことをおすすめします!
まとめ
以上、ハワイ旅行で覚えておくべきルールを9つご紹介しました。
日本とは違うルールもあるため戸惑ってしまいますが、お互いに気持ちよく過ごすために必要な取り決めなので必ず守り、快適な旅にしましょうね。それでは、よい旅を!