「この木なんの木、気になる木」のフレーズでおなじみの日立グループのコマーシャル。
このCMに登場している樹木はハワイのモアナルアガーデン内にある「モンキーポッド」という種類です。
モアナルアガーデンは、観光地としても地元の方の憩いの場としても知られているポピュラーなスポットです。
じつは、「モンキーポッド」は冒頭のCMによって、10年にわたり大金を生み出しているのです。
モアナルアガーデンのオーナーは、日立との契約を更新したことを伝えました。この契約によって、日立はモンキーポッドを広告に使用する独占権を得たとしています。
このニュースでは、日立は過去10年間でモアナルアガーデンに対して400万ドル(約4億5千万円)を支払っていたことが明らかとなりました。
たった1本の樹木が、4億円以上の価値を生み出しているのです。
2017年に東洋経済が発表した広告費に関するデータを参照すると、大手企業は各社高額な広告費を支払っていることが分かります。
1位のトヨタは年間4000億円を超える広告費を、2位のソニーや3位の日産自動車も3000億円を上回る広告費を支払っているとのこと。
それら莫大な金額感から鑑みると、モンキーポッドに支払われた4億円以上のお金も、適正値といえるのかもしれません。
参照記事:
http://www.hawaiinewsnow.com/story/36800230/the-4-million-tree-that-just-keeps-on-giving
http://toyokeizai.net/articles/-/187757