「ビッグ アイランド」とも呼ばれるハワイ島は、他のハワイ諸島7つの島がすっぽり収まるほどの面積を持ちます。
人口は20万人ほどで、冬でも平均気温は26度前後と、非常に温暖。ただし、大きな山の山頂にもなると、雪が積もるほどの温度差があります。
もともとハワイ島は海底火山の噴火でできた島なので、今現在も活火山から噴出される溶岩が海岸に流れ込み、新たな土地を形成しているのです。
そんな自然豊かなハワイ島。島なので海はもちろんですが、山や渓谷など、内陸の観光スポットも豊富なのが大きな特徴です。
今回はハワイ島で絶対に訪れたい観光スポットをまとめました。ご旅行の計画を立てる際の参考にしてもらえればと思います!
Contents
- 雄大な山を楽しむ観光スポット
- 1.キラウエア火山(Kīlauea)
- 2.マウナケア山(Mauna Kea)
- 3.ワイピオ渓谷(Waipio Valley)
- 4.アカカ滝州立公園(ʻAkaka Falls State Park)
- 5.ポロル渓谷(Pololū Valley)
- 6.レインボー フォールズ(Rainbow Falls)
- 7.オニヅカ ビジター センター(Onizuka Center for International Astronomy Visitor Information Station)
- 8.チェーン オブ クレーターズ ロード(Chain of Craters Rd)
- 9.すばる天文台(Subaru Telescope)
- ハワイ島ならではの海が楽しめるスポット
- 情緒豊かな街歩きが楽しめるスポット
- ハワイ島の歴史を感じられる史跡・文化スポット
- 有名商品の作られるまでを知れる商業施設スポット
- まとめ
雄大な山を楽しむ観光スポット
1.キラウエア火山(Kīlauea)
ハワイ語で「吹き出す」という意味のキラウエア火山は、その名の通りいまでも活発に噴火をしている活火山です。
キラウエア火山は世界遺産に指定されているハワイ火山国立公園内にあります。
公園内では、溶岩でできたトンネル「サーストン溶岩チューブ(サーストン・ラバ・チューブ)」を訪れることができます。
また、キラウエア火山はといくつものトレイルが伸びているので、ハイキングすることも可能。ツアーを利用すれば、燃え盛る溶岩を間近に見ることができます。
※溶岩が見れるポイントが日々変化していることや、火山性の有毒ガスが発生することもあって、観光客だけで訪れるのはおすすめしません! ご注意ください!
ハワイ島で最も人気の観光スポットなのは間違いありません。自然豊かなハワイ島の中でも、特に自然のエネルギーを体感することができるでしょう。
2.マウナケア山(Mauna Kea)
標高4205m。ハワイ最高峰の山がこのマウナケア山です。マウナケアはハワイ語で「白い山」の意味を持ち、その名の通り、冬は山頂が雪で覆われているのが特徴です。
山腹の道は補導されており、山頂まで車で訪れることが可能。山頂からは美しい景色を楽しむことができます。(車でのアクセスは4輪駆動車に限られています。ツアーでの登頂がおすすめです)
遮るものが何もない山頂からは、日の出も星空も最高のロケーションで見ることができます。天候に恵まれれば、天の川も肉眼でくっきり確認できるでしょう。
山頂には多くの天文観測所があり、日本が所有するすばる望遠鏡も設置されています。まさに星空のメッカです。
3.ワイピオ渓谷(Waipio Valley)
ハワイ島北部にあるワイピオ渓谷は、「王家の谷」とも呼ばれ、多くの王族が埋葬されています。また、カメハメハ大王が幼少時代を過ごしたとされる場所でもあります。
このようなエピソードもあって、ワイピオ渓谷はパワースポットとしても知られています。
展望台から雄大なワイピオ渓谷をながめるだけでなく、実際に谷底までハイキングをし、森林のかなで滝を見上げることもできます。
運が良ければ野生の馬も見ることができるというほどの未開拓地は、まさに冒険とも言える体験ができるでしょう。
ジープで移動するツアーもあるので、そちらを利用して訪れるのもおすすめです。
4.アカカ滝州立公園(ʻAkaka Falls State Park)
ハワイ島の東海岸にあるアカカ滝は、ハワイで最も有名な滝の一つです。落差134メートルのこの滝は、もちろんハワイ最大級。
山をくり抜いたような崖に落ちる一筋の滝は、まさに自然の作り出した芸術です。
そんなアカカ滝を有するアカカ滝州立公園には舗装されたハイキングコースが設けられています。
1時間もかからないコースなので、森林浴を楽しみながら自然の中を散策するは素敵な体験になるでしょう。
5.ポロル渓谷(Pololū Valley)
「3.ワイピオ渓谷」からさらに北に位置しているのがポロル渓谷。ワイピオ渓谷同様に、壮大な眺めを楽しむことができます。
海にせり出すように伸びる崖と、どこまでも青い空のコントラストは絶景。時間を忘れてぼんやりと眺めてしまうでしょう。
付近のビーチまでは歩いて降りることができますが、着滑りやすく急な坂が続きます。
スニーカーなどちゃんとした装備の上で降りるようにしましょう。
6.レインボー フォールズ(Rainbow Falls)
ヒロの街から数分という好立地にあるレインボー フォールズは、その名の通り晴れた日に虹がかかる神秘的な滝です。
落差24mのこの滝は、雨季には川幅いっぱいの豪快な滝に変容。季節によって違った表示を見せるのも魅力の一つではないでしょうか。
特に午前中に虹が見えやすいようです。アクセスもよく、お子さんも連れて行くことができるので、ご家族でご旅行の方はぜひ早起きして訪れてみてください。
7.オニヅカ ビジター センター(Onizuka Center for International Astronomy Visitor Information Station)
「2.マウナケア山」中腹にあるオニヅカ ビジター センターは、休憩施設でありながらも、天体について学ぶことができるスポットです。
毎日18時〜22時のあいだ、ボランティアの方によるスターゲージングプログラムにより、星や天体の話を無料で聞くことができます。(予約不要ですが、英語のみです)
また、ビデオ上映などによって、マウナケア山や山にある天文台の情報を知ることができます。
お土産屋などの販売もあり、マウナケアの山頂を目指すのであれば必ず立ち寄りたいスポットです。
ちなみに、オニヅカは、ハワイの日経宇宙飛行士の生にちなんでつけられました。
8.チェーン オブ クレーターズ ロード(Chain of Craters Rd)
キラウエア火山有するハワイ火山国立公園内にある、チェーン オブ クレーターズ ロードは、鎖のように延々と続くクレーターを眺めながらドライブができるスポットです。
マグマによってできた黒黒としたクレーターが延々と続く風景は、ハワイ諸島の中でもハワイ島ならでは。
真っ黒い溶岩台地を車でドライブするのは、ハワイ島だけでしかできない貴重な体験になるでしょう。
9.すばる天文台(Subaru Telescope)
すばる天文台(すばる望遠鏡)は、マウナケア山の山頂にある、日本の国立天文台です。
事前に予約をすることで、望遠鏡ドーム内を一般の方が見学をすることもできます。
観測所の職員が日本語(もしくは英語)で解説しながら回れるので、天文台への理解を深められることでしょう。
ただし、標高4000mを越える場所に建つ天文台であるため、しっかりとした防寒対策は欠かせません。
※2017年10月から2018年3月末まで、主鏡再蒸着作業および冬季天候状況のために、見学プログラムはお休みしています。
ハワイ島ならではの海が楽しめるスポット
10.サウスポイント(South Point (Ka Lae))
その名の通り、ハワイ最南端に位置するサウスポイント(カ ラエ岬)。ハワイだけでなく、アメリカ全体で見ても最南端です。
サウスポイントと呼ばれる崖の先端には、大型の魚を釣り上げるための滑車があるのみで、その先にはただただ雄大な海が広がっています。
ハワイ有数の釣りスポットとしても知られ、現地の方々が釣りやバーベキューを楽しんでいる場所でもあります。
グリーンサンド ビーチ方面にあるので、このビーチを訪れる際に訪れるのも良いでしょう。
11.プナルウ黒砂海岸(Punalu‘u Beach)
ハワイ島には真っ白い砂浜のビーチと、真っ黒い砂浜のビーチがあります。真っ黒いほうがこのプナルウ黒砂海岸です。
溶岩が砕けて砂になったものが堆積したと言われ、白浜よりもやや大粒な、不思議な質感の砂浜になっています。ぜひ裸足で、黒砂の踏み心地を体験してみてください。
また、この海岸はウミガメが多く訪れる場所としても知られています。
近づくのは法律で禁止されていますので、一緒に日向ぼっこをしてハワイならではの時間を過ごしてはいかがでしょうか?
12.ハプナ ビーチ州立公園(Hapuna Beach State Park)
続いては白い砂浜のビーチをご紹介します。それがハプナ ビーチ州立公園、ハワイ島有数の海水浴場です。
全米ナンバーワンビーチに選出されたこともある美しさ。そして約25万㎡にも及ぶ敷地ではそれぞれが広いスペースで落ち着いた時間を過ごすことができます。
海ではさまざまなアクティビティを楽しむことができ、また、お子さんも安心して遊ばせることができるビーチです。
ただし冬は波が高くなるので、ゆったりと海水浴を楽しむのは夏場にしましょう。
13.カハルウ ビーチパーク(Kahaluu Beach Park)
コナの街からほど近い場所にあるのが、カハルウ ビーチです。サンゴ礁や色鮮やかな魚を見れるため、シュノーケリングのスポットとしても有名。
シュノーケリングポイントの奥ではサーフィンやスタンドアップパドルなどのアクティビティを楽しむこともできます。
またカハルウ ビーチは「9.プナルウ黒砂海岸」同様にウミガメがよく訪れるビーチです。
近づきすぎず、一緒に美しい海を楽しみましょう。
情緒豊かな街歩きが楽しめるスポット
14.ヒロの街(Hilo)
ローカルな雰囲気を味わうならヒロの街を楽しみましょう。
ヒロはハワイ島の経済の中心ですが、レストランがいくつもあるので、観光客で賑わう街でもあります。
地域によっては築100年を超える建物が立ち並び、歴史的な情緒を味わうことができます。
ノスタルジックで落ち着いた街並みながら、お土産なども購入することができます。
ハワイ島の東側に滞在してるなら、一度は訪れることになる街でしょう。
15.ホノカアの街(Honokaa)
ヒロの街から海岸線沿いに北上すると、北部の町、ホノカアにぶつかります。
メインストリートさえ数百メートルほどの小さな町ですが、小さいからこそローカルなあたたかみを味わうことができるでしょう。
一昔前はマカダミアナッツなど作物を収穫する農園や、ナッツを加工する工場で賑わっていた街です。
素朴な建物が立ち並び、別の時代にタイムスリップしたような錯覚に陥るかもしれません。
車を降りて、古き良き街を散策してみてはいかがでしょうか。
ハワイ島の歴史を感じられる史跡・文化スポット
16.プウホヌア オ ホナウナウ国立公園(Pu’uhonua O Honaunau National Historical Park)
プウホヌア オ ホナウナウ国立公園は、ハワイの歴史を体感することができる貴重な文化施設です。
その昔、罪を犯した者が逃げ込み放免の儀式を受ける場所としてあったこの場所は、ハワイでも有数の神聖な史跡です。
現在は数百年前の建造物が復元され、歩いて回れる施設となっています。
グレートウォールと呼ばれる巨大な石壁や、王族の居住地、そしてハワイの神としても知られるティキ像を目にすることができます。
17.プウコホラ ヘイアウ国立歴史公園(Pu’ukohola Heiau National Historic Site)
ハワイにある石造りの神殿といえば、プウコホラ ヘイアウ(神殿)が有名です。
ハワイ島の北西部にあるこの国立歴史公園には、カメハメハ大王によって建設された神殿の基礎の部分や、王族が暮らしていたエリアが残っています。
公園内を散策することで、100年以上前のハワイの歴史の片鱗を体感することができます。
また公園内には案内施設もあり、当時の武器や道具などの展示を見ることが可能です。
18.カメハメハ大王像 (カパアウ)(King Kamehameha Statue(Kapaau))
カメハメハ大王像といえば、ホノルルにある金色の衣をまとった像を想像する方が多いと思います。
実は、ハワイにはカメハメハ大王像が3体あることをご存知でしょうか。
そのうち最も古くに建てられたカメハメハ大王像が、ハワイ島はノースコハラの小さな町、カパアウのシビックセンターと呼ばれる地方裁判所の前に建っているのです。
やや行きづらい場所ですが、近くを訪れた際は一見の価値ありです。
有名商品の作られるまでを知れる商業施設スポット
19.UCC ハワイ コナ コーヒー直営農園(Ueshima Coffee (UCC Hawaii) )Corp.-Kona Coffee Estate)
ハワイ島の西側にあるフアラライ山の麓付近にあるUCC ハワイ コナ コーヒー直営農園。
ハワイ島の名産品であるコナコーヒーを栽培し、消費地へ直送しています。
農園では農場見学やコーヒー焙煎の体験をすることもできます。もちろん新鮮なコナコーヒーをお土産に購入することも。
コーヒーの麻袋を使用したオリジナルのバッグなども取り揃えているので、ここだけのお土産を購入することができるでしょう。
20.ビッグ アイランド キャンディーズ 本社(Big Island Candies Inc)
ハワイで人気のお土産といえば、かならず名前の挙がるお菓子の一つにビッグ アイランド キャンディーズがあります。
ハワイ島のヒロに本社兼工場があり、訪れれば工場見学をすることができます。
工場内ではガラス越しに製造工程を見たり、ショートブレッドの試食などを楽しむことができます。
もちろんお土産も充実しています。ヒロ限定の商品もあるので、訪れた際はぜひ購入しましょう!
ハワイ島帰りに買いたいお土産たち
ハワイ島の数々の観光スポットをご紹介しました。ハワイ旅行において観光はもちろん大きな楽しみのひとつですが、そのほかにもまだまだハワイ島の楽しみは隠されています。
そのなかのひとつが「お土産選び」。日本で待っている大切な家族へ、友人へ、恋人へ。
じっくりとお土産を悩む時間だって、旅行の大切な思い出です。
だからこそ知っていただきたいのが、以下でご紹介しているお土産の情報。
ハワイ島の定番土産や人気土産をご紹介しています。ぜひ本記事と合わせてご覧ください。
まとめ
最後に、今回ご紹介した観光スポットを一つの地図にまとめました。
現地で観光される際や、だいたいの位置関係を把握する際にぜひご活用ください!
この記事が、皆さんのハワイ島観光に役立つことを願っています!