ビーチ・自然

ハワイ島で星空観測ならマウナケア山|おすすめポイントや注意点紹介

Milky way

ハワイ島に5つある火山のひとつ「マウナケア山」。

冬は山頂が雪で覆われ、白くなることから「白い山」という意味で名付けられました。

「マウナケア山」は、夕陽と星空を観に、多くの人が訪れる観光地として知られています。

そこで今回は、マウナケア山を観光するツアー前にチェックしておきたいポイントや注意点、見どころをご紹介します。

ハワイ島ってどんなところ?

ハワイ島は、ハワイ諸島の中でも最大の島です。そのため「Big Island」という愛称でも呼ばれています。

大自然を心ゆくまで堪能できるハワイ島では、乗馬を楽しんだり活火山として有名なキラウエア火山などで溶岩を見たりと、日本ではなかなかできない体験ができます。

最近日本から羽田空港から直行便も運航していたことで、ハワイ旅行の行程のひとつに検討している方も多いのでは。日本からハワイ島への直行便については、以下の記事でもご紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

ハワイ島への直行便はJALとハワイアン航空で!羽田からコナ空港へ

ハワイ島の気候の特徴は、島の西側であるコナやワイコロアは比較的晴れが多い一方、東側のヒロや火山公園は年間を通してよく雨が降ること。

大きな島ゆえに場所によって気候が大きく変わるので、熱帯雨林、熱帯モンスーン、砂漠、ツンドラ気候など、世界に存在する14種類の気候区分のうち10種類を体験できることも特徴です。

とはいえ温暖で過ごしやすい島ですので、1年のうちいつ訪れてもハワイ島の自然を思う存分楽しめますよ。

ハワイ島でもっとも高い山!マウナケア山って?注意点も

マウナケア山は標高が4,205メートルと、ハワイ島でもっとも高い山として知られています。

マウナケア山は、その標高の高さと、山頂に近づけば近づくほど澄んでいる空気が特徴。

山頂付近の天候も安定していることから、世界でも数少ない天体観測場所として知られています。

また、「地球上で宇宙に一番近い場所」とも言われているのだそう。天体観測が好きな方にはぴったりな場所です。

マウナケア山へレンタカーを利用して行くことも可能ですが、保険適用外のため、保険がきいて安心して楽しめるツアーに参加することがおすすめです。

▼こんな人は要注意!

まず、ツアー参加する前に確認しておきたい注意点をご紹介します。

ツアーによって制限は異なりますが、当てはまる場合は参加は控えることをおすすめします。

  • 妊婦、妊娠している可能性がある
  • 12歳未満(16歳未満はリスクがあるとも言われています)
  • 心臓に疾患がある人、不整脈や喘息、高血圧などの持病を持っている
  • 24時間以内にダイビングをした

上記にあてはまる身体的な危険が起こる可能性がある方は、注意が必要です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ツアー選びの参考に!サンセットとサンライズの特徴

星空観測ツアーには、一般的に、夕暮れを眺めてから星空観測をする「サンセット」と、星空観測のあとに日の出を眺める「サンライズ」の2種類があります。

今回は、それぞれのツアーの魅力をご紹介します。それぞれの特徴を抑えて、ツアー選びの参考にしてみてくださいね。

▼サンセット(夕暮れ)ツアーの特徴

まず、サンセット(夕暮れ)ツアー。このツアーは”夕陽”を眺めることができるのが特徴。

マウナケア山頂では、空気が澄んでいること、安定した天候から、きれいな夕陽を高確率で眺めることができます。

美しい夕陽と、夕陽が沈んだあとに広がる星たちを眺めたい方はサンセットツアーに参加するといいでしょう。

▼サンライズ(日の出)ツアーの特徴

次に、サンライズ(日の出)ツアー。このツアーは、雲海から太陽が顔を出す瞬間を見ることができるのが特徴。

出発途中で星空観測を楽しみながら気圧に体を慣らすこともできるので、はじめて登山ツアーに参加する方にもぴったりといえます。

気圧に慣れながら”日の出”を眺めたい方はサンライズツアーに参加するといいでしょう。

星空観測ツアーに参加するときにおすすめの服装や持ち物

次に、マウナケア山の星空観測ツアーに参加する際におすすめの服装や持ち物をご紹介します。

サンセットツアーとサンライズツアーで天候の条件が少し異なるため、確認しておくといいでしょう。

一番注意したいポイントは、気温差。マウナケア山は特に標高が高いため、出発時の気温差に対応できる服装をしていくことがおすすめです。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

▼サンセット(夕暮れ)&星空観測ツアー

サンセット(夕暮れ)&星空観測ツアーは、夕陽の時間に間に合うように出発するため、出発時はTシャツでも構いません。

ですが、山頂へ近づくにつれ気温がどんどん下がるので、ビーチサンダルではなく、スニーカーを履くといいでしょう。

さらに、マフラーやニットの帽子、厚手の靴下やパーカーなどを準備しておくことで、山頂との気温差の対策もできます。

マウナケア山頂付近は0℃以下になる日もあるのだそう。そのため、寒がりな方はとくに気を付けて服装を選んでみてくださいね。

▼サンライズ(日の出)&星空観測ツアー

サンライズ(日の出)&星空観測ツアーは、日の出の時間を目指して出発するため、深夜がほとんど。

そのため、厚手の上着などを羽織って出発することをおすすめします。

サンセット(夕暮れ)&星空観測ツアーより出発時との気温差はないため、寒がりな方はマフラーやニットの帽子などを着用して参加するといいでしょう。

マウナケア山頂付近に向けて、保温効果の高いインナーを着ることもおすすめです。

▼ハワイ島の星空は時間を忘れるほど美しい

ここで、ハワイ島で楽しめる、時間を忘れてうっとりするような星空を見てみましょう。

いかがでしょうか。あまりの美しさに、声も出ないなんて方も多いのではないでしょうか。

なかなか日本では気軽に見られない景色なだけに、「ハワイ旅行に来たからには必ずこの景色を……!」と意気込む人もいるほどです。

この星空を堪能するには、基本的にマウナケア山への登頂が必要になります。とはいえ自分自身だけで登頂するのは危険ですので、ツアーへ参加するようにしてくださいね。

マウナケア山に行くなら見てほしい!見どころ紹介

次は、マウナケア山を訪れるならぜひ見ていただきたい、マウナケア山の見どころをご紹介します。

▼マウナケア山だから見れる!高山植物

マウナケア山の中腹にある「オニヅカ・ビジター・センター」。

ここでは、無料で天体観測ができるほか、センター内で天体についての映像を見ることができます。

そんな「オニヅカ・ビジター・センター」にある散策路では、珍しい高山植物を間近で眺めることもできるんです。

もっとも人気な高山植物は、ヒマラヤとハワイでしか見ることのできない「銀剣草(ぎんけんそう)」。

銀色の剣が集まったような形から名付けられた、大小さまざまなサイズの銀剣草を見ることが出来ます。

▼タイミングによってはみれる!地球の影

サンセット(夕暮れ)ツアーに参加したらぜひ見てもらいたいのが、地球の影。

雲海のなかにある夕陽に夢中になってしまいますが、その反対側でタイミングがよければ、地球の影を見ることができます。

雲海に広がるところから見える、水色の線が、地球の影です。また、同じ場所にみえるピンク色の部分は、ベルト・オブ・ビーナスといいます。

神秘的な景色を眺めたい方におすすめです。

個人で星空観測をするなら!オニヅカ・ビジター・センター

これまで、ツアーに参加する前の注意点や見どころをご紹介しましたが、個人で星空観測したい方も多いはず。そんな方には「オニヅカ・ビジター・センター」がおすすめです。

マウナケア山の中腹、標高2,800メートルの場所にある、「オニヅカ・ビジター・センター」。

ヒロ地区から自動車で1時間弱というアクセスの良さから、多くの人が訪れる場所です。

ここは、マウナケア山に関する展示や、これから山頂へ登る方に向けた注意点が紹介されています。

また、施設内ではTシャツやタオルなどの限定グッズが販売されているため、お土産として購入することが可能です。

「オニヅカ・ビジター・センター」では、山頂までいかなくとも日没後に満天の星空を見ることができるのも魅力のひとつ。

個人で訪れる場合は、18時から22時に開催されている星空観察会(無料・英語のみ)に参加するといいでしょう。

希望日の1週間前からホームページにて予約が可能なため、日付が決まり次第早めに予約すると安心して楽しむことができます。

「オニヅカ・ビジター・センター」より標高が高いところに行きたい場合は、ツアーに参加するといいでしょう。

まとめ

今回は、星空観測で人気を誇る「マウナケア山」について、ツアーに参加する前にチェックしておきたい注意点や見どころを紹介しましたが、いかがでしたか。

「サンセットツアー」と「サンライズツアー」。それぞれ違った魅力を知ることで、ツアー選びの参考にもなるはず。

個人で星空観測を楽しみたい場合は、「オニヅカ・ビジター・センター」を活用することがおすすめです。

この記事を参考に、地球上で宇宙に一番近い場所・マウナケア山での星空観測をより楽しんでみてくださいね。