フラ&カルチャー

ハワイに留学中のフラガール・エマ~ 『フラに関するハワイ語』

私は小学生の時にフラと出会い、高校を卒業後、現在はオアフ島のカレッジに通っているエマです。

フラに関する情報をどんどんお伝えします。

 

前回は、レイの文化について紹介しました。

たくさんの種類や意味を持つレイを贈ることは、ハワイの象徴とも言える文化です。

第13回目の今回は、フラに関するハワイ語について紹介します。

※第1回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/45480/
※第2回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/45906/
※第3回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/46298/
※第4回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/46633/
※第5回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/46736/
※第6回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/47188/
※第7回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/47714/
※第8回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/47889/
※第9回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/48228/
※第10回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/48623/
※第11回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/49211/
※第12回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/49301/

アイハア

まずは、アイハア(`aiha`a)という言葉です。

フラは通常、膝を曲げて、腰を落として踊りますが、この「膝を曲げた状態のこと」をアイハアといいます。

ステップを踏む時に、体が前のめりになったり反ったりせず、体が真っ直ぐのまま踊るために、足の裏全体に均等に重心がかかるようにします。

足の裏全体をしっかり地面につけることで、さらに深く地面を踏み込むことができ、安定したステップを踏むことができます。

私もフラのレッスンで、足のステップや手の動きにばかり意識がいってしまい膝が曲がっていない時は、先生に「アイハア意識して」と注意されたことがあります。

低い姿勢で安定して踊ることは、フラの基本中の基本と言えるでしょう。

カヘア

次に、カヘア(kahea)という言葉です。

カヘアはハワイ語で「叫ぶこと、大声を上げる、祈る、挨拶する」という意味があります。

フラでは、曲の最初のフレーズをコールすること、掛け声をかける感じで声を出すことを指します。

なぜフラダンサーが最初のフレーズをコールするのかと言うと、ダンサー同士またはダンサーが歌い手に「次はこの歌詞です、この節を踊ります」と伝えるためです。

パーティやその場で初めて会ってセッションで踊ることもあるため、カヘアを言うことで、次はどの歌詞か、どの振りかをお互いに確認しているのです。

ハイナ

最後は、ハイナ(ha’ina) です。

ハイナはハワイ語で「言う(言った)こと、声明、折り返し句、繰り返し」という意味です。

フラの場合のハイナは「この歌は終わります、この歌のテーマを繰り返します」という意味を持ちます。

フラは大体4番まであるため、先ほど紹介したカヘアは最後の節では、「ハイナ」と声をかけます。

ほとんどの曲が最後の節はハイナで始まるため、違う歌を聞いていても同じ歌詞だと感じてしまう人もいるかもしれません。

最後にハイナと言う理由は、フラは元々文字が無い時代に物語を伝える手段として踊られていたため、相手に伝えたいことを繰り返して、脳裏に刻み込ませるためだと言われています。

 

今回はフラに関するハワイ語を紹介しました。

フラは一つ一つの動きに名前と意味があり、それらは昔から受け継がれてきた伝統あるものです。

どれもフラを踊る上で欠かせない言葉で、それぞれの動きを表す多くの言葉でフラはできていると言えるでしょう。

フラガール和田エマ 和田エマ
新潟県出身、小学1年生でフラを始め、中学校で陸上競技に励み、高校入学と共にフラを再開しました。
高校を卒業し、現在はカピオラニコミュニティカレッジでホスピタリティを専攻しています。旅行や観光業に興味があります。