私は小学生の時にフラと出会い、高校を卒業後、現在はオアフ島のカレッジに通っているエマです。
フラに関する情報をどんどんお伝えします。
前回は、ハワイアンソングについて紹介しました。
ハワイには、昔から愛され、今でもさまざまな場面で使われるハワイアンソングがたくさんあります。
第9回目の今回は、その歌やフラを踊るときに使われる楽器について紹介します。
※第1回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/45480/
※第2回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/45906/
※第3回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/46298/
※第4回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/46633/
※第5回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/46736/
※第6回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/47188/
※第7回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/47714/
※第8回:https://alohasmile-hawaii.com/hula-culture/47889/
ウクレレ
ハワイで楽器といえば、多くの人が思い浮かべるのは、ウクレレですよね。
その起源は、100年以上昔にポルトガルから持ち込まれたといわれています。
「ウクレレ」という言葉の由来は、ハワイ語で「飛び跳ねる(lele)ノミ(uku)」という意味で、小さな楽器の上で奏者の指が目まぐるしく動く様子を表現したとも言われています。
ウクレレはギターに似た小型の弦楽器で、4本の弦が張られています。ギターに比べて小さいので抱えやすく、誰でも弾きやすい楽器です。
ボディの木材は音の響きの良さから、昔からハワイ産のコアの木材が使われています。
そして、ウクレレの種類は大きく分けて4 種類のサイズがあり、サイズによって音色、音量感、演奏性の違いを好みや用途に合わせて楽しむことができます。
この写真は、私の日本の家にあるウクレレです。フラに関わりがあったり、ハワイ好きな人の家にはウクレレがあることは少なくないと思います。
もちろんハワイの家にもあり、私は勉強の合間に弾いています。
イプ
次に紹介するのは、イプ(Ipu) という楽器です。イプとは英語でGourd、日本語では「ひょうたん」という意味です。
その中で、イプヘケ(Ipu Heke) とイプヘケオレ(Ipu Heke ‘Ole)の2種類に分けることができます。
イプヘケ
ヘケ(heke) にはハワイ語で「一番の」や「上の」という意味があり、”Ipu Heke”で「上部にイプがついているイプ」という意味になります。
イプヘケは伴奏用として作られており、フラを踊る際にKumu (先生)が使用することが多いです。
音を低く大きく、遠くの人まで聴かせるため、縦に長く、大きめに作られています。
この写真は、私の日本のフラのKumu (先生)がイプヘケを叩いている時のものです。
このように生徒たちが踊る後ろで、Kumuは座ってイプヘケを使ってお祈りを唱えたり、歌をうたいます。
イプヘケオレ
もう一方のイプヘケオレ(Ipu Heke ‘Ole)は、’Oleというハワイ語で「ちがう」「ない」という単語が”IpuHeke” の後についています。
つまり「上部がついてないイプ」ということで、上部の部分が切ってあるものや、イプヘケのように2つのイプを重ねたものではない、ひょうたん形の1つのイプのことを指します。
この写真は、私が小学生の時にイプヘケオレを使って発表会に出た時のものです。
初めて楽器を使って踊ったので、いつもより緊張したのを覚えています。
今回は、フラに関する楽器を紹介しました。
特にウクレレは、ハワイでは学校の授業でも演奏することから、ハワイに住む人にとって身近な楽器です。
初心者でもシンプルなコードで簡単に弾けますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
和田エマ
新潟県出身、小学1年生でフラを始め、中学校で陸上競技に励み、高校入学と共にフラを再開しました。
高校を卒業し、現在はカピオラニコミュニティカレッジでホスピタリティを専攻しています。旅行や観光業に興味があります。