世界中の都市や空港に数多くある免税店(DUTY FREE SHOP=DFS)。
免税で商品を安い価格で購入できる理由は、商品の購入時にかかる税金の一部が免除されるからです。 海外からの旅行者が購入した商品はいずれ国外に持ち出されて「輸出」扱いに該当するため、免税の条件を満たしていることになり、輸入時に発生する税金や消費税が掛からないのです。
DFSは、ハワイ旅行では誰もが必ず立ち寄るお買い物スポットとしてあまりにも有名ですね。
コロナ渦で長らく閉まっていたカラカウア通りのDFSが「DFS Waikiki」と名称変更し、今年2023年7月15日についに営業を再開(ソフトオープン)、2023年9月14日にグランドオープンしました。ワイキキの観光業の復活を象徴する明るいニュースとして大きく取り上げられています。
Contents
1.新しくなったDFS / 3つのポイント
まずはじめに、現在のDFSの営業についてご案内します。
1-1.オアフ島に2店舗 / マウイ島に1店舗
ようやく本格的に営業を再開したハワイのDFS。さて、今現在の営業状況を確認しましょう。
まずオアフ島には2店舗が営業中です。
ワイキキの中心地、カラカウア通りにある「ワイキキ店」、ダニエルKイノウエ国際空港内の「DFSギャラリア」です。
そしてマウイ島には、カフルイ空港店があります。
<DFS / ワイキキ店>
住所:330 Royal Hawaiian Ave, Honolulu, HI 96815
営業時間:11:00-22:00
定休日:なし
公式サイト
<DFS / ダニエルKイノウエ国際空港店>
住所:Daniel K. Inouye International Airport, 300 Rodgers Boulevard, Honolulu, Hawaii 96819
営業時間:5:00-22:30
定休日:なし
公式サイト
<DFS / マウイ・カフルイ空港店>
住所:Kahului Airport, 1 Kahului Airport Road, Terminal Box 14, Kahului, Hawaii 96732-2395
営業時間:9:00-22:00
定休日:なし
公式サイト
1-2.お目当のブランドをチェックする
DFSは、世界の一流ブランドの他にも化粧品・ハワイのおみやげ・お酒・たばこがそろっていて、立ち寄ると必ず欲しいものが見つかる最強のお買い物スポットです。
新しく生まれ変わったワイキキ店は、現在は1階のみの営業です。
*9/15現在営業中のブランド
BURBERRY バーバリー
BVLGARI ブルガリ
CHLOÉ クロエ
DIOR ディオール
GIVENCHY BEAUTY ジバンシィビューティ
GUCCI グッチ
MIU MIU ミュウミュウ
POLO RALPH LAUREN ポロ・ラルフローレン
SAINT LAURENT サンローラン
SALVATORE FERRAGAMO FASHION サルバトーレ・フェラガモファッション
以前は3階の免税フロアでは会計の際にショッピング・カードというものを提示する必要がありました。
ショッピング・カードは、帰りのフライト予定などを確認するためのもので、免税手続きに必要なものです。今後、どのように取得するようになるのか、新しいインフォメーションを確認してからご利用ください。
そのほか、ギャラリア内のブランドをもっと知りたい場合は公式サイトからも確認できます。
【参考】ハワイでお得に購入できる代表的なブランド7つ
ハワイでお得に購入できるものは、サーフィン用品・ウクレレなどハワイらしい品がありますが、注目したいのはアメリカのブランド品です。
とくに、ハワイでお得に購入できる代表的なブランドはこちらです。
- コーチ(COACH)
- ケイトスペードニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)
- クロックス(Crocs)
- ギャップ(GAP)
- ティファニー(Tiffany&Co.)
- バナナ・リパブリック(Banana Republic)
- ラルフローレン(Ralph Lauren)
日本でも人気の高いブランドばかりがずらりと並びます。
アメリカ発祥のブランド品であれば、基本的には日本よりも安く購入することができます。
ただし、ハワイはアメリカ本土からは離れた場所であるため、輸送費が上乗せされて結果的に高くなるという場合もあるとのこと。
事前に購入したい商品やブランドがある場合には、比較するために日本での販売価格も調べておくと安心です。
このほか、ハワイでお得に購入できる品々や買い物におすすめの店は以下の記事でまとめてご紹介しています。合わせてご覧ください。
1-3.買い物以外にも、なにかと便利なDFS
まず外貨両替所。DFSの両替所はレートが良いことで評判です。遅くまで営業しているので、うっかり手持ちの現金が少なくなってしまった場合もすぐに両替することができます。
ハワイの両替に関する基礎知識を覚えておくと、より円滑に旅中を楽しむことができます。以下の記事では両替について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
また、トイレが使える場所としてお世話になる人も多いでしょう。
お買い物途中、いざというときに頭に入れておくといいですね。
それからもう1点、トロリーバス乗り場・タクシー乗り場としてもDFSは交通の要です。
特に初めてのハワイ旅行では、DFSはお買い物だけでなくいろんな場面でお世話になる場所と言えますね。
2.免税でも課税対象?よくわかる関税の仕組み
最後に少し複雑と言われる関税についてご紹介します。あまり難しく考えすぎず、どんなものに関税がかかるのかということを理解しておきましょう。
関税について知らずに買い物をして、結局多額の税金を支払うという場合もあるので、注意が必要です。
免税なのに課税なのは、州税が免除され関税がかかるから
ハワイで購入した品物を日本に持ち帰る場合、関税と呼ばれる輸入税がかかることがあります。
これは、小売価格の合計が20万円を超えた場合にかかります。どんなものにでもかかるというわけではなく、単価が1万円以下の品物に関しては原則として免税となります。
免税なのに課税というのは、ハワイ州の税金が免除になっていますが、関税(輸入税)はかかるという意味なのです。
課税対象の品物は、単価と数で決まる
課税対象のものは、逆を言うと単価が1万円を超える品物ということになります。
ただし、お酒・たばこ・香水は以下のように、数量での縛りがあります。
- お酒=3本(1本およそ760ml程度)
- たばこ=紙巻きたばこ200本・葉巻たばこ50本・そのほかは250g
- 香水=2オンス(1オンスはおよそ28ml)
この数量を超えたり、単価1万円の品物が計20万円以上ある場合は税金を支払うことになります。
税額は物によりけりですが、多くの品物の場合は価格の15%を請求されるため、結局多く支払ってしまうことになりかねません。
現地での買い物の際にはそう言ったことにも気を配り、買いすぎにはくれぐれも気をつけましょう。
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3.ハワイの物価は日本と比べて高いものも安いものもある
円安の今、少しでも安く買い物をするために利用したいDFSですが、そもそもハワイの物価は日本と比べて安いのでしょうか、高いのでしょうか?
結論を先に述べると、高いものと安いものに分かれています。では、日本と比べてどんなものが安く、どんなものが高いのでしょうか?
ハワイらしい商品は物価が安い
まず、さすがは南国ということでフルーツの価格は全体的に安く設定されています。同様にサーフィン用品や海水浴関連の品もお得に購入することができます。
意外なものとしては、オーガニックコスメ用品も安価です。品によっては日本の約半額で買うことができます。あらかじめ欲しいものを下調べした上で買い物に望むのが得策でしょう。
日用品は物価が高い傾向に
反対に物価が高いものは、主に日用品関係です。ティッシュペーパーから文房具屋まで、日常生活で必要な品は高く設定されています。
家賃や光熱費も高く、ワイキキは全米一家賃相場が高いと言われているほどなのです。バカンスに訪れるのには大変素晴らしい国でも、住むとなるとこういった苦悩があるのですね。
ハワイの物価については以下の記事で詳しく説明しています。
ここには掲載していない高いもの、安いものがより詳しく書かれているので、すこしでもお得にお買い物をしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
4.ブランド物をもっと購入する場合はワイケレ・アウトレットもおすすめ
今回は免税店である「Tギャラリア・ハワイbyDFS」を主にご紹介しましたが、ハワイにはまだまだお得に買い物ができるスポットがあります。
代表的なのは「ワイケレ・プレミアム・アウトレット」。
洋服やバッグ、アクセサリー、靴などのブランドが幅広く揃っており、常時25%〜65%と驚きの割引率で購入できるのです。
さらに、JCBやVISAなどの提携クレジットカードを持っている場合には「VIPクーポンブック」と呼ばれる割引クーポンを無料で手に入れることができるので、さらにお得に買い物を楽しめます。
「ワイケレ・プレミアム・アウトレット」の詳しい情報は以下の記事からご覧いただけます。本記事と合わせてご覧ください。
まとめ
少し複雑な免税についてご紹介しました。
免税は旅行者を歓迎するためにそれぞれの国が多なっている取り組みです。
普段では購入することのできない品物をお得に手に入れて、素敵な思い出のたくさん残るハワイ旅行にしてくださいね。
>次のページでは、ブランド品を安く買えるアウトレットモールをご紹介します<
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