スマホや一眼レフなど、誰でも手軽に写真を楽しめるようになった近年。
旅行先でフォトジェニックな写真を撮ることができると、気持ちが盛り上がりますよね。心に残った素敵な思い出を、後から振り返ることもできます。
ハワイには、そんな写真好きに嬉しい絶景ポイントが数え切れないほど点在しています。
そこで今回は、誰もがハッと目を惹かれる写真を撮るコツと、ハワイでおすすめの撮影場所、そして絶景写真を撮ることができるおすすめツアー3選をご紹介します。
Contents
どんな被写体も美しく撮れる3つのコツ!ハワイでこそマジックアワーを活用しよう
「マジックアワー」とは、日の出の直前と日没直後の数十分を指す撮影用語です。
太陽の光が通常よりも淡くなることから、被写体の色味がソフトに映ったり、黄金色に浮かび上がったりする魅惑の時間帯になります。
ハワイでいつもよりワンランク上の写真を撮るためには、まず以下3つのポイントを押さえておきましょう!
1)日の出・日没の時間を調べておく
魅惑のマジックアワーは、おおよそ30分ほど。案外あっという間に終わってしまいます。
撮影スポットまでの移動中にタイミングを逃してしまった!なんてことにならないよう、日の出や日の入りのタイミングは事前に調べておきましょう。
▼ハワイの日の出・日の入り時間
Sunrise and sunset times in Honolulu, HI
2)晴れの日に撮影する
晴れた日のマジックアワーでは、空が実にバリエーション豊かな表情を魅せます。
空気中の透明度が高いので、太陽の角度によって、藍色やピンク、オレンジなど瞬く間に七変化するのです。 ただしハワイの天気は変わりやすいので、お天気サイトの確認は欠かせません!
以下の記事では、おすすめの天気予報サイトや知っておきたい気候のポイントについてご紹介しています。絶景タイミングを逃さぬよう、要チェックです。
3)逆光で撮る
逆光とは、太陽の光源に向かってカメラを構えて撮影すること。
柔らかな雰囲気を表現できたり、被写体そのものの繊細さを伝えられます。
このテクニックは、人物、食事、自然など、どんな被写体にも使えるのでオススメです。
日中に青空のもと撮るとありきたりなショットでも、逆光の力を借りればこの通り!
温かみと透明感を同時に含んだ、SNS映え確実の一枚を撮ることができますよ。
日の出と日の入りの撮影におすすめのハワイ・ホノルルの絶景スポット
それでは、マジックアワーのパワーを最大限に活かす、ホノルル島ワイキキ周辺の絶景スポットをご紹介します。
ダイヤモンドヘッド
マジックアワー撮影に欠かせない絶景ポイントの一つは、観光名所でもあるダイヤモンドヘッドです。
ダイヤモンドヘッドの開放時間(営業時間)は6〜18時の間で、年中無休で入山できます。
登山時間は片道30〜40分のため、日の出前にハイキングを始めれば、トップにたどり着くタイミングで朝日を拝むことができますよ。
登ってくる太陽の光に照らされるワイキキの街並みは、息を呑むほど美しく広大な絶景でしょう。
山頂からワイキキ市内へと続く絶妙なスカイラインも見ものです。
ダイヤモンドヘッドの登頂ルートや事前に知っておきたいポイントは、以下の記事にまとめています。
下山したら、ハワイならではの美味しいパンケーキで、エネルギーをチャージするのはいかがですか?
朝ごはんの定番であるパンケーキ屋さんは、早朝から始業しているショップも多いです。ぜひお気に入りのお店を探してみてください。
ラニカイビーチとピルボックス
ハワイ有数の美しさを誇るラニカイビーチ(Lanikai beach)も、日の出の絶景スポットとしておすすめです。
オアフ島東海岸に位置するこのスポットは、ハワイ語で「天国の海」の名前を持ち、かつては全米NO.1のビーチにも選ばれています。
またビーチエリアからは、ピルボックス(Pillbox)と呼ばれる、戦時中に作られたコンクリート製の防御陣地までの緩やかなハイキングを楽しめます。
頂上ではラニカイビーチの全貌を眺められるため、その自然の壮大さにシャッターを切る手が止まらないでしょう。
ワイキキ市内からラニカイビーチまでは、The Busを利用すれば1時間30分ほど。車では40分から1時間ほどで辿り着けます。
ラニカイビーチから徒歩15分で辿り着けるカイルアビーチパークの第一駐車場(無料)を利用して、そのままピルボックス(Pillbox)までハイキングを楽しむ方が多いそうですよ。
ラニカイビーチおよびピルボックスの充実した滞在には、以下の記事をぜひ参考にしてください。お手軽かつお得に参加できるツアー情報も紹介しています。
絶景の夕日を楽しめるハワイのビーチ
ハワイには有名なビーチからローカルなビーチまで、さまざまな特徴・種類のビーチがありますが、大抵の場所ではフォトジェニックな絶景を収めることができます。
「大抵」と言うと投げやりな印象ですが、どこへ行っても美しいビーチに出会えることができることこそがハワイ観光の魅力であり、また実際にハワイへと足を運ぶ最大の理由でもあります。
特にマジックアワーの最中は、天候によって、自然光とは思えないほど鮮やかな空模様を味わうことができます。
まるで夢の世界ですよね。
信じられないですが、ハワイでは、こうした光景が日常なのです。
以下の記事では、ハワイで絶景の夕日を見るために訪れたいおすすめスポット10選を、それぞれの特徴とともにご紹介しています。ぜひ気になる撮影スポットを見つけてみてください。
難易度高めなショットを狙うならオプショナルツアーがおすすめ
InstagramやFacebookといったSNSで、あっと驚かせられるようなハワイの絶景写真を目にすることはありませんか?
王道ではないフォトジェニックなショットを狙うなら、ハワイではズバリ、以下の2つにトライしてみる方法があります。
- 高所アングルの空撮
- こぼれ落ちそうな星空
なぜならこれらは、ただ街中を散策しているだけでは決して撮れない、少し難易度が高めの構図だからです。
しかしオプショナルツアーを使えば、誰もが羨むフォトジェニックな写真を、おトクにそして簡単に撮ることができるのをご存知でしょうか?
ここでは、初心者でもプロ級の写真を撮ることができるおすすめのツアーをご紹介します。
【空撮①】セスナ(小型飛行機)によるワイキキ遊覧飛行(ダイヤモンドヘッド・ノースーショア・カイルアビーチ)ツアー
ダイヤモンドヘッド、ノースーショア、2016年全米ベストビーチNo.1に輝いたハナウマ湾、そしてカイルアビーチといったオアフ島ワイキキの4大自然名所の上空をぐるりと一周できるのが、Pacific Air Charters Inc.によるセスナ(小型飛行機)完全貸切遊覧飛行ツアーです。
上から見下ろすワイキキの海は、太陽の光を浴びて一層深まったターコイズ色がなんとも魅力的な絶景!
ワイキキビーチやアラモアナセンターなど、市内観光の名所を一挙に見下ろせるワクワクは、他では味わえないでしょう。
いつものビーチも、空撮なら新鮮そのもの。
海面に白波を引いていくサーファーたちの圧巻のパフォーマンスを、上空という特等席から堪能しましょう。
午後なれば、西へ傾いてきた太陽によって、ビーチ沿いでヤシの木の背比べが始まります。
主要名所を抑えるお試し30分コースから、「この木なんの木♪」の歌で有名なモアナルア・ガーデンなどを巡る45分コース、そしてワイキキ周辺の上空を網羅するじっくり60分コースまで、お好みにあったプランを選べます。
ツアーは完全日本語です。ハワイの空を知り尽くしたパイロットによる興味深いガイドで、陸地からでは決して知ることのできないオアフ島の新たな魅力に出会えること間違いなしでしょう!
【コース内容例】
■昼コース(08:00~15:15)
ホノルル・ダウンタウン
⇒アラモアナ
⇒ワイキキダイヤモンドヘッド
⇒ハナウマ湾
⇒マカプウポイント
⇒カイルア、サンドバー
⇒クアロア牧場
⇒ポリネシア文化センター
⇒ワイメア
⇒パイナップル畑
⇒真珠湾フォード島の真上を通って飛行場へ
オアフ島 セスナ(小型飛行機)完全貸切遊覧飛行ツアー by Pacific Air Charters Inc.
価格:USD173〜/人
※チップ・日本語ガイド・チャーターフライト・ホテル送迎代込み
※昼食代・飲食代は自己負担となります。
時間:要相談
【空撮②】ワイキキ→ノースショア遊覧飛行+ウミガメウォッチ+農園散策
もう少し手軽に遊覧飛行を楽しみたいという方には、遊覧飛行と陸上の農園体験がセットになったツアーがおすすめです。
こちらのツアーでは、オアフ島の南にあるワイキキから、対岸に位置するサーファーの聖地ノースショアまで、車で約1時間かかる道のりを、プライベートチャーター機でひとっ飛び(約25分)!
オアフ島の遊覧飛行とノースショア観光を一緒に楽しめます。
ノースショアでは専用車で、パイナップルで有名なドールプランテーションや、大人気のソープファクトリー、さらにはアリィビーチ(Ali’i Beach)でのウミガメウォッチングやガーリックシュリンプの名店ジョバンニなどをゆっくりと楽しめますよ。
古き良きアメリカの町並みが残り、ホノルルよりもゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
ドールプランテーションは上空から見るとパイナップルの形になっているという可愛らしい工夫もあります!
飛行の際は、近くによってもらえるよう伝えてみたら良いかもしれません。
※チップ・日本語ガイド・チャーターフライト・ホテル送迎・ノースショアでの貸切車込みの値段です。
※昼食代・飲食代は自己負担となります。
時間:9:00〜15:00
ハワイのパイナップル栽培を間近で体験できるドールプランテーションの気になる詳細は、以下の記事からもご覧いただけます。
【星空】マウイ島の最高峰ハレアカラ山頂での夕日・星空観測ツアー
ハワイ滞在スケジュールに余裕のある方は、マウイ島を訪れるのも良いでしょう。
ホノルル空港から乗り継いで、カフルイ空港に入るルートが多いです。
中でもおすすめは、マウイ島最高峰であるハレアカラ山(標高3055m)からの拓けた絶景です。
国立公園内に位置し、大自然の中で日の出・夕焼け・星空の全てを堪能できることから、世界中から集まる自然好きフォトグラファーを数多く魅了しています。 この世のものとは思えないほど美しい光景は、まさに地球の奇跡!
ただし、富士山にも近い高さに及ぶハイキングルート入山するのは、少し勇気がいりますよね。
そこでおすすめしたいのが、ハレアカラ山頂(夕日鑑賞+星空観測)ツアーです。
マウイ島最高峰のハレアカラ山頂から眺める360度パノラマのサンセットと、暗闇に輝く満点の星空をセットで堪能できるため、あまりの感動にリピーターが続出しているとか。
日本ではほとんと目にすることのない、高山ならではの珍しい植物にも出会うことができます。
マジックアワーに照らされる山肌も、うっとりする美しさで感動を与えてくれるでしょう。
【コーススケジュール例】
14:10-15:45 ホテルお迎え
15:45 クリスピー・クリーム・ドーナツで休憩
18:00 ハレアカラ国立公園 (標高2,100メートル)
18:30 ハレアカラ火口付近見学 (標高2,700メートル)、その後、360度マルチビューのサンセット!(標高3,055メートル)
19:30 車内でお弁当ディナー
20:00 満天の星空観賞!(標高3,055メートル)
22:00-23:00 ホテルお送り
ハレアカラ山頂 夕日鑑賞+星空観測ツアー<午後/日本語ガイド/夕食付>
マウイ島観光に役立つおすすめスポットや、ホテル、ツアー情報については、以下の記事で詳しく取り上げています。
ホノルルから少し足を伸ばしてみようという方は、ぜひご一読ください。
ハワイの雄大な自然は写真家の強い味方
以上、ハワイのフォトジェニックな絶景スポットと、おすすめツアーのご紹介でした。
ハワイは多くの写真家を魅了していますが、やはりその秘密は、スケールが桁違いの壮大な自然にあります。
これらは、ハワイ現地へ飛んでこそ体験できる、忘れられない思い出となるでしょう。
ぜひ大自然を味方につけて、唯一無二の絶景写真を撮り収めてくださいね!