せっかくのハワイ旅行だけど、定番の観光名所ではなくて、あまり開拓されていない穴場を回ってみたい……という方はいませんか?
今回はハワイリピーターの方にも知っていただきたいイチオシの穴場スポットを、どこまでも青い海に癒されるビーチリスト、植物公園や牧場といった自然リスト、そしてハワイの歴史や産業に触れる文化リストに分けてご紹介します。
Contents
絶景が広がる穴場のビーチスポット
ハワイといえば、ワイキキビーチをはじめとした、美しく有名なビーチがあります。
今回はあえて、観光客が少なくあまり知られていない穴場なビーチを集めました。
1. スピッティングケーブオブポートロック
ポートロックの高級住宅街を車で走り抜けると徐々に姿を現してくるのは、知る人ぞ知るハワイの穴場、スピッティング・ケーブです。
「スピッティング」は日本語で”唾を吐く”という意味で、崖に空いている穴に波が勢いよくぶつかった際に吹き出す、きめ細やかな海水の様子にちなんで名付けられました。
尊厳こそ感じる岩肌に打ち付けられる潮やバブルからは、ハワイのパワー(マナ)も感じ取れることでしょう。実際に地元の方たちからは、「隠れた秘宝(A Hidden gem)」と呼ばれ親しまれています。
溶岩が流れ出ているように見える岩肌は、激しい波が何十年に渡りぶつかり続け少しずつ削られたことによりできたものです。
高さ18mの崖の上からは青々とした海とダイヤモンドヘッドを一望することもできます。
眺めていると自然と時間が経つのを忘れてしまいそうです。
<スピッティング・ケーブ>
住所:7 Lumahai St, Honolulu, HI 96825
2. シークレットビーチ
クアロア・ランチからボートに揺られたところにひっそりとたたずむシークレットビーチをご存知でしょうか?
シークレットビーチの特徴は、岸辺に木陰が多い点です。そのため、他のビーチではなかなかできない、陸で遊べるアクティビティが豊富に用意されています。
ハンモックでのんびり過ごしたり、ビーチバレーなどのアクティビティを楽しんだりして過ごすことができますよ。
マリンスポーツも盛んでパドルボード、カヤック、シュノーケリングで熱帯魚と触れ会うアクティビティも人気。
なおシークレットビーチは、クアロア牧場所有のシークレットアイランド内にあるプライベートビーチなので、牧場のツアーに参加が必要になります。
<シークレットアイランド(クアロアランチ内)>
住所:49-560 Kamehameha Hwy, Kaneohe, HI 96744
▼予約はこちらから
www.kualoa.jp
3. グレイズビーチ
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グレイズビーチはワイキキのハレクラニホテルとアウトリガーリーフホテルの前に広がるビーチです。
ここは古代ハワイアンが傷を癒すために訪れた「カヴェヘヴェヘ」と呼ばれるヒーリングスポットでもあります。他の海とは違って、海底から湧き出した真水と海水が混じり合うことでサンゴ礁がありません。
古代ハワイアンが傷を癒すために訪れたとしても知られている特別なビーチなのです。
ワイキキのど真ん中でありながら静けさの漂う特別なこのビーチで、心身ともに癒されてみるのはいかがでしょうか。
4. ハレイワビーチ
ワイキキからはやや距離がありますが、ぜひ足を伸ばしていただきたいエリアがノースショアです。
ハレイワビーチは、ノースショアの入口付近に位置しており「玄関口」とも呼ばれています。
オアフ島のビーチは白い砂浜が中心ですが、ハレイワビーチはブラウンの砂浜が特徴的。
ワイキキのビーチに比べると人の数も少ないので、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。
<ハレイワビーチ>
住所:62-449 Kamehameha Hwy, Haleiwa, HI 96712
5. カネオヘ湾サンドバー
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オアフ島の北東部に位置し、カネオへ湾沖で潮の満ち引きにより現れる浅瀬をサンドバーと呼び、その美しさから「天国の海」と称されています。
エメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜のコントラストはまさに幻を見ているような景観です。
干潮時のわずかな時間しかサンドバーは現れることがなく、滅多にみることができませんが、一生忘れることのない景色になることは間違いありません。
<カネオヘ湾サンドバー>
住所:47-86 Kamehameha Hwy, Kaneohe, HI 96744
6. ハナウマ湾
海の透明度が非常に高く、ハワイ屈指の美しさであるハナウマ湾。
非常に有名なビーチですが、コロナパンデミック以降は事前の予約制となったため、人数制限されて穴場スポットと言えそうです。
ここハナウマ湾ではシュノーケリングが有名で、用具の貸出や現地スタッフによるレッスンなども行われています。
お子様連れの方も安心して利用することができるのも嬉しいポイント。
他のビーチと比較して管理が行き届いているので、ストレスフリーにビーチを楽しみたい方にはおすすめです。
<ハナウマ湾>
住所:7455 Kalanianaʻole Hwy, Honolulu, HI 96825
予約はこちら
大自然に浸れる穴場スポット
7. ホオマルヒア植物園
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ホオマルヒア植物園は、オアフ島の北東部に位置し400エーカー(約1.6平方km)の広大な敷地を有する自然公園です。
「ホオマルヒア」とはハワイ語で”平安と穏やかさ”という意味で、その名の通り木々に囲まれ緑が豊かなので心を穏やかにしてくれることでしょう。
無料で入場できるところが、家族連れにも嬉しいポイント。ハワイ・東南アジア・アフリカ・熱帯アメリカの植物観賞ができ、キャッチ&リリースの魚釣りも体験できますよ。
魚釣りができる湖周辺には、現地の人々に人気のピクニックエリアでもあります。ぜひお弁当を持って足を運んでみてください。
<ホオマルヒア植物園>
住所:45-680 Luluku Rd, Kaneohe, HI 96744
営業時間: 9:00-16:00
定休日:なし
8. クアロア牧場
オアフ島の北東に位置するのが「クアロア牧場」です。
古代ハワイアンの時代には、王族しか立ち入ることができなかった区域と言われています。
ハリウッド映画やテレビ番組のロケ地としてもしばしば使用され、オアフ島のパワースポットとしても知られています。
広大な自然を四輪バギーで駆け抜けたり、乗馬体験をしたり。有名な映画の撮影地を回るツアーなども行われています。
大自然の中でユニークな時間を過ごすことができるでしょう。
<クアロア牧場>
住所:49-560 Kamehameha Hwy, Kaneohe, HI 96744
開放時間:7:30-16:30
定休日:なし
kualoa.jp
9. ココヘッドクレータートレイル
王道のオアフ島観光に飽きてしまったら、標高368mの急勾配の山道を一直線に登る「ココヘッド・クレーター・トレイル」はいかがですか?
日本のトレッキングコースでは、なかなか体験することのできないルートです。
このトレイル名物「枕木の階段」は、普段運動をしていない方には、なかなかハードルが高いかもしれません。
それでも、登頂した際に見えるダイヤモンドヘッドやハナウマ湾を見渡す360度の景色は、言葉では表現できないほどの美しさです。
<ココヘッドクレータートレイル>
住所:7430 Kalanianaʻole Hwy, Honolulu, HI 96825
10. ハワイ プランテーションビレッジ
「ハワイ プランテーションビレッジ」は、サトウキビ農園の暮らしを展示した体験型ミュージアムです。かつてサトウキビ農園で働いていた日本、中国、韓国、フィリピンなど移民の歴史を知ることができます。
農園労働者の暮らしを忠実に再現し、床屋や公衆浴場など、当時の建築や様子を知ることができますよ。
移民の歴史を掘り下げた施設はハワイでも珍しく、私たち日本人とも密接に関わりのある内容です。
ハワイ旅行の際には、ぜひ足を運んでもらいたいスポットの一つです。
<ハワイ プランテーションビレッジ>
住所:94-695 Waipahu St Ext, Waipahu, HI 96797
営業時間:9:00-14:00
定休日:日曜日
www.hawaiiplantationvillage
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文化・歴史を感じる観光スポット
11. セントオーガスティンカトリック教会
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セントオーガスティンカトリック教会は、1854年に建てられた清楚な風情がるカトリック教会です。ハワイの結婚式場として、多くの日本人観光客に知られています。
ハワイで挙式はあげないから…と訪問を諦める方も少なくないのですが、一般でも見学が可能であることをご存知ですか?
一歩足を踏み入れると、そこには美しい青色のステンドグラスが壁や天井一面に広がっています。
ワイキキの喧騒を忘れてしまうほど、静寂した空間に包まれるでしょう。
高く設計された教会の天井を見上げれば、幻想的な空間で日常を忘れたひと時を過ごすこともできる場所です。
クリスマスの時期にはミサ(礼拝)を体験することができますよ。
日本とは一味違う、静かで穏やかなクリスマスを送ってみるのはいかかでしょうか?
<セントオーガスティン教会>
住所: 130 Ohua Ave, Honolulu, HI 96815
公式サイト:https://staugustinebythesea.com/
12. インターナショナルマーケットプレイス
2016年8月25日にリニューアルオープンしたインターナショナル・マーケット・プレイスは、およそ75軒のお店が立ち並ぶショッピングモールです。
モール内の中心には、樹齢100年を超えるバニヤンツリーと呼ばれるハワイ固有の菩提樹が3階まで吹き抜けでそびえ立っています。
吹き抜けの天井から溢れてくる木漏れ日は、足元のスペースを憩いの場に変えています。
またツリーハウスの中にはハワイの歴史を学べる展示など様々な施設が設けられています。
おすすめは、無料で楽しめるフラのショーです。時間は30分ほどですが男性が踊るフラショーやタヒチアンダンスといったユニークなショーは必見。
時期によって開催されている時間が異なるので足を運ぶ際には事前にチェックしてみてくださいね。
<インターナショナルマーケットプレイス>
住所:2330 Kalakaua Ave, Honolulu, Oahu, HI 96815
営業時間: 11:00-20:00
定休日: なし
公式サイト:http://ja.shopinternationalmarketplace.com/
13. 戦艦ミズーリー号記念館
戦艦ミズーリー号は、第二次世界大戦から湾岸戦争までの間活躍した戦艦です。
全長270mという大きな船体に、16インチ(約40センチ)の弾丸を放つ主砲を備えた大型の戦艦です。
実際に使われたさまざまな展示品を見学することができます。
また日本語を話すことができるガイドも常駐しているため、展示により深い学びを得ることができます。
<戦艦ミズーリー号記念館>
住所:63 Cowpens St, Honolulu, HI 96818
営業時間:8:00-16:00
休館日:元日・感謝祭・クリスマス
公式サイト:https://ussmissouri.org/jp/
14. 国立太平洋記念墓地
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国立太平洋記念墓地は、第一次、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争で戦士した、約35万人もの兵士が祀られた場所です。
真珠湾戦争で命を落とした人々の魂もこの地に眠っています。
天皇皇后両陛下が訪れたこともあり、日本との関わりが深い場所であるといえます。
墓地は小高い位置にあり、高台からはホノルルの景色を一望することができます。
<国立太平洋記念墓地>
住所:2177 Puowaina Dr, Honolulu, HI 96813
営業時間:8:00-18:00
公式サイト:www.cem.va.gov/cems/nchp/nmcp.asp
15. ホノルル美術館
ホノルル美術館はハワイ行政の中心地、ダウンタウンに位置しています。
ハワイの美術品だけでなく、ヨーロッパやアジアなど世界中の美術品を展示しています。
日本の伝統的美術品や、漫画の展覧会が行われることもしばしば。
入館料のみで参加できる日本語ガイドツアーもあるので、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか?
<ホノルル美術館>
住所:900 S. Beretania St., Honolulu
営業時間:10:00-18:00(木・日) / 10:00-21:00(金・土)
定休日:月~水曜
公式HP:honolulumuseum
ハワイの定番観光スポットも行ってみる価値あり
今回の記事ではいわゆる“穴場”とよばれるスポットを中心に紹介してきましたが、「有名だから」という理由で敬遠している観光名所はありませんか?
せっかくのハワイ旅行ですから、全く無視してしまうのはもったいないかもしれません。
ここでは、何度もハワイに行っていても意外と訪れていない定番スポットをいくつかご紹介します。
行きたい穴場スポットの近くにあれば、ぜひ合わせて訪れてみてください。
定番その1:アラモアナビーチ
ワイキキビーチと並んで有名なアラモアナビーチ。1kmも続く真っ白な砂浜が、日本ではない場所にいることを再確認させてくれます。
ウエディング姿の花嫁・花婿が写真撮影を行っている場面を見かけるかもしれません。それほど美しく、人気のスポットなんですね。
アラモアナビーチ駐車場の南側に大きく突き出したエリアがあります。ここは「マジックアイランド」と呼ばれる場所で、地元の方々を中心に憩いの場所となっています。
ここからは海の向こうにダイヤモンドヘッドを眺めることができて、昔から集合写真の撮影スポットとしても有名です。ハワイ旅行の記念撮影には、あえてこの定番スポットに立ち寄ってみては?
アラモアナビーチをはじめ、ハワイにあるビーチを厳選してご紹介しているのが以下の記事。
ハワイ旅行で絶対に外せないビーチから、全米ナンバーワンを獲得した経験を持つビーチまで、幅広くさまざまなビーチをご紹介しています。
ぜひ本記事と合わせてご覧ください。
定番その2:ワイケレプレミアムアウトレット
ショッピングのド定番、ワイケレ・プレミアム・アウトレット。ブランド品が常時25〜65%ほどの値引率で販売されている、お買い物では欠かせない観光スポットです。
また、オトクなシーズンやクーポンなど、知っているだけでより安くなる情報もいくつかあります。
以下の記事ではワイケレアウトレットについて詳しく紹介しています。
最も楽な交通手段や、クーポン情報など。当アロハスマイルでも人気の高い記事なので、ぜひご覧ください。
定番その3:ハワイアメリカ陸軍博物館
ハワイと日本は真珠湾戦争などもあって歴史的に深いつながりがあります。
当時の歴史を振り返ることのできるスポットは、ぜひ訪れたい場所の一つです。
「ハワイアメリカ陸軍博物館」はアメリカ軍の要塞をそのまま施設とした博物館です。入場料は無料。
入り口にはアメリカ軍の戦車と日本軍の戦車が並べて置かれ、戦力の違いを目の当たりにできます。
また、当時の軍で使われていた武器や資料の展示など、真珠湾戦争の様子を見学することができます。
日本から見た戦争の歴史と、米国からみた戦争の歴史はきっと異なると思います。多面的な視野を持つことで、今後の人生がより豊かになるのかもしれません。
ハワイを最大限楽しむならオプショナルツアーの事前予約は必須
ハワイ旅行が初めて!という方は、観光名所として名前は聞いたことがあるものの、どこが見どころなのか、そこでどんな楽しみ方がベストなのかなど迷ってしまうのでは。
せっかくのハワイ旅行なのに、そんな時間はもったいないですよね!
そんな時は、観光と体験が一度に味わえる、ハワイのアクティビティツアーに参加してみましょう!
ツアーは、日本国内から事前予約ができますよ。
以下の記事では今回紹介したものも含め、ハワイの中心オアフ島で絶対に外さない観光スポットで楽しめる「オプショナルツアー」をご紹介しています。
ハワイ在住の編集部員がおすすめできるツアー20選をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
まとめ
以上、ハワイの意外と知られていない穴場スポットをご紹介しました。
以下の記事では、穴場巡りの途中でお腹が空いてしまったら、ぜひ食べて欲しい現地のグルメ情報もまとめています。
また定番のハワイ旅行では満足できないという際には、以下の記事を参考にしてみてください。きっとあなたにピッタリの観光名所が見つかりますよ。
それでは、楽しく充実したハワイ旅を!
>次のページでは、オアフ島全体のおすすめスポット50選をご紹介します!<